夕刊:2019/12/27

東京金上場来最高値を更新、日経平均株価反落、原油、白金、パラジウム堅調

為替

27日の東京外為市場でドル・円は小動き堅調推移。日本株は軟調地合いとなったが、円買いは小幅にとどまりドルは下げづらい展開となった。日経平均株価は下げに転じ、前日終値を小幅に下回る水準で取引された。ただ、年末モードで市場の警戒感は弱まっている。また、上海総合指数や米ダウ先物のプラス圏推移で円買いは後退し、ドルを下支えした。また、109円台前半では国内勢による押し目買いが観測された。109円40銭台でこう着した値動き。日経平均株価は小幅安だが、米株式先物の堅調地合いでドルは売りづらい展開。これまでの取引レンジ:ドル・円109.43円~109.63円、ユーロ・円121.57円~121.89円、ユーロ・ドル1.1096ドル~1.1128ドルで推移した。

株式(日経平均)

27日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日比87円20銭(0.36%)安い2万3837円72銭で引けた。(高値2万3967円18銭-安値2万3851円59銭)TOPIX:1733.18 +1.98 0.11%高、マザーズ:907.67 +5.82 0.65%高:祝日明けとなった26日の米株式市場でNYダウは反発し、105ドル高となった。ナスダック総合指数も11日続伸し、揃って過去最高値を更新した。日経平均も米株高の流れを引き継いで28円高から始まった。寄り付き直後をこの日の高値を付けた。その後に失速。前日終値近辺での小動きが続いた。既に年末年始の休暇に入った国内投資家も多いとみられ、売買は低調だった。12月末の配当落ちの日経平均への影響度は約40円程度。午後は、利益確定売りに抑えられ、小安い水準で停滞した。

貴金属

金先限帳入値5316円(前日比+24円)銀先限帳入値62.9円(前日比-0.4円)白金先限帳入値3346円(前日比0円)パラジウム先限帳入値6430円(前日比+55円):休場明け26日のNY商品取引所の金塊先物相場は、ドル安・ユーロ高に伴う割安感が支援材料となり、3営業日続伸した。10月31日以来約2カ月ぶりの高値。東京金は、続伸し上場来最高値を更新した。午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、円小幅高やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。先限は前日比30円高の5322円前後で推移した。正午ごろに上場来高値5328円を付けた。クリスマス明けのNY市場でドル安を受けて堅調となった。アジア市場では押し目を買われて堅調となった。一方、円相場は109円台半ばで小幅に円高に振れた。大引け前に週末、年末の利益確定売りに押され上げ幅を縮小させた。銀は、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて期先3本が小幅安、期近3本が上昇した。金は、21円高~26円高、銀は、0.4円安~3.3円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて堅調。プラチナは、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて売り優勢で始まった。その後は、円小幅高となったが、押し目を買われてプラスサイドに転じたが限月によりまちまち。パラジウムは、まちまちで始まったのち、押し目を買われて堅調となった。プラチナは、1円安~8円高、パラジウムは、55円高~68円高。

石油

原油先限帳入値42980円(前日比+310円) ガソリン先限帳入値56210円(前日比+250円)灯油先限帳入値59320円(前日比+310円):クリスマスの祝日明け26日のNY商業取引所の原油先物相場は、需給引き締まり観測の中で買われ、続伸した。東京石油市場は堅調。NY原油は続伸し、9月以来の高値を更新している。第1弾の米中通商合意が迫っていると見られているなかで、期待感が相場を押し上げている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が減少したことも支援要因。円相場は109円半ばで小動き。時間外取引でNY原油はしっかり。日中取引開始後、東京原油先限は4万3050円まで水準を切り上げた。今年5月以来の高値を塗り替えている。今晩は米エネルギー情報局(EIA)が週報を発表する。今月に入ってから米製油所稼働率の上昇は足踏みしており、原油消費量は拡大していないが、API統計のように原油在庫が減少するのか注目される。原油在庫の取り崩しは足元の堅調な流れを後押ししそうだ。原油は、20円高~310円高、ガソリンは、220円高~330円高、灯油は、270円高~370円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値198.9円(前日+0.9円)ゴムTSR先限帳入値160.9(前日比-0.2円)東京ゴムRSS3号は、軒並み高。前日の上海夜間高を受けて、序盤は買いが先行し、先限は200.4円まで上昇した。ただ、日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小していることから、東京ゴムも伸び悩みをみせている。TSR20は軟調に推移している。東京先限は、200円台の攻防が続いている。今日の取引でも、200.4円まで上昇する場面があったが、200円台を維持することができなかった。上海ゴムの中心限月5月限は、すでに調整場面に入っており、東京ゴムもこれに追随する可能性が高い。当業者は、すでにヘッジ売りに回っており、当業者が買いに回るという異例の状況は解消されている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24730円(前日比+40円):東京コーンは、総じて上昇。東京夜間取引で先限が小反落となったが、序盤早々にプラスサイドに浮上。他限月もつれ高でしっかり。期近5月限も買い先行となり、一時230円高となり、前日の下げ幅210円安を上回る上昇。期先11月限、1月先限が一代高値を更新。1月先限は2万4780円まで上昇し、先限つなぎ足で7月22日以来、約5カ月ぶりの高値をつけた。東京コーンは堅調。27日のシカゴ夜間取引が小反落しているが、東京コーンはまったく地合いは緩まず。30日に大納会を控えて閑散商い。小口の利食い売りは出ているとみられるが。上伸の勢いが衰えない。期先の売り方が、含み損を拡大しており、買い戻しが増えると、さらに上げ幅を拡大の可能性もあり。


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