夕刊:2019/11/29

米感謝祭でNY休場で日本市場も閑散小動き、日経平均株価続落、金、原油小幅高。

為替

29日の東京外国為替市場で、ドル・円は限定的なレンジで振幅。東京仲値付近に109.60円まで上昇後、109.45円へ反落した。日経平均株価の堅調スタートや昨日の下げ幅が限られたことで上昇が先行したが、香港・上海株が弱く始まると、日経平均もマイナス転でドル・円はじり安に。しかし、その後はいったんNY終値付近へ戻した。結局、米感謝祭だった昨日の北米タイム午後のもみ合いレンジを挟んだ限られた上下。本日はブラックフライデー、週明けにサイバーマンデーと、米感謝祭関連の日程に合わせて休暇中の海外市場参加者が多く、東京タイムも手控え感が強い。ユーロ・円も動意が落ち着いた。ドル・円につれ高で10時前に18日以来の高値120.66円をつけた反動で120.52円前後へ下押したものの、いったん本日のレンジ中程へ戻した。ユーロ・ドルは小動き。昨日の北米タイムに下押したレンジの中程に戻したところで、本日欧州タイムの指標発表待ちの様相を強めている。これまでの参考レンジ:ドル・円:109.45円-109.60円、ユーロ・ドル:1.1008ドル-1.1013ドル、ユーロ・円:120.50円-120.66円

株式(日経平均)

29日の東京株式市場で日経平均株価は続落。前日比115円23銭(0.49%)安い2万3293円91銭で引けた。(高値2万3498円77銭-安値2万3273円37銭)TOPIX:1699.36 -8.70 0.51%安、マザーズ:915.14 +1.62 0.18%高。前日の米国市場は感謝祭で休場。ドル・円は、109.50円台後半と円安基調に弱含んだ為替を材料に日経平均は反発して始まった。ただ、その後再び109円台前半に戻したことから下げに転じ、結局、日経平均は前日比マイナス圏での推移となった。中国外務省の耿爽副報道局長は28日、米国で香港の人権や自治、民主主義を支援する「香港人権・民主主義法」が成立したことに対し「中国は強力な措置を取り、断固として報復するだろう」と言明した。楽玉成外務次官は米国のブランスタド駐中国大使を呼び出し「強烈な抗議」を伝達。米中対立の激化は必至で、貿易協議の先行きは不透明になった。耿氏は28日の定例記者会見で、米国が同法を実行に移せば米中貿易協議を含む「重要分野の協力」に影響が出ることを示唆した。週末でもあり、中国の報復措置が未定の中、利益確定が先行した動きとなった。

貴金属

金先限帳入値5127円(前日比+8円)銀先限帳入値59.8円(前日比-0.1)白金先限帳入値3160円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値6138円(前日比+74円):東京金は、小幅高。銀は、閑散。午前中は、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、ユーロの押し目が買われたことを受け、まちまちとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて小幅高となった。午前中の安値5116円から上昇した。米国で香港人権法案が成立したことに対し、中国が報復措置として、香港人権法案の起草者を入国禁止者リストに加えることを検討していると伝えられた。株安に振れ、金は地合いを引き締めた。銀は、日中ほとんどの時間出来ず。午後に入り9枚だけ出来。金は、6円高~9円高、銀は、-0.1円安。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが総じて小幅高。プラチナは、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、金の下げ一服を受けて値を戻しまちまちの展開。パラジウムは、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。プラチナは、4円安~8円高、パラジウムは、50円高~162円高。

石油

原油先限帳入値40350円(前日比+300円) ガソリン先限帳入値53540円(前日比+260円)灯油先限帳入値56550円(前日比+270円):東京石油市場は堅調。28日のニューヨーク市場は感謝祭で休場だったが、ブレント原油がしっかりと推移したことが国内市場を押し上げている。米国で香港人権法案が成立したことが米中通商協議の障害になることが警戒されているものの、市場参加者は限定的で動意にはつながっていない。今晩のニューヨーク市場は感謝祭明けで短縮取引となる。円相場は109円半ばで推移し、足元では円買いがやや優勢。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。日中取引開始後、東京原油先限は4万0430円まで水準を切り上げたが、上値は伸びず。夜間取引までの値幅を維持している。本日は10月のユーロ圏雇用統計が発表される。今のところ失業率は低水準を維持しているが低下は一巡しており、上振れする兆候がある。米中通商協議の長期化を受けて世界経済は減速しており、雇用が悪化するようだと景気見通しは一段と弱含む。原油は、10円高~320円高、ガソリンは、220円高~330円高、灯油は、230円高~330円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.0円(前日比-1.3円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、軒並み安。上海夜間安を背景に、売りが先行して寄り付くと、その後も売り物がちの展開となっている。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。10月からほぼ一本調子で上昇を続けてきたゴム相場だが、190円台の売り圧力の強さから、調整安場面に入りつつある。21日に190円台に入り、昨日まで、190円台の値固めを試したが、終値ベースで同水準に乗せることは出来なかった。今日は、185.7円まで値を削る場面があった。テクニカル的には、今回の上昇では、12日線が支持になっており、現在、同線が185円台に位置している。目先、185円の攻防が大きなポイントになりそうだ。同水準を下抜きくと、180円まで支持らしい支持は見当たらない。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23160円(前日比+120円)東京コーンは、期先3本が上昇。期近3月限が220円安まで軟化しているが、期先への影響はほとんどない。先限は2万3040円で買い支えられ、マイナスサイドに沈むことなく、概ね小幅高。東京コーンはローカル色の強い商状を継続。先限は2万3000円が支持線として意識され、買い戻しが優勢か。取組高はほぼ横バイ状態。当業者が売り越し幅を縮小、投資家が買い越し幅を拡大の動きを継続。


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