朝刊:2019/01/30

ダウは反発し前日比51ドル高。ゴールドは続伸。オイルも反発

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=109円35~45銭で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果判明を30日に控え、持ち高調整目的の円売り・ドル買いが優勢だった。きょうのNY為替市場は、イベントを控えて様子見気分が強い中、まちまちな動き。ドル円はNY時間に入って買戻しが一服。一方、円の対ユーロ相場は反落し、10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=124円95銭~125円05銭で終えた。英国のEU離脱延期への期待が後退したのを受けユーロがポンドに対して買われ、円に対してもユーロ買いが優勢になった。前日は冴えない米企業決算から世界経済の先行き不透明感が広がり、ドル円も売りが優勢となっていた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比51ドル高の24579ドルで終えた。中国事業の比率が高い工業製品・事務用品大手のスリーエム(3M)などが発表した2018年10~12月期決算が市場予想ほど悪化せず、「中国懸念」の売りはひとまず一服した。終値の前日比 は、ナスダック総合指数が57.40安の7028.29、S&P500が3.85安の2640.00。きょうから始まったFOMCや、明日からの米中協議を控えて様子見気分も強い中、IT・ハイテク株に売りが膨らんだ。きょうの取引終了後にアップルが決算を発表するほか、その後も今週は主要なIT・ハイテク企業の決算発表が控える中、ポジション調整が強まった模様。前日のエヌビディアの見通し下方修正が影を落としている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が5.6~6.2ドル高、中心限月の2月限が5.8ドル高、銀が7.5~8.2セント高、中心限月の3月限が7.4セント高。金2月限は続伸。時間外取引では、株安に対する懸念などを受けて堅調となった。日中取引では、高値更新でテクニカル要因の買いが入るなか、昨年6月以来の高値1310.7ドルを付けた。銀3月限は、金堅調につれ高となり、4日以来の高値1592.5セントを付けた。ニューヨーク金2月限は、続伸。時間外取引では1301.7~1309.0ドルのレンジで推移、前日比4.5ドル高の1307.6ドルとなった。2月限は、安寄りしたのち、ユーロ高を受けて押し目を買われると、テクニカル要因の買いを巻き込んで上値を伸ばした。NY金は、およそ8カ月ぶりの高値を付けた。外国為替市場でドルが対主要通貨で弱含む場面があり、ドルの代替投資先とされる金が買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで期近の3月物は前日比1.32ドル高の1バレル53.31ドルで取引を終えた。米財務省が28日、ベネズエラ国営石油会社のPDVSAに経済制裁を科すと発表した。同国の原油供給が減るとの見通しから買いが優勢だった。終値の前営業日比は、期近2限月が1.31~1.32ドル高。その他の限月は、0.81~1.29ドル高。アジア時間の時間外取引から買いが先行し、小反発となった。欧州時間の時間外取引も堅調に推移し、日中取引もその流れを引き継ぎ、前半から買いが先行。中盤に時間外取引の高値52.60ドル超えとなると、一気に上げ幅を拡大し、53ドルの節目を突破し、53.93ドルまで値を飛ばした。米国がベネズエラ国営石油会社(PDVSA) に制裁措置を発表したことが支援材料。サウジアラビやロシアなど主要産油国が協調減産を続ける見通しで、28日にはロシアが減産ペースを速めそうだと伝わっていたその他、前日、売り材料となったダウ平均株価が反発したことや、米中通商交渉に対する期待感、サウジアラビアの減産継続観測も支援材料。

シカゴコーン・大豆

コーンは続落。終値の前営業日比は2.50セント~0.25セント安。中心限月の3月限は2.50セント安の377.25セント。大豆は軒並み続落。終値の前営業日比は5.50~3.00セント安。中心限月の3月限は4.25セント安の919.00セント。大豆、小麦の軟調に追随する売りが膨らむなか売り優勢で運ばれた。前日の安値を割り込んだことでテクニカル要因からの売りが入り、25日以来の安値まで下落。安値で買い戻されたことで下げ幅は縮小して終えた。380セントの節目が強い上値抵抗として意識した足取りだった。


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