夕刊:2019/12/19

日経平均続落、金、白金、原油、堅調、東京ゴムRSSは、大幅安

為替

19日の東京外為市場でドル・円は上げ渋り。豪ドル・円の上昇にけん引される場面もあったが、ドルは主要通貨に対してやや下げ対円でも失速した。早朝から狭いレンジ内での取引が続いた後、堅調な豪雇用統計を受け豪ドルがドルや円に対して強含みクロス円の上昇に波及。その影響でドル・円は109円68銭まで値を上げたが、109円70銭付近の売りに押された。日本株安継続を見込んだ円買いに振れやすい地合い。一方、ユーロや豪ドルなど主要通貨が対ドルで上昇基調を維持しており、全般的にドルは下押しされやすい。なお、日銀は2日間の金融政策決定会合での討議を踏まえ、大規模金融緩和の維持を決定。ただ、現時点で相場への影響は限定的。これまでの取引レンジ:ドル・円109.53円~109.68円、ユーロ・円121.73円~121.99円、ユーロ・ドル1.1113ドル~1.1133ドルで推移した。

株式(日経平均)

19日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日比69円58銭(0.29%)安い2万3864円85銭で引けた。(高値2万3945円53銭-安値2万3835円29銭)TOPIX:1736.11 -2.29 0.13%安、マザーズ:866.90 +0.70 0.08%高:昨夜の米国市場では、トランプ大統領の弾劾訴追決議案の採決結果を見極めたいとの思惑から上値追いの動きは限られ、主要3指数はまちまちとなった。日経平均は、売り先行で寄り付く形となった。その後、米下院本会議がトランプ大統領をウクライナ疑惑で弾劾訴追決議案を可決したと伝わると、値がさ株中心に売られる展開となった。一方で、為替相場は109.60円台と前日比での円安基調を維持しており、押し目買いの動きなどから、日経平均は下げ渋る展開となった。米国市場では、共和党が多数を占める上院を通過する可能性は低く、影響は限定的との見方が大勢となっており、市場への悪影響は限られている。

貴金属

金先限帳入値5194円(前日比+6円)銀先限帳入値60.0円(前日比0円)白金先限帳入値3269円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値6454円(前日比-17円):18日のNY商品取引所の金塊先物相場は、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感などに圧迫され、小反落した。東京金は、高値もみ合い。午前中は、円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受け、もみ合いとなった。先限は前日比円高の5198円前後で推移。5200円まで上昇した。5200円では、上値の重い展開となった。米下院で大統領弾劾が可決されたことを受けて堅調となった。ただ米上院で可決される可能性は低いとみられている。一方、円相場は109円台後半で円安が一服した。日銀金融政策決定会合では現状維持となり、反応は限られた。閑散売りなしの展開。銀は、NY高と円安を受け、小幅高。金は、3円高~8円高、銀は、0円~0.1円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが反発。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円安を受けてもみあいとなった。パラジウムは、NY安が圧迫要因となったが、押し目を買われたが小幅安となった。プラチナは、5円高~10円高、パラジウムは、18円安~13円安。

石油

原油先限帳入値41800円(前日比+400円) ガソリン先限帳入値55350円(前日比+340円)灯油先限帳入値58830円(前日比+460円):18日のNY商業取引所の原油先物相場は、売りが先行した後、米エネルギー情報局(EIA)週報で米原油在庫の減少が確認されたことをきっかけに買い戻され、ほぼ横ばいとなった。東京石油市場は堅調。海外原油が安値から切り返して引けたことが国内市場を押し上げている。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が減少したことが手がかり。ただ、すでにクリスマス休暇入りする市場参加者は多く、金融市場全体の動意は鈍っており、東京石油市場の上げ幅は限定的。円相場は109円半ばで小動きを続けている。時間外取引でNY原油は小動き。日中取引開始後、東京原油先限は4万1700円付近でしっかり。夜間取引では4万1840円まで上げ、7月以来の高値を更新した後の動意は乏しい。米下院はトランプ大統領に対する弾劾決議案を可決した。この後は上院で弾劾裁判となるが、民主党が多数派の下院と違い、上院は共和党が多数派である。弾劾が成立する可能性はほぼなく、金融市場の動意は限定的。原油は、280円高~500円高、ガソリンは、340円高~1140円高、灯油は、200円高~460円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値194.0円(前日-5.5円)ゴムTSR先限帳入値162.9(前日比-0.2円)東京ゴムRSS3号は、大幅安。上海夜間の下落を背景に売りが先行して寄り付いた。その後も、売り圧力は強く、先限は193.8円まで一時下落した。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。東京RSS先限は、上海ゴムの下落をきっかけに調整場面となっている。先限は、一時192.7円まで軟化した。この下の水準だが、11月下旬に抵抗となっていた192.5円付近が今度は支持となりそうだ。同水準を下抜くと、節目の190円を試すことになる。産地サイドでは、ゴム樹の病気等の話はあるが、新規買い材料は乏しい。200円台の上値の重さを見ると、一段高となるには、一度ふるい落としが必要のようだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24500円(前日比+100円):東京コーンは、期先が小幅高。前日のシカゴ安から序盤、期先11月限が軟化。しかしシカゴ夜間が小反発から切り返し、期先が強含みで推移。先限は90円高までジリ高。東京コーンは期先11月限が2万4610円まで上昇し、一代高値2万4610円と顔合わせ。この後、一代高値更新になると、先限は11月限につれ高となり、2万4500円台乗せのシナリオが展望できる。大引けしっかりで引けた。


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