朝刊:2019/01/18

ダウは三日続伸で堅調。貴金属、原油は反落。週末を控え商品市況は様子見か。

NY為替

ロンドン外国為替市場で円相場は3日続落した。英国時間16時時点では、前日16日の同時点と比べて20銭円安・ドル高の1ドル=109円ちょうど~10銭だった。一部報道で、市場に落ち着きを取り戻させるために米政府が、中国への関税引き下げを検討と伝わった。ムニューシン米財務長官から提案があり、当局者がそれを議論しているいう。米財務省はその報道を否定しており、ドル円も直ぐに伸び悩む動きとなったが、米株が上げを維持したことから、ドル円も109円台での取引を続けた。火のないところに煙は立たずか。きょうのNY為替市場で、ドル円は買いが優勢となり、109円台に戻している。前日のNY市場では109円20銭近辺まで上昇したが、東京時間に戻り売りに押され108円台に値を落としていた。109円台に入ると輸出企業の売りオーダーなども活発に出ていた模様。円の対ユーロ相場は横ばいだった。前日と同水準の1ユーロ=124円ちょうど~10銭だった。

NYダウ

米株式相場は3日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比162ドル94セント(0.7%)高の24370ドル10セントとほぼ1カ月ぶりの高値で終えた。米政府が対中関税の引き下げを検討していると伝わり、米中貿易摩擦への懸念が後退した。終値の前日比は、ダウ工業株30種、ナスダック総合指数が49.77高の7084.47、S&P500が19.86高の2635.96。 きょうのNY株式市場、取引開始前に発表になったモルガン・スタンレーの決算が冴えない内容だったことから、金融株中心に売りが先行した。原油相場が軟調だったことや、米中貿易問題への懸念も再び高まっていた。米議会の超党派議員がファーウェイなどを対象に、米国からの電子部品を禁輸する制裁法案を提出している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が1.6~0.6ドル安、中心限月の2月限が1.5ドル安、銀が10.3~9.7セント安、中心限月の3月限が10.2セント安。 金2月限は反落。時間外取引では、ユーロ安を受けて軟調となった。日中取引では、ユーロ安を受けて1288.3ドルまで下落した。銀3月限は、ユーロ安を受けて売り優勢となり、2日以来の安値1548.0セントを付けた。 外国為替市場でドルが円などに対して強含み、ドルの代替資産として逆の動きになりやすい金が売られた。 ニューヨーク金2月限は、反落。時間外取引では1290.9~1295.0ドルのレンジで推移、前日比0.2ドル安の1293.6ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、ユーロの戻りが売られたことを受けて軟調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTIで期近の2月物は前日比0.24ドル安の1バレル52.07ドルで取引を終えた。アジアや欧州の株式相場が下げ、米国株も下げる場面が多かった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.25~0.24ドル安。その他の限月は0.79~0.18ドル安。世界的な景気減速と石油需要の下振れ懸念が根強く、上値が抑えられた。中国やユーロ圏の景気は鈍化しており、堅調だった米経済にも失速する兆候がある。ただ、1月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は+17.0と、前回の+9.4から上昇しており、米国の各地区の製造業が一様に逆風を受けているわけではない。ダウ平均の上げ幅は一時260ドルを超えた。中国売上比率が高い建機のキャタピラーや航空機のボーイングが大幅に上昇。アップルや化学のダウ・デュポンも相場を押し上げた。サウジアラビアなどが1月からの協調減産に先回りして生産を減らした。1月以降はさらに原油供給が減るとの見方が相場を支えた。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み続伸。終値の前営業日比は1.50~6.00セント高。中心限月の3月限は6.00セント高の380.00セント。大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は6.50~13.25セント高。中心限月の3月限は13.25セント高の907.75セント。月末に米中間で閣僚級の通商協議が行われることが明らかとなり上昇した大豆市場が強材料となった。くすぶるブラジルの乾燥懸念も買い支援材料となり3月限は381.50セントまで上昇。転売が見られながらも高値から大きく値を落とすことなく380セントを維持して終えた。


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