朝刊:2019/01/24

ダウは反発で171ドル高。貴金属は小幅高。そしてオイルは反落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=109円55~65銭で終えた。朝方はドル買い優勢で始まったものの、次第にドルの上値は重くなっている。米株や米国債利回り、そして、原油が戻り売りに押されており、為替市場はドル売りの反応となっている模様。IBMやP&G、ユナイテッド・テクノロジーズなど米大手企業の決算が軒並み好調だったことから、朝方は市場の雰囲気も改善していた。米企業決算にはポジティブな反応が見られているものの、米政府機関閉鎖や米中問題などの不透明要因が投資家を慎重にさせているのかもしれない。ユーロは対ドルで反発した。同16時時点に比べ0.0020ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1370~80ドルだった。24日に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表やドラギ総裁の会見を控えて様子見の姿勢が広がり、狭い範囲での取引が続いた。一部からは、過度に悲観的な見方への修正でこれまでは、米政府機関閉鎖や米中問題の影響に市場も目をつぶってきたところもあるが、悲観的な見方もだいぶ是正されており、改めて再認識し始めている可能性も指摘されている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比171ドル14セント(0.7%)高の24575ドル62セントで終えた。IBMなど好決算を発表した銘柄に買いが入り、相場をけん引した。ただ、米中摩擦や米国内政治の不透明感が嫌気され、買い一巡後は伸び悩んだ。午後には下げに転じる場面もあった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が171.14ドル高の24575.62ドル、ナスダック総合指数が5.41高の7025.77、S&P500が5.80高の2638.70。取引開始までに発表になったIBMやP&G、ユナイテッド・テクノロジーズなど米大手企業の決算が軒並み好調だったことから、朝方は市場の雰囲気も改善し、買い戻しが先行した。ダウ平均も一時296ドル高まで上げ幅を伸ばしている。しかし、買いが一巡するとIT・ハイテク株中心に、次第に戻り売りが強まり下げに転じた。世界景気への見方を強気に傾けるには材料不足とみなされ、幅広い銘柄の買いにはつながらなかった。朝方の買い一巡後は上値が重い展開となり、昼すぎには97ドルほど下げる場面があった。米企業決算にはポジティブな反応が見られているものの、米政府機関閉鎖や米中問題などの不透明要因が投資家を慎重にさせているのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が0.6~1.0ドル高、中心限月の2月限が0.6ドル高、銀が5.5~6.0セント高、中心限月の3月限が5.5セント高。金2月限は小幅続伸。時間外取引では、株安に対する懸念などを受けて堅調となった。日中取引では、ユーロ高一服を受けて下落したが、ドル安を背景に押し目を買われた。銀3月限は金堅調につれ高となったが、ユーロ高一服を受けて上げ一服となった。ニューヨーク金2月限は、小幅続伸。時間外取引では1282.4~1286.0ドルのレンジで推移、前日比0.8ドル高の1284.2ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、株安に対する懸念などを受けて堅調となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで下げた場面で、ドルの代替投資先とされる金が買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は下落した。WTIで、この日から期近となった3月物は前日比0.39ドル安の1バレル52.62ドルで取引を終えた。欧州連合(EU)がイラン産原油を輸入を計画しているとの報道を受け、原油需給が緩むとの見方から売りが優勢となった。終値の前営業日比は、期近2限月が0.39~0.38ドル安、その他の限月は0.38~0.15ドル安。中心限月の3月限は0.39ドル安の52.62ドル。ダウ平均株価が時間外の先物で大幅高となり、そのまま米国の時間帯も大幅高で始まったことで、原油も戻り歩調を継続したが、そのあと1月ここまでのロシアの原油生産量が12月の減産合意にもかかわらず高水準を維持していることが報じられたため、高値から大きく崩れる展開となった。また、米株が失速したことも弱材料。石油国ベネズエラの政情混乱は買い材料だった。トランプ米大統領は23日、べネズエラの野党指導者フアン・グアイド氏を暫定大統領として承認すると発表した。

シカゴコーン・大豆

コーンは概ね小幅反発。終値の前営業日比は0.25セント安~1.50セント高。 中心限月の3月限は0.25セント安の378.75セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は1.25~6.00セント高。中心限月の3月限は5.75セント高の915.00セント。大豆市場の強い足取り、ドル安傾向が買いを呼ぶなか狭いレンジ内での往来に終始。期近3限月の終値ベースでの上げ幅は0.25セント安~0.25セントにとどまるなど方向性に乏しく、様子見ムードの強さを窺わせる動きにとどまった。


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