夕刊:2019/12/30

大納会は6連休前のポジション整理で日経平均続落、金、白金、原油も軟調

為替

30日の東京外為市場でドル・円は、ドル弱含みで推移した。ポジション調整を目的としたドル売りがユーロやオセアニア通貨を中心に目立つなか、ドル円は押される形で一時109.07円と13日以来の安値を付けた。1月3日に発生したフラッシュクラッシュが年末年始にも起きるのではとの警戒感から買いポジションを手仕舞っている向きもいるようだ。日経平均株価は引き続き150円程度下げており、やや円買い方向に振れた。一方で、ユーロ・ドルは今年8月以来の高値圏に上昇したが、失速。それを受け、ドルは底堅さが増したようだ。これまでの取引レンジ:ドル・円109.07円~109.48円、ユーロ・円122.23円~122.49円、ユーロ・ドル1.1173ドル~1.1211ドルで推移した。

株式(日経平均)

30日の東京株式市場で日経平均株価は続落。前日比181円10銭(0.76%)安い2万3656円62銭で引けた。(高値2万3782円49銭-安値2万3658円49銭)TOPIX:1721.36 -11.82 0.68%安、マザーズ:897.47 -10.20 1.12%安:オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルや核ミサイルの実験を行えば世界の軍事・経済大国として米国は適切に対処するとの考えを示したことが気にされ、日本株は朝方から売りが先行した。大納会で市場参加者が限られる中、断続的な年末の調整売買によって、寄り付き直後には23658.49円まで下落幅を広げる局面もみられた。ただし、調整売買の他は目立った商いは見られず、その後日経平均は23700円を挟んでの膠着相場となった。来年相場に強気のシナリオも中々描きづらい中ロングポジションで越年する投資家も少ない。年末年始の6日間休場となることからポジションを持ちにくいため、手じまい売りが先行した。ドル・円がやや円高に振れたことも警戒された。

貴金属

金先限帳入値5309円(前日比-7円)銀先限帳入値63.0(前日比+0.1円)白金先限帳入値3337円(前日比-9円)パラジウム先限帳入値6423円(前日比-7円):27日のNY商品取引所の金塊先物相場は、4営業日続伸した。東京金は、軟調。午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場が堅調となったが、円高を受け、まちまちとなった。午後に入ると、円高を受けて軟調となった。先限は前日比7円安の5309円で推移。5323円で戻りを売られた。ドル建て原物相場はドル安や株安を受けて堅調となった。一方、円相場は109円台前半で円高に振れた。銀は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられてまちまちとなった。金は、7円安~1円高、銀は、0.8円安~0.2円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが軟調。プラチナは、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて売り優勢で始まった。その後は、押し目を買われてプラスサイドに転じたが、円高を受けて再びマイナスサイドに転じ軟調となった。パラジウムは、押し目を買われて堅調となった。プラチナは、21円安~9円安、パラジウムは、7円安~48円高。

石油

原油先限帳入値42920円(前日比-60円) ガソリン先限帳入値56110円(前日比-100円)灯油先限帳入値59230円(前日比-90円):週末27日のNY商業取引所の原油先物相場は、米原油在庫の大幅減を示す週報の発表を受けて切り返し、4営業日続伸した。東京石油市場は総じて小幅安。27日の海外原油は期近がNY、ブレント原油とも直近の高値を更新し、小幅高で引けた。しかし東京原油、石油製品は明日から年始年末で取引がなく、利食い優勢ムードとなり、原油期近12月限を除き、小幅安。円相場が109円台前半に強含みが売り材料だが、下値は堅い商状。日中取引開始後、東京原油先限は4万2890円で買い支えられ、4万2900円台前半で推移。大納会の東京原油、石油製品は閑散商い。序盤、ガソリン、灯油で小高くなる限月が複数見られたが、買いは続かず、軟化。東京原油、石油製品は年初1月6日から取引を開始となるが、その間、海外市場は3日間の取引がある。東京原油、石油製品は今夜、通常通り、明朝の5時半まで夜間取引があり、年内、最後の取引となる。原油は、70円安~10円安、ガソリンは、100円安~60円安、灯油は、410円安~20円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値200.1円(前日+1.2円)ゴムTSR先限帳入値160.7(前日比-0.2円)東京ゴムRSS3号は、軒並み高。27日の上海夜間高を受けて、寄り付きは、買い優勢となった。買い一服後は、マイナスサイドに振れる場面もあったが、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、再び買いが先行している。TSR20は軟調に推移している。上海ゴムの中心限月5月限が、節目の1万3000元を回復してきた。5月限は、9日に1万3455元まで上昇したが、節目の1万3500元の手前で売りを浴びると、19日には1万3000元を割り込み、26日には1万2615元まで下落した。ただ、同水準で下げ止まると、徐々に買いが優勢となり、今日は、節目の1万3000元台を回復してきた。上海ゴムが一段高となれば、東京先限も200円台で値固めが可能。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24620円(前日比-110円):東京コーンは、期中、期先4本が下落。閑散商いのなか、夜間取引で総じて売り優勢となった動きを引き継いでいる。シカゴコーンは27日の取引で期近が小幅続伸で引けた。しかし週明けの夜間取引が小反落して推移から買い戻しの動きは少なく、安もちあいで推移。大納会で見送り気分が強く、閑散商い。東京コーンは軟調。出来高が3ケタにやっと届くにとどまり、小口の玉整理にとどまっている。27日のシカゴコーン期近が小幅続伸し、期近3月限が390セントを維持して引けたが、東京コーンは買い戻しの動きは少なく、修正安ムードで大納会を迎えた。


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