夕刊:2019/12/17

米株価指数過去最高値更新したのを受け日経平均年初来高値を更新、金、原油も堅調

為替

17日の東京外国為替市場でドル・円はもみ合い。10時前に109.49円まで下落する場面があったが、売り一巡後は109.50円台でのもみ合いに転じた。ユーロ・ドルは底堅い。ユーロ・豪ドルなど一部ユーロクロスの上昇につれて、1.1145ドル付近まで下値を切り上げた。なお、豪ドル米ドルは弱含み。豪準備銀行(RBA)議事要旨を受けて、一部市場では来年2月4日に行われる理事会での利下げを予測する声も出ており、一時0.6861米ドルまで値を下げた。ユーロ・円は、しっかり。10時前に121.94円まで下落したものの、その後はドル円と同様に下げ渋った。株高などを背景にした買いが進み、朝方につけた高値の122.19円に迫る水準まで値を上げた。これまでの参考レンジ:ドル・円:109.49円-109.63円、ユーロ・ドル:1.1134ドル-1.1156ドル、ユーロ・円:121.94円-122.19円

株式(日経平均)

17日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前日比113円77銭(0.47%)高い2万4066円12銭で引けた。(高値2万4091円12銭-安値2万3996円51銭)TOPIX:1747.20 +10.33 0.59%高、マザーズ:880.02 +6.93 0.79%高:16日の米株式市場でNYダウは100ドル高と4日続伸し、S&P500指数やナスダック総合指数とともに過去最高値を更新した。日経平均はこうした流れを引き継いで138.77円高の24091.12円から始まり、取引時間中の年初来高値を更新。ただ、利益確定の売りが出て寄り付きを高値に上げ幅を縮めると、24000円近辺でもみ合う展開となった。米ニューヨーク連邦準備銀行が16日発表した12月の製造業景況指数(季節調整済み)は前月比では小幅上昇にとどまったものの、今後6カ月の景況見通しは大幅に改善した。先行して発表された中国経済指標も堅調で、世界景気の減速懸念が和らいだと受け止めた買いが米株式相場を押し上げた。日本株もこのシナリオに乗る可能性もあり25000円台半ば程度の上昇余地が出来ていると思われる。

貴金属

金先限帳入値5196円(前日比+12円)銀先限帳入値60.2円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3283円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値6625円(前日比+128円):週明け16日のNY商品取引所の金塊先物相場は、米株高を眺めた売りとドル安要因の買いが交錯する中、ほぼ横ばいとなった。東京金は、堅調。午前中は、円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて小幅高で推移した。先限は前日比7円高の5191円前後で推移。5186円で押し目を買われた。ドル建て現物相場は米中の通商合意などを受けて株高に振れたことに上値を抑えられたが、アジア市場で押し目を買われた。午後に入り徐々に下値を切り上げ始め5200円に近付いた。一方、円相場は109円台半ばの円安に振れた。銀も円安を受けて買い優勢となった。金は、11円高~14円高、銀は、0.2円高~0.6円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが期近以外小幅高。プラチナは、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調を受けて下げ幅を拡大したが、午後に入り金堅調に影響された押し目買いから下げ幅を縮小させ期近以外堅調。パラジウムは、NY高と円安を受けて堅調となり、上場来高値を更新した。プラチナは、13円安~19円高、パラジウムは、121円高~134円高。

石油

原油先限帳入値41310円(前日比+380円) ガソリン先限帳入値55000円(前日比+340円)灯油先限帳入値58260円(前日比+390円):週明け16日のNY商業取引所の原油先物相場は、米中両国が貿易協議の「第1段階」で正式合意したことを好感した買いに支えられ、3営業日続伸した。東京石油市場は堅調。先週、米中通商協議が第1段階の合意に至ったことを背景に海外原油は引き続き堅調に推移しているほか、円相場は109円前半で前日よりも円安水準で取引されている。ただ、来週のクリスマスを控えて海外を中心に市場参加者の活性は鈍りつつあり、国内市場の値動きは限定的。日中取引開始後、東京原油先限は4万1200円付近で堅調。ただ、前日高値である4万1430円を控えて上値は伸びない。昨日、全米ホームビルダー協会が発表した12月の米住宅市場指数は76まで上昇し、1999年以来の高水準となった。リーマンショック前の水準を上回っている。米経済が堅調に推移するなかで、米金融当局が政策金利を引き下げており、住宅市場が刺激されている。サブプライムローン・ショックの後遺症を未だに引きずる米住宅市場が復調すると、米経済のエンジンとなりそうだ。原油は、210円高~410円高、ガソリンは、230円高~400円高、灯油は、250円高~400円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値200.9円(前日+1.1円)ゴムTSR先限帳入値160.3(前日比+0.2円)東京ゴムRSS3号は、堅調。上海夜間が小幅高、ドルがやや円安に振れたことを受けて、買いがやや優勢で寄り付き、前日の夜間取引の下げを解消した。ただ、その後は、買いが続かず、総じてマイナスサイドに沈んだ。TSR20は、総じて小幅高となっている。東京RSSは、期近以外プラス圏に浮上した。価格水準は、6月以来の高値圏にあるものの、出来高低水準で閑散商状となっている。ファンドの踏み上げで水準を引き上げた相場だが、ここから一段高となるには、なんらかの強材料が必要となっている。産地では、ゴム樹が真菌病の被害にあっており、今後、産地価格が一段と上昇する可能性はありそう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24350円(前日比-50円):東京コーンは、まちまち。先限に続き3月、9月限も軟化、その他は小幅続伸。先限夜間取引は80円高の2万4480円で引けた。日中取引は2万4500円で上げつかえた後、上げ幅を削り、マイナスサイドに下落。前日の安値2万4260円で下げ渋った後、安もちあい。他限月は9月限が下げに転じたが、5、7、11月限は小幅続伸を維持。東京コーンは方向性を欠いた展開。前日のシカゴコーンが直近の高値更新の動きとなったが、東京コーンは前日、新甫発会にもかかわらず、売買人気は盛り上がらず。先限は期先11月限に対し、一時100円超の下ザヤ。


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