夕刊:2019/11/25

香港区議会選挙結果を好感し日経平均株価続伸、原油も小幅上昇、金、銀、白金は、軟調。

為替

25日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。日本株などの堅調地合いで円売りが先行し、ドルは108円後半の高値圏で推移した。週明け25日の東京市場で、日経平均株価が前週末比200円超高となり円売りが先行。また、香港の区議会選で民主派圧勝を受けたハンセン指数の大幅高も円売りを支援。ドルは108円後半で小幅に値を上げた。また、上海総合指数や欧米株式先物もプラス圏で推移し、午後の取引も株価にらみの展開で円売りをやや誘発しやすい。ユーロ・円も円安推移。ドル・円同様にクロス円も株価動向をにらんで円売りが優勢。ユーロ円は120.07円まで水準を切り上げた。ユーロ・ドルは小動き継続。取引材料を欠く限られたレンジの推移が続いた。これまでの取引レンジ:ドル・円108.60円~108.87円、ユーロ・円119.67円~120.07円、ユーロ・ドル1.1013ドル~1.1034ドルで推移した。

株式(日経平均)

25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。前日比179円93銭(0.78%)高い2万3292円81銭で引けた。(高値2万3347円18銭-安値2万3255円39銭)TOPIX:1702.96 +11.62 0.69%高、マザーズ:894.36 +5.37 0.60%高。先週末の米国株の上昇より香港で24日投票が行われた区議会議員選挙で、民主派が圧勝する見通しとなったことが材料視された。民主派は区議選をデモの賛否を問う「住民投票」と位置づけられていたこともあり、民主派圧勝によってデモの鎮静化につながるとの期待が高まったことが好感された。日経平均は一時200円を超える上昇となったが、出来高も低水準であるため、日経平均の上昇ほど積極的な手口はあまりない。香港の区議会議員選挙では、デモ支持の民意が確認されたが、区議会は地域にかかわる政策を政府に提言する機関で実質的な権限は大きくないため、政府見解の撤廃など香港政府に影響力を行使できるかがポイントになるであろう。反応としては買戻しを誘発する格好となったが、さらに上値を買い上がるには材料が必要なところである。

貴金属

金先限帳入値5096円(前日比-15円)銀先限帳入値59.3円(前日比-0.5)白金先限帳入値3133円(前日比-30円)パラジウム先限帳入値5905円(前日比+91円):先週末のNY金先物相場は変わらず。朝方早い段階では上昇していたが、堅調な米経済指標や米中貿易協議を巡るトランプ氏の前向きな発言に反応し、逃避需要が後退した。東京金は、軟調推移。午前中は、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、円安やドル建て現物相場の押し目が買われたことが下支えになった。午後に入ると、円安が一服したが、ドル建て現物相場の底堅い値動きが下支えとなった。午前中の安値5097円で下げ一服となった。ドル高や米中の通商協議に対する楽観的な見方が圧迫要因になった。ただ香港の区議会議員選挙で民主派が圧勝した。また米中の通商協議で第2段階の合意の可能性が低いと伝えられ、下支え要因になった。一方、円相場は108円後半で円安に振れたが、午後に入ると、円安が一服した。銀は、NY安を受けて軟調となった。金は、15円安~18円安、銀は、0.5円安。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが続落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の軟調を受けて下げ一服となった。パラジウムは、NY高や円安を受けて堅調となった。プラチナは、28円安~34円安、パラジウムは、70円高~91円高。

石油

原油先限帳入値39650円(前日比+230円) ガソリン先限帳入値53050円(前日比+300円)灯油先限帳入値56620円(前日比+170円):昨夜のNY原油先物相場は、米中貿易協議の先行きに不透明感が広がる中、反落した。東京石油市場は総じて小幅高。ガソリン期近12月限を除き、買い先行。上げ幅は限定的ながら堅調な値動きを維持。出来高が低迷し、全体的に見送りムードが強い。米中貿易協議の進展期待からNY含油時間外取引が小高く推移を映す展開。日中取引開始後、東京原油先限は3万9410円に軟化する場面があったが、小幅安状態は数分で終了し、3万9500円台で小幅高。週末に行われた香港区議会選挙(地方議会選挙)は、中間集計の時点で民主派議席が7割を超え、圧勝。選挙前は政府寄りの親中派の議席が上回っていたが、逆転。政府批判派の民進党が圧勝し、今後も抗議活動が続く懸念がある。アジア株は落ち着いており、現時点で原油市場への影響はほとんどない。米中貿易協議の進展期待から、東京原油、石油製品とも午後も閑散商いのなか、小幅高で推移。原油は、20円高~330円高、ガソリンは、60円安~350円高、灯油は、170円高~690円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.6円(前日比+0.6円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間が上昇したことを受けて、買いが優勢となった。先限は189.8円まで上昇し、190円に接近する場面があった。ただ、その後は、伸び悩みをみせている。なお、本日、納会を迎える11月限は、小安く推移している。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。東京先限は、今日の取引で一時189.8円まで上昇し、190円に迫った。22日の取引では、190.4円まで上昇する場面があったが、すぐに切り返された。目先、節目の190円がポイントになってきそうだ。現状、190円前後での売り物が多いようだ。上海ゴムも、節目の1万3000元手前で伸び悩んでいる。東京ゴムが、190円台にしっかり乗せるには、上海ゴムの1万3000元乗せが必要のようだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23230円(前日比+140円)東京コーンは、総じて上昇。2番限以降が序盤から東京夜間取引で堅調に推移した流れを引き継いで買い先行。先限は2万3180円で買い支えられ、2万3200円水準で堅調に推移。シカゴ夜間取引は小動きでほとんど材料視されず。東京コーンはローカル色の強い商状を継続。日中取引は極めて狭いレンジでの取引を強いられている。2万3230円で引けたので、次の高値目標は、今月13日の高値2万3310円となる。


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