朝刊:2019/02/01

ダウは小幅安。オイルも2ヶ月ぶりの高値。ゴールド、白金はしっかり

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=108円80~90銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が当面は利上げを休止するとの見方を背景にした円買い・ドル売りが続いた。対ユーロなどでドルが反発したため、円は伸び悩んだ。序盤はドル売りが優勢だったものの、米株式市場でダウ平均は下落しているものの、ナスダックは大幅高となっており、全体的には底堅く推移していたこともあり、ドルは買い戻された模様。バイトマン独連銀総裁の発言を受けてユーロに売りが強まったこともドルの買い戻しを誘ったようだ。ただ、きのうのFOMCは予想以上にハト派だった印象で、声明から漸進的利上げの文言が削除され、パウエルFRB議長は「利上げの論拠が幾らか弱まった」と述べていた。「辛抱強い」スタンスにも言及。注目のバランスシートに関しては、具体的な時期などには言及しなかったが、縮小を一旦停止する可能性を示している。市場では、年内の利上げ期待が後退しており、逆に2020年の利下げの可能性を織り込み始めている状況。

NYダウ

米株式相場は3日ぶりに反落した。ダウ工業株30種平均は前日比15ドル19セント(0.1%)安の24999ドル67セントで終えた。前日に大幅高となった反動で利益確定売りが優勢だった。決算を材料に化学のダウ・デュポンが売られ、長期金利を低下を嫌気して銀行株が下げたことも相場の重荷だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が98.66高の7281.74、S&P500が23.05高の2704.10。前日はFOMCが予想外にハト派色が強かったことから、米利上げ期待が後退し、株式市場はポジティブな反応を見せていた。基本的にはその流れが、きょうも続いていた印象。フェイスブックが決算を受けて大幅高となり、他のIT・ハイテク株の上昇がサポートとなった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が6.9~9.8ドル高、中心限月の4月限が9.7ドル高、銀が14.2~14.6セント高、中心限月の3月限が14.5セント高。金4月限は続伸。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明がハト派の内容となったことを受けて堅調となった。日中取引では、昨年6月以来の高値1331.1ドルを付けたのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。銀3月限は、金堅調につれ高となり、昨年7月以来の高値1620.0セントを付けた。金利が上がりにくくなり、当面は金市場への資金流入が続くとの期待から買いが続いた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が3日ぶりに反落した。WTIで期近の3月物は前日比0.44ドル安の1バレル53.79ドルで終えた。一時55.37ドルと期近物として約2カ月ぶりの高値を付けたが、取引終了にかけて利益確定の売りに押された。終値の前営業日比は、期近2限月が0.44~0.43ドル安。その他の限月は0.67~0.36ドル安。アジアから欧州時間の時間外取引で買い優勢となったが、欧州時間の終盤に上げ幅を削り、まちまちとなった。ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)に対する制裁措置に加えて、中国製造業購買担当者(PMI)景況指数の改善、米中の閣僚級の通商交渉協議に対する期待感、前日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文公表で今年の米利上げ見送りが示唆されたことでドルの先安感など強気材料が揃う中、日中取引の前半で抵抗線である55ドルを突破し、55.37ドルまで上伸した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反落。終値の前営業日比は4.75セント~0.75セント安。中心限月の3月限は4.75セント安の376.50セント。大豆は反落。終値の前営業日比は5.75セント~1.25セント安。中心限月の3月限は5.75セント安の915.25セント。 米中間の閣僚級通商協議に対する期待感を受けて上昇していた大豆市場が買いを支援する要因となるなか、底意の強い足取りを見せていたが、大豆市場の基調が弱気に転じるに伴って売りが加速化。シカゴ日中取引開始以降は引けにかけて値位置を落とす右肩下がりの足取りとなり、ほぼ安値で取引を終えた。原油安も圧迫要因。ただ、3月限は1月17日以来のレンジは維持している。


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