夕刊:2019/12/02

米ブラックフライデー売上高好調と中国PMIを好感して日経平均大幅反発、金、白金堅調、原油大幅下落

為替

2日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。株高を受けたリスク選好的な円売りで、ドルは109円70銭付近に浮上した。ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に円売りが進み上昇基調に。また、上海総合指数やハンセン指数もプラス圏推移で、リスク選好の円売りを支援。ユーロ・円や豪ドル・円などクロス円がドルを押し上げた。ドルはその後も高値圏を維持。また、中国株や米株式先物もプラス圏で推移し、今晩の株高を先取りしたドル買いも観測される。これまでの取引レンジ:ドル・円109.49円~109.73円、ユーロ・円120.59円~120.93円、ユーロ・ドル1.1015ドル~1.1030ドルで推移した。

株式(日経平均)

2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発。前日比235円59銭(1.01%)高い2万3529円50銭で引けた。(高値2万3562円05銭-安値2万3378円40銭)TOPIX:1714.49 +15.13 0.89%高、マザーズ:911.51 -3.63 0.18%安。週末の米国市場では、NYダウが112ドル安だったが、今年のブラックフライデーはオンラインでの売上高が74億ドル(約8100億円)に達する見通しと伝えられるなど、米年末商戦の出足が好調となったことが米国景気の安心感につながった。また、中国の11月製造業PMIは市場予想に反し、景況拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回ったことが材料視された。また、ドル・円も109円台後半と円安に推移したことも株式市場に好感された。日経平均は寄り付き後速い段階で23500円を回復すると、その後は高値圏での底堅い値動きが続いた。需給状況が良好な銘柄には、買い戻しの流れが強まりファーストリティリングやファナックが堅調。日経平均先物は、12月13日のSQまでは買戻し圧力が強まりやすい展開。

貴金属

金先限帳入値5134円(前日比+7円)銀先限帳入値59.7円(前日比-0.1)白金先限帳入値3168円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値6164円(前日比+26円):東京金は、小幅高。銀は、小幅安。週末のNY金現物相場は上昇。市場は米中貿易協議の新たな展開待ちとなっている。トランプ米大統領が香港人権法案に署名し、同法が成立したことを受けて、中国は報復措置を取ると表明した。月間ベースでは、2018年6月以来の下げ幅となった。週明けの東京金は、上げ一服。午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服と円安を受け、もみ合いとなった。午後に入ると、円安が一服するなか、ドル建て現物相場の軟調を受けて上げ一服となった。先限は前日比16円高の5143円で上げ一服となった。米中の通商協議に対する懸念が支援要因となったが、週明けは11月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が50台を回復し、株高に振れたことが上値を抑える要因になった。一方、円相場は109円台後半の円安に振れたが、午後に入ると、円安が一服した。銀は、NY高や円安を受けて小幅安となった。金は、7円高~12円高、銀は、0.3円安~0.1円安。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて続伸。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことや円安を受けて堅調となった。パラジウムは、まちまちで始まったのち、円安などを受けて地合を引き締めた。プラチナは、8円高~22円高、パラジウムは、26円高~64円高。

石油

原油先限帳入値39210円(前日比-1140円) ガソリン先限帳入値52460円(前日比-1080円)灯油先限帳入値55400円(前日比-1150円):東京石油市場は堅調。週末のNY市場は、下落。米国産標準油種WTI先物は、貿易をめぐる新たな緊張や過去最高を記録した米産油量が悪材料となり、4%超下げた。東京石油市場は、海外市場の流れから大幅安。大半の限月の下げ幅が4桁超となっている。米中通商協議の停滞懸念や、石油輸出国機構(OPEC)の減産規模据え置き観測が重しとなっている。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、中国は米国に対して関税の撤回を引き続き要求していると伝えている。ただ、週明けの時間外取引でNY原油が上昇していることや円安が国内市場を下支え。円相場は109円後半で推移。東京原油2020年5月限は3万8650円で発会した後、3万8960円まで水準を切り上げた。先週末、イラクのガドバン石油相は石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国は協調減産の強化を検討すると発言した。現行の日量120万バレルに40万バレル追加することが協議されるという。総会は今週5~6日に行われる。原油は、1060円安~1140円安、ガソリンは、910円安~1080円安、灯油は、800円安~1220円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値189.3円(前日比+2.3円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、まちまち。円安や日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めていることを好感し、買いが先行する展開となったが午後に入り上値が重くなり期近、期中がマイナス圏へ。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。東京RSS先限は、依然として190円をめぐる攻防が続いている。190円台での値固めに失敗し、29日に取引で185.2円まで軟化した。だが、今日は日中取引の上海ゴムが上昇したことなどから、一時192.1円まで急伸する場面があった。190円超では戻り売り圧力が強いようで引けにかけて190円を割れた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23500円(前日比+340円)東京コーンは、期近1月限以外の5本が上昇。期先11月限は2万3450円まで上昇した後に上げ幅を縮小したものの、再び値位置を切り上げ2万3500円に達し、3けた高を維持。1月当限は1420円安まで暴落しているが、やや下落幅を縮小させ期先への影響はない。期近以外の限月の地合いの強さを窺わせる足取りを展開している。東京コーンは引き続きローカル色の強さを窺わせながらも、前週末にシカゴが大幅に上昇したことを反映する買いの手が見られて商いは膨らんでいる。先限は2万3300円が支持線として意識されており、引き続き買い戻しが優勢か。


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