朝刊:2019/02/04

雇用統計の結果受けダウは反発の64ドル高。ゴールドは小幅安。オイルは反発。WTIは約二ヶ月ぶりの高値

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反落し、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=109円45~55銭で終えた。金曜日発表になった米経済指標が強い内容となったことで買い戻しが膨らんだ。この日は米雇用統計とISM製造業景気指数が発表になった。米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が30.4万人増と予想をかなり上回る内容となった。前回分が大幅に下方修正されたが、それを考慮しても力強い内容だったと言える。失業率は4.0%に悪化したが、労働参加率が上昇したことが影響したものと思われる。米政府機関閉鎖の影響はひとまず見られていなかった。一方、ISM指数は前回分を上回り、予想も上回った。米政府機関閉鎖や米中貿易問題、そして世界経済の減速などで、このところ米製造業のセンチメントの落ち込みを示す指標が多かったが、予想外に底堅い数字だったことで、市場もポジティブな反応を示したものと思われる。円は対ユーロで反落し、前日比85銭円安・ユーロ高の1ユーロ=125円40~50銭で終えた。一時125円73銭と、1月2日以来1カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。米国債利回りが上昇する中、ISM指数発表後にドル円は一気に買い戻しを強め、109円台半ばまで上昇。上値を拒んでいた21日線も回復し、FOMC後の下げを取り戻した。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比64ドル22セント(0.3%)高の25063ドル89セントで終えた。石油のエクソンモービルなど好決算を発表した銘柄が買われた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が17.87安の7263.87、S&P500が2.43高の2706.53。この日発表の米経済指標が予想を上回る内容となったことで景気減速への懸念が緩んでいる。米雇用統計とISM製造業景気指数が発表になっていたが、双方とも予想を上回る内容となった。非農業部門雇用者数(NFP)は30.4万人増と予想をかなり上回る内容。前回分が大幅に下方修正されたが、それを考慮しても力強い内容だったと言える。失業率は4.0%に悪化したが、労働参加率が上昇したことが影響したものと思われる。米政府機関閉鎖の影響はひとまず見られていない。

NY貴金属

二ューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が3.1~2.8ドル安、中心限月の4月限が3.1ドル安、銀が14.2~13.8セント安、中心限月の3月限が14.1セント安。金4月限は反落。時間外取引では、最近の上昇に対する修正安となる場面となった後、下値を切り上げ、前日の終値水準で小幅高で推移。日中取引は1月の米雇用統計で強気の数字が発表されたことを受け、ドルが堅調、米金利が上昇したこと、ニューヨーク金の日中取引の場中、ニューヨークダウが上昇したことで利食い売りが先行し、高値修正安となった。雇用統計を受けて投資家心理が改善し、相対的に安全資産とされる金先物から資金が流出した。ただ、米利上げが当面は見送られるとの観測から買う動きもあり、下値は限られた。1320ドルが支持線となり、下値は堅く推移した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反発した。WTIで期近3月物は前日比1.47ドル(2.7%)高の1バレル55.26ドルで終えた。一時は55.66ドルと、約2カ月ぶりの高値をつけた。終値の前営業日比は、期近2限月が1.47~1.51ドル高、その他の限月は1.34~1.71ドル高。中心限月の3月限は1.47ドル高の55.26ドル。今週の主要な支援材料のひとつ、米国のベネズエラ国営石油会社(PDVSA)制裁や、前日明らかになった1月の石油輸出国機構(OPEC)加盟国の減産、さらにこの日は強気の米雇用統計やISM製造業景気指数が加わり、再び買い直される展開となった。また米国の時間帯の午後後半には、米国内の原油稼働中のリグ(掘削装置)数が急減していたことで、上げ足が加速して直近の戻り高値をさらに更新した。3月限は、アジアの時間帯の時間外取引では、53ドル台後半を中心にしたもみ合いとなったが、欧州の時間帯には一段安となり、53ドル台前半まで下落した。結局、この時に付けた53.37ドルがこの日の安値となり、米国の時間帯に入ると、一転して騰勢を強めた。そのまま54ドル台後半まで上昇したあと、いったん軟化する場面もあったが、米国の時間帯の午後後半には一段高となり、55ドル台に乗せると、前日付けた戻り高値55.37ドルを上抜いて、55.66ドルまで上値を伸ばした。

シカゴコーン・大豆

コーンは反発。終値の前営業日比は0.50~2.25セント高。中心限月の3月限は1.75セント高の378.25セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は1.25セント安~2.50セント高。中心限月の3月限は2.50セント高の917.75セント。 コーン自身は南米産地の少雨傾向以外には決め手材料に欠けたが、中国の500万トンの米国産大豆の追加買付け提示で大豆が上昇し、米中西部の記録的寒波や豪州の干ばつ懸念で小麦が上昇したことに追随高となった。ただ、上げ幅は大きくなく、最近のレンジ内での強含みにとどまった。


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