夕刊:2019/11/26

日経平均株価年初来高値更新、金、銀軟調、白金、パラジウム、原油堅調

為替

26日の東京外為市場でドル・円は上げ渋り。米中協議の進展期待で一時109円台を回復したが、円売りは続かず再び108円台に失速した。ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが先行し、109円付近に上昇。その後、米中両国首脳が貿易協議に関し電話会談したとの報道で円売りが強まり、ドルは一時109円21銭まで強含む場面もあった。ただ、電話協議での進展がなかったことがわかり、その後円売りは抑制。また、上海総合指数の反落も円売りの後退を支援した。ユーロ・円も上昇一服。ドル・円と同様にクロス円も上昇後に頭打ち。ユーロ・円は120.25円を上値に119.98円と、120円割れまで水準を切り下げた。ユーロ・ドルは横ばい。ユーロ・円がドル円と並行して上下するなか、ユーロ・ドルは限られたレンジにとどまって推移した。これまでの取引レンジ:ドル・円108.92円~109.21円、ユーロ・円119.95円~120.25円、ユーロ・ドル1.1007ドル~1.1016ドルで推移した。

株式(日経平均)

26日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。前日比80円51銭(0.35%)高い2万3373円32銭で引けた。(高値2万3608円06銭-安値2万3350円10銭)TOPIX:1705.71 +2.75 0.16%高、マザーズ:905.19 +10.83 1.21%高。昨夜の米株式市場は、主要3指数がいずれも終値での史上最高値を更新。米中通商協議を巡り第1段階合意が近いとの期待が高まったほか、複数の買収合意が市場心理を支えた。こうした市場環境を好感し日経平均は、前日比158円高で寄り付いた。米中の第一段階の合意に向けた課題の対話を維持することで合意したことが報じられると一時23608.06円(315.25円高)まで上昇し年初来高値を更新した。個別株の動向を見ても、投資判断や目標株価の引き上げが相次いでいる値がさの半導体関連株、電子部品株が買われ、相場のけん引役となっている。ただし、高値更新後にあっさり下押ししたところをみると買戻し中心の踏み上げ相場の特徴も色濃く出ている値動き。

貴金属

金先限帳入値5092円(前日比-4円)銀先限帳入値59.3円(前日比0.0)白金先限帳入値3159円(前日比+26円)パラジウム先限帳入値5982円(前日比+77円):昨夜のNY金先物相場は米中貿易協議の進展期待を背景としたリスク選好の流れに押され、下落した。東京金は、安値もみ合い。午前中は、NY安を受けて売り優勢で始まったのち、円小幅安とドル建て現物相場の軟調を受け、もみ合いとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服と円安一服を受け、小動きが続いた。先限は前日比11円安の5085円で下げ一服となった。米中の通商協議に対する期待感が圧迫要因になったが、アジア市場では期待感が後退し、下げ一服となった。一方、円相場は109円台前半で円安が一服した。米中貿易協議一部合意は、金の下押し圧力になり結果がでるまでは下値模索が継続される可能性がある。銀もNY安を受けて軟調となった。金は、3円安~5円安、銀は、0.3円安~0.0円。プラチナ系貴金属(PGA)は、上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて下げ堅調となった。パラジウムは、NY高や円安を受けて堅調となった。プラチナは、20円高~30円高、パラジウムは、70円高~345円高。

石油

原油先限帳入値39700円(前日比+50円) ガソリン先限帳入値53120円(前日比+70円)灯油先限帳入値56980円(前日比0円):昨夜のNY原油先物相場は、米中貿易協議の進展期待から小反発。東京石油市場は総じて買いが優勢。反発した海外原油の上値は伸びなかったが、東京時間帯に入っても海外市場からの円安が継続しており、国内石油市場を押し上げている。中国国営の新華社通信が「米中両国は懸案となっている中核的な問題について電話で協議し、関連する問題を解決することで意見が一致した」と報じている。円相場は109.20円付近まで円安推移。時間外取引でNY原油は小動き。日中取引開始後、東京原油先限は3万9870円まで強含み、夜間取引までの高値を上回った。東京ガソリン2020年6月限は5万2930円で発会した後、5万2800円まで水準を切り下げた。ただ、下値は広がっていない。中国国営の新華社通信が「米中両国は懸案となっている中核的な問題について電話で協議し、関連する問題を解決することで意見が一致した」と報じた。第1段階の通商合意に向けて協議を続けるという。原油は、100円安~50円高、ガソリンは、40円高~130円高、灯油は、0円~110円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値185.0円(前日比-2.6円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、小反落。寄り付きでは、最近の強地合いを継続し、買い優勢となった。だが、買い一巡後は、上海ゴムが小緩んでいることなどから、売り物がちの展開となっている。新甫2020年5月限は、192.0円で発会した。TSR20は、12月限が下落、5月限は動意に欠ける展開となっている。新甫2020年5月限は、192.0円で発会し、一時192.5円まで上昇したものの、その後はじり安帖となり、189.5円付近まで水準を引き下げている。190円超では戻り売り圧力が強い。上海ゴムの中心限月1月限も軟調に推移している。節目の1万3000元目前で地合いを緩めており、このまま調整場面となれば、東京ゴムも10月上旬からの一本調子の上昇の反動から、利食い売りを中心に調整場面となりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23250円(前日比+20円)東京コーンは、期先が続伸。シカゴ高、109円水準まで円安が進行、強気のテクニカル要因から堅調に推移。先限は2万3370円まで上昇。シカゴ夜間取引の反落が上値圧迫要因だが、堅調な値動きに変わりなし。7月限は100円高で推移後、軟化し、70円安。東京コーンはローカル色の強い商状を継続。先限は当面の高値目標とみていた今月13日の高値2万3310円超えたが上値が重く日中取引では、2万3200円台となった。ここまで日足は5日連続の陽線状態となり、まだ戻り天井をつけた感じはない。


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