夕刊:2019/12/09

先週末の米雇用統計を受け日経平均株価反発一時」23500円台、金、銀、白金は、下落。原油は、堅調。

為替

9日の東京外為市場でドル・円は小動き。今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見ムードが広がり、狭いレンジ内で推移した。前週末に発表された米雇用統計が堅調な内容となり、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は遠きドル売りは後退。週明けアジア市場でドル・円は日経平均株価の堅調地合いを背景とした円売りで、小幅に上昇した。ただ、引き続き重要イベントの内容を見極める展開で、目先も売り買いともに仕掛けづらい展開となりそうだ。小幅なレンジ内でのもみあい相場。円は対ユーロで反発した。対ドルで円が買われた一方でユーロは売られ、円買い・ユーロ売りにつながった。ユーロは対ドルで反落した。米雇用統計を受けて、対ユーロではドル買いが優勢だった。これまでの取引レンジ:ドル・円108.54円~108.66円、ユーロ・円120.00円~120.18円、ユーロ・ドル1.1053ドル~1.1061ドルで推移した。

株式(日経平均)

9日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。前日比76円30銭(0.33%)高い2万3430円70銭で引けた。(高値2万3544円31銭-安値2万3360円01銭)TOPIX:1722.07 +8.71 0.51%高、マザーズ:905.87 -5.22 0.57%安:先週末の雇用統計を受けた米国株高の流れを受け23500円台を回復して始まった日経平均だったが、寄り付きの23544.31円を高値に上げ幅を縮め、前場半ばには23360.01円まで上げ幅を縮める局面もみられた。その後は、23400円台を中心に方向感の出にくい展開となった。英国では、12日に総選挙があり離脱推進派が勝利するかどうかが予測困難。15日の対中関税発動の行方もわからない状況では、新たに参加しづらい環境である。13日のメジャーSQに向けては、水曜日をピークにポジション整理が加速する日柄。なかなか下押ししづらい相場となるであろう。

貴金属

金先限帳入値5091円(前日比-48円)銀先限帳入値58.0円(前日比-1.3円)白金先限帳入値3127円(前日比-17円)パラジウム先限帳入値6206円(前日比+13円):週末のNY商品取引所の金先物相場は、堅調な米雇用統計の発表をきっかけに手じまい売りが誘われ、反落した。この統計発表を受け、横ばい圏で推移していた金塊相場は大きく下落。景気を支える雇用情勢の堅調さが確認できたとして米株価が上昇し、ドルが主要通貨に対して買われる中、安全資産とされる金塊は手じまい売りに圧迫された。東京金は、戻りを売られ大幅に下落。午前中は、NY安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。先限は前日比49円安の5090円前後で推移。5097円で戻りを売られた。好調な米雇用統計が圧迫要因になった。時間外取引で米株価が下落し、下支えになったが、戻りは売られた。一方、円相場は108円台後半で推移した。銀もNY安を受けて売り優勢となった。金は、53円安~48円安、銀は、1.4円安~1.3円安。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが続落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、金の下げ一服が下支えになったが、戻りは売られた。パラジウムは、NY高を受けて上場来高値を更新した。プラチナは、28円安~17円安、パラジウムは、1円安~13円高。

石油

原油先限帳入値39970円(前日比+330円) ガソリン先限帳入値53990円(前日比+520円)灯油先限帳入値56800円(前日比+510円):週末のNY商業取引所の原油先物相場は、石油輸出国機構(OPEC)の協調減産規模の拡大を好感して上伸した。東京石油市場は堅調。先週末に発表された11月の米雇用統計が強気の内容だったほか、石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量50万バレル追加で減産することで合意したことが相場を押し上げている。ただ、週明けのNY時間外取引は重く、国内市場の上値は伸びない。円相場は108円半ばで推移し、先週末とほぼ変わらず。日中取引開始後、東京原油先限は3万9940円まで上げ幅をやや削った。先月から4万円の節目を上回る水準は抵抗感が強い。今週の焦点は、15日に予定されている対中関税の強化を米国が見送るかどうかである。香港や新疆ウイグル自治区の人権問題で両国の対立が煽られているなかで関税強化となれば、通商協議の不透明感が強まりそうだ。米政府の発表を待ちたい。原油は、340円高~510円高、ガソリンは、430円高~550円高、灯油は、450円高~570円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値197.3円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、期近主導で軒並み上昇。産地相場が上昇してきたことから、期近を中心に上昇している。ただ、上海ゴムが上げ一服となっていることから、期先の上げは限られている。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。今回のゴム相場の上昇場面では、期先主導で買われ、当先の順ザヤが20円超まで拡大している。ただ、今日の上昇をみると、産地タイの上昇などを好感し、期近の上げが目立っている。当先の順ザヤが23円超まで拡大したこともあろうが、今後、期近が地合いを引き締めるようだと、期先も一段高となりそうだ。期先の200円台も現実味を帯びてくる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23360円(前日比+200円):東京コーンは、反発。先限が序盤から買い優勢となり、他限月も追随し、堅調に推移している。先限は夜間取引で2万3340円まで上昇。日中取引は2万3370円で頭打ちとなったが、引け前にかけて2万3370円まで上げ幅を戻した。週明けのシカゴ夜間取引が強含みで推移しているため、戻り売りは手控えられ、期中から期先の4本ともプラスサイドを維持。東京コーンは先限から6日に2万3500円割れから2万3000円まで急落。500円超の下落まで売り込まれる材料は見当たらず、テクニカル主導の下落だった。今日の反発で先限は2万3000円が当面の安値と確認。2万3500円台回復には、シカゴコーン期近3月限が380セント台を回復が待たれる。


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