夕刊:2019/12/03

日経平均は軟調。東商金は方向感なく前場の上げ幅削る。6日の雇用統計待ちか。原油も横ばい。

為替

3日の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。米中貿易協議の行方に不安が再燃したが、国内勢の押し目買いでドルは109円台に戻した。ドル・円は、米国での香港人権法案成立が米中貿易協議の進展を妨げているとの報道を受け、協議の先行きに不安が再燃。前日海外市場での円買いの流れを受け継ぎ、ドルはアジア市場で一時108円90銭台に弱含んだ。ただ、米式先物はプラス圏で推移しており、今晩の株価反発を期待したドル買いも観測され、109.20円台まで強含み。ユーロ円もじり高。ドル円と同様にクロス円もじり高の展開となり、一時120.88円まで強含んだ。これまでの取引レンジ:ドル・円108.95円~109.21円、ユーロ・円120.70円~120.96円、ユーロ・ドル1.1072ドル~1.1090ドルで推移した。

株式(日経平均)

3日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日比149円69銭安い2万3379円81銭で引けた。(高値2万3388円18銭-安値2万3186円84銭):昨夜の米国株式相場は下落。11月ISM製造業景況指数が前月に引き続き節目となる50を割り込み、製造業の不振が示され、売りが先行。中国が米国での香港人権・民主主義法案の成立を受け、報復措置を実施したほか、トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンに対する鉄鋼・アルミニウム関税措置を復活させる意向を示し、貿易摩擦への投資家心理の悪化から終日下落となった。日経平均もこうした流れを嫌気して298円安から始まった。朝方には一時23186.84円(342.66円安)まで下落。その後押し目買いが入り下げ渋ったが、アジア株も総じて軟調とあって戻りも一服となった。チャートを見ると、23248円に位置する25日移動平均線水準での底堅さが改めて確認される展開となっている。また、今月15日に予定される米国の対中制裁関税「第4弾」発動を前に双方のけん制が目立ってきているが、自国の景気減速を回避するため何らかの通商合意に至るとの期待は市場で根強い。日経平均先物も来週木曜日が最終取引日となる。限月の最終局面は、理屈で説明しづらい値動きもよくある時期。下値硬直性が非常に高い展開となるであろう。

貴金属

金先限帳入値5119円(前日比-15円)銀先限帳入値59.7円(前日比-0.0円)白金先限帳入値3151円(前日比-17円) パラジウム先限帳入値6152円(前日比-12円)週明け2日のNY商品取引所の金塊先物相場は、中国経済指標の改善を受けて、安全資産とされる金の需要が後退し、反落した。東京金も軟調推移。午前中は、円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の戻りが売られたが、円高一服が下支えになった。午後に入ると、円高一服を受けて底堅く推移した。先限は前日比14円安の5120円近辺で推移。5116円で下げ一服となった。弱い米ISM製造業景況指数を受け、リスク回避の円高となった。ただ東京市場で円相場は109円台前半で円高が一服した。一方、ドル建て現物相場は下げ一服となったが、戻りは売られた。銀は、円高を受けてまちまちとなった。金は、15円安~18円安、銀は、0.3円安~0.1円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて反落。プラチナは、円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服が下支えとなったが、ドル建て現物相場の戻りを売られた。パラジウムは、ドル建て現物相場の上げ一服や円高を受けて軟調となった。

石油

原油先限帳入値38600円(前日比-240円) ガソリン先限帳入値52270円(前日比-190円)灯油先限帳入値55220円(前日比-180円)週明け2日のNY商業取引所の原油先物相場は、需給均衡化への期待が膨らみ、3営業日ぶりに反発した。東京石油市場は下落。昨夜の海外市場は反発したものの、米中通商協議に対する警戒感や米ISM製造業景気指数が弱かったことが重しとなり、海外原油が高値から押し戻されて引けたことで、国内市場では売りが優勢となっている。円相場が109円ちょうど付近で円高推移していることも重しとなった。ただ、時間外取引でNY原油はしっかり。日中取引開始後、東京原油先限は3万8660円まで下げ幅を縮めた。ただ、上値は抑えられており、マイナス圏にとどまっている。米CNBCが伝えた関係筋の発言によると、今週の石油輸出国機構(OPEC)総会でサウジアラビアはポジティブ・サプライズを望んでいるという。サウジアラムコの新規株式公開を控えて、原油相場は不十分であるとの見方がある。ただ、匿名の発言は続いているが、サウジのアブドルアジズ・エネルギー相の発言は伝わっていない。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値189.0円(前日比-0.3円)ゴムTSR先限帳入値149.1円(前日比+0.0円東京ゴムRSS3号は、堅調。円高を背景に売りが優勢で寄り付いた。ただ、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、総じて買い優勢となっている。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。東京RSS先限は、依然として190円をめぐる攻防が続いている。今日の取引では、一時190.0ちょうどまで上昇したが、同水準では上値が重くなっている。ただ、下値も限られており、これまでの上昇を日柄で調整している可能性もある。産地相場がしっかりしていることもあり、185円を割らなければ、目先、195円を試す展開となりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23820円(前日比+320円)東京コーンは、総じて上昇。先限の11月限は2万3600円で買い支えられた後に2万3750円まで浮上しており3けたの上げ幅を維持。東京コーンは売り修正が続く中、先限は2万3600円を下値支持線として意識しながらの推移となっている。取組高は減少傾向で買い戻し主体の中での上伸場面とみられるだけに、上げ余地は限定的か。


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