夕刊:2019/12/06

米雇用統計前で様子見姿勢強まり日経平均小幅続伸、金、銀、白金軟調。原油は、しっかり。

為替

6日の東京外為市場でドル・円は小動き。日本株高を受けた円売りでドルは底堅いが、今晩の米雇用統計発表を前に積極的な売り買いは手控えられた。前日の米株高を背景に日経平均株価や上海総合指数、ハンセン指数などアジアの主要株価指数がプラスで推移し、株高を好感した円売りが先行。ドル・円は108円後半で狭いレンジながら小幅に値を上げた。日経平均先物は上げ幅をやや縮小するものの、プラス圏の維持で日本株高継続を期待した円売りが続く。また、米株式先物も堅調地合いを維持しており、ドル売りを抑制しているもよう。ユーロ・円は小動き。東京の値幅は14銭と狭く、動意が乏しい。なお、NZドル円はやや強含み。バスカンドNZ準備銀行(RBNZ)副総裁が国内景気見通しに楽観的な見解を示したことを受けて一時71.28円まで小幅に上げた。これまでの取引レンジ:ドル・円108.67円~108.78円、ユーロ・円120.66円~120.80円、ユーロ・ドル1.1103ドル~1.1109ドルで推移した。

株式(日経平均)

6日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸。前日比54円31銭(0.23%)高い2万3354円40銭で引けた。(高値2万3412円48銭-安値2万3338円40銭)TOPIX:1713.36 +1.95 0.11%高、マザーズ:911.09 -8.72 0.97%高:5日の米株式市場でNYダウは続伸し、28ドル高となった。日経平均はこうした流れを引き継いで47円高と小高く寄り付いた。米中協議の進展や政府による経済対策への期待を背景に一時23412.48円(112.39円高)まで上昇。ただ、一段と上値を追う動きは乏しく、買いが一巡すると伸び悩んだ。米中協議の行方に不透明感が残るうえ、今晩、米11月雇用統計の発表が予定されている。雇用統計の参考指標とされる4日発表の11月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想の半分以下にとどまった。このため「雇用統計でも想定を大幅に下回る数字が出るリスクが警戒されている。11月第4週の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は、3642億円の買い越しとなった。買い越しは8週連続。個人は2248億円の売り越し、信託銀行は168億円の売り越しだった。海外投資家の買い越し基調は、12月中旬ごろまで継続することが予想される。再来週からは、クリスマス休暇に入る欧米の投資家が多い。

貴金属

金先限帳入値5139円(前日比-20円)銀先限帳入値59.3円(前日比0)白金先限帳入値3144円(前日比-14円)パラジウム先限帳入値6193円(前日比-9円):昨日のNY商品取引所の金先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感に支えられ、反発した。米国が中国からの輸入品ほぼ全てに課税対象を広げる制裁関税第4弾の全面的な発動を15日に予定しており、両国の貿易協議の先行きに不透明感が広がっていることも、安全資産とされる金の支援材料だった。東京金は、軟調。午前中は、ドル建て現物相場の下落と円小幅高を受けて売り優勢で始まったのち、円高一服が下支えとなった。午後に入ると、再び円高に振れたことを受けて再び軟調となった。先限は前日比14円安の5145円近辺で推移。5151円で戻りを売られた。米中の通商協議に対する不透明感が下支え要因だが、株高に上値を抑えられた。一方、円相場は108円台後半で円高に振れた。銀は、NY安と円小幅高を受けてまちまちとなった。金は、13円安~20円安、銀は、0円~0.1円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが続落。プラチナは、NY安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服が下支えになった。パラジウムは、プラチナに連れ安となった。プラチナは、4円安~14円安、パラジウムは、9円安~1円高。

石油

原油先限帳入値39640円(前日比+210円) ガソリン先限帳入値53470円(前日比+160円)灯油先限帳入値56290円(前日比+90円):5日のNY商業取引所の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産拡大への期待を背景に買いが先行したものの、売り戻され、横ばいとなった。東京石油市場は総じてしっかり。石油輸出国機構(OPEC)総会後の変動は限定的だが、日量50万バレルの追加減産がOPECプラスの総会で批准されるなら表面的には減産が強化されることから、国内市場は買いが優勢となっている。OPECプラスの総会後に次の会合の日程や減産期間、各国の減産割当などが正式に発表される見通し。日中取引開始後、東京原油先限は3万9500~800円付近で推移。夜間取引の終値水準から目立った変動はない。今晩は米雇用統計が発表される。米企業景況感が悪化しているなかでも米国の雇用は堅調だが、雇用や賃金の伸びはピークアウトしている。石油市場の焦点はOPECプラスの総会だが、石油需要を占う米雇用統計にも目を向けなければならない。原油は、70円高~210円高、ガソリンは、40円高~250円高、灯油は、80円安~140円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値197.0円(前日比-1.0円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、3月限以外反落。序盤は、上海高などを背景に買いが先行する展開となった。先限は、199.7円まで一時上昇し、6月24日以来の高値を付けた。TSR20は、動意に欠ける展開となった。東京RSS先限は、寄り付き後、まもなく199.7円まで上昇し、大節の200円に迫ったが同水準では、切り返された。昨日の急伸だが、上海ゴムが午前の取引の終了時間にかけて、急速に地合いを引き締めたことから、東京もこれに追随し逆差しの買いを誘って、急騰した。東京RSSの投資家売り越し枚数が8カ月半ぶりの大幅売り越し枚数となり、投資家ポジションが売り越しに転じてから東京ゴムRSS3が上昇基調を強めたので、ここにきて「投資家による手仕舞いの買い戻し」が本格化し始めたようです。更に主要ゴム生産国における真菌性被害の影響により、2019年には世界の天然ゴム生産量は減少することが予想されています。真菌病に対する効果的な生産制御により、2020年には世界の天然ゴムの生産がさらに削減されるとの見方も出ている。また、上海ゴムの中心限月が5月限に移行したことで、そろそろウィンタリング(落葉期=減産期)を意識した取引も増えてきており、買いが入りやすい環境とみられる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23160円(前日比-370円):東京コーンは、下落。前日のシカゴ小幅安から買いが見送られるなか、先限が序盤の取引で2万3500円割れとなると、下げ足が加速した。先限は2万3140円まで下落し、期先9月限は2万3310円まで下落。先限につれ安。期先9月限と先限の下げが目立つ。東京コーンは先限から軟化。目新しい売り材料が出た訳ではなく、テクニカル主導の下落。先限が2万3500円割れとなったことで、投資家からの手じまい売りが下げを主導か。14日間の相対力指数(RSI)が47台に低下、一目均衡表の雲を下抜くなど、複数のテクニカル指標が弱気相場への転換を示唆。


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