朝刊:2019/01/28

ダウは大幅反発の183ドル高。ゴールド、シルバーは急騰。オイルもしっかり

NY為替

25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに小反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=109円50~60銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の正常化ペースが鈍化するとの観測が対主要通貨でドルの重荷となり、円が買われた。NY時間の終盤になってもドル売りの動きが続いている。午後になってトランプ大統領が議会指導部と、政府機関再開のための暫定予算に署名することで合意した。ただ、2月15日までの たった3週間の合意であることから、ポジティブな反応は示していない。 円は対ユーロで反落し、前日比1円ちょうど円安・ユーロ高の1ユーロ=124円90銭~125円00銭で取引を終えた。米株高を受けて、円が対ユーロで売られた。 NY為替市場はドル売りが優勢となった。ユーロの買い戻しが強まってお り、ドルを圧迫していたようだ。特段のユーロ買い・ドル売りの材料は見当たらない が、前日のECB理事会後のドラギ総裁の会見を受けてユーロは下落したが、市場は既に織り込んでおり、ユーロドルの下値での押し目買いも活発に出たことから、買戻しが膨らんでいるとの指摘も出ている。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比183ドル96セント(0.7%)高の24737ドル20セントと昨年12月上旬以来の高値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化のペースを緩めるとの思惑が広がり、買い安心感につながった。上げ幅は一時300ドルを超える場面も見られた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が91.40高の7164.86、S&P500が22.43高の2664.76。 景気の先行き懸念が根強い中、米政府機関閉鎖の影響や来週の米中貿易協議など、投資家心理を慎重にする材料も多い。しかし、それを決算が跳ね除けている。インテルは弱い決算を発表し下落したものの、ウエスタンデジタルやスターバックスの決算は良好だった。S&P500採用銘柄の中で、97社が既に発表を終えている が、その4分の3は予想以上の決算を発表。いまのところは過去平均よりも高い水準で推移。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は急騰。終値の前日比は、金が18.3~20.6ドル高、中心限月の2月限が18.3ドル高、銀が39.8~41.3セント高、中心限月の3月限が39.9セント高。 米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化のペースを緩めるとの思惑などから外国為替市場でドルが対ユーロなどで下ドルの代替投資先とされる金には買いが優勢となった。時間外取引では、ユーロ高を受けて堅調な値動きとなり、3ドル以上の上昇で推移。日中取引では、序盤からドル安を背景に上げ幅を拡大し、23日の高値1286ドル、1290ドルの節目を上抜くと強気のテクニカル要因から上昇に弾みが付き、ニューヨーク時間の午前11時半頃には1300ドル近くまで上昇した。午後の取引ではニューヨークダウが大幅高で推移にも利食い売りを吸収し、高値圏で堅調に推移した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで、期近の3月物は前日比0.56ドル高の1バレル53.69ドルで取引を終えた。南米の産油国ベネズエラの情勢緊迫が供給減につながるとの見方から、原油の買いが優勢だった。終値の前営業日比は、期近2限月が0.59ドル高。その他の限月は0.25~0.53ドル高。 時間外取引は前日の日中取引の後半、堅調に推移した流れを引き継ぎ、序盤から中盤は小高く推移した。しかし終盤にかけて地合いを緩め、小安くなった。日中取引開始後は、ドル安から再上昇。中盤にかけても堅調に推移。 ベネズエラ産原油の供給減が原油需給の引き締まりを招くとの観測が原油の買いを促した。ニューヨークダウが大幅高で推移したことから後半から終盤は上げ幅を拡大した。54ドルが抵抗線になったが、堅調に推移した。ベネズエラの政情不安による生産減少思惑や、サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟主要生産国の減産遵守観測も支援材料となったもよう。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は1.00セント~3.25セント高。中心限月の3月限は3.25セント高の380.25セント。大豆は続伸。終値の前営業日比は3.75~9.25セント高。中心限月の3月限は9.25セント高の925.25セント。コーンは独自の材料に乏しいなか、大豆の上昇に追随する買いが入った。3月限は前日高値を上抜いて380セント台乗せを達成したが、値位置自体は前日の取引レンジと大きな変化は無かった。3月限は昨年12月21日以降、371~384セントのレンジ内での往来が続いている。


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