朝刊:2019/02/05

ダウは続伸の175ドル高。ゴールドは小幅安。オイルも反落。ドル円は昨年末以来の110円台を付ける

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比40銭円安・ドル高の1ドル=109円85~95銭で取引を終えた。一時は110円16銭と昨年末以来の円安・ドル高水準を付けた。前週末発表の米経済指標が景気堅調を示したのを材料視した円売り・ドル買いが続いた。先週の米雇用統計やISM指数が強い内容となったことで米国債利回りも急上昇しており、ドル買いのフォローとなった模様。ドル円は110円付近に輸出企業やオプション絡みなどの売りが大量に観測されていたが一旦吸収している。ただ、後半になるとドル買いも一服し、ドル円も109円台に戻した。もう一段の上値を目指すか注目される展開となって来ているが、FRBがハト派スタンスに急に変化している中では、110円台はかなりプレッシャーが強いと見られている。円は対ユーロで続落し、前週末比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=125円65~75銭で取引を終えた。一時は125円94銭と昨年末以来の円安・ユーロ高水準を付けた。先週の指標は力強い内容だったが、FRBもスタンスを変えたばかりで、積極的な利上げスタンスに直ぐに戻るのはハードルが高いとの指摘も聞かれる。ドル円のここからの上値は簡単ではなさそうだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比175ドル48セント(0.7%)高の25239ドル37セントと昨年12月上旬以来ほぼ2カ月ぶりの高値で終えた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が、ナスダック総合指数が83.67高の7347.54、S&P500が18.34高の2724.87。特に手掛かり材料に乏しい中、序盤は原油相場の売りが強まったことからエネルギー株の下落がダウ平均を圧迫した。先週の米雇用統計やISM指数を受けて為替市場でドル高が優勢となり原油を圧迫していた模様。ダウ平均も下げて始まったもののIT・ハイテク株の上昇がサポートした。全体的には次の材料探しの雰囲気も見られる中、きょうは引け後にアルファベットが決算発表を予定。今回のFAANG銘柄の決算はまちまちな中、注目される。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が2.8~2.6ドル安、中心限月の4月限が2.8ドル安、銀が5.1~4.0セント安、中心限月の3月限が4.5セント安。金4月限は続落。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、米製造業新規受注の低下などをきっかけに押し目を買われて下げ一服となった。銀3月限は、ドル高を受けて軟調となったが、日中取引では金反発を受けて下げ一服となった。ドルがユーロなどに対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金の売りを促した。ニューヨーク金4月限は、続落。時間外取引では1313.8~1323.6ドルのレンジで推移、前日比6.7ドル安の1315.4ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、ドル高を受けて売り優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反落した。WTIで期近の3月物は前週末比0.70ドル安の1バレル54.56ドルで終えた。新規の取引材料に乏しい中、外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、ドル建てで取引される原油の割高感に着目した売りが優勢となった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.70~0.66ドル安。その他の限月は0.59ドル安~0.06ドル高。世界的な景気減速懸念が相場を圧迫するなかで、11月の米製造業新規受注が2ヶ月連続で前月比マイナスとなったことが嫌気された。景気鈍化に伴う石油需要の下振れが依然として警戒されている。来週には10-12月期の米国内総生産(GDP)が発表される予定。ただ、石油輸出国機構(OPEC)が今月から日量120万バレルの協調減産を開始しており、相場を下支えした。ロシアのノバク・エネルギー相は減産合意に基づいて段階的に生産量を縮小すると繰り返しており、1月は昨年10月と比較して日量4万7000バレル減となったと発表した。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小幅続伸。終値の前営業日比は0.75セント安~1.00セント高。中心限月の3月限は1.00セント高の379.25セント。大豆は総じて小幅続伸。終値の前営業日比は0.75セント安~1.50セント高。出来高の少ない2020年9月限飲み小幅下落。中心限月の3月限は0.75セント高の918.50セント。ブラジルでサフリーニャコーンの作付~生育期を迎えるなか少雨傾向となっていることが買いを呼んだ。また、米中西部の記録的寒波や豪州の干ばつ懸念を背景とした小麦の小高い足取りも買い支援要因となるなか高値に近い水準で終えたが、前週末に続き1月17日以来のレンジ内で強含むにとどまった。3月限は、377.75セントで取引を開始した後は、欧州の時間を終えるまでこう着状態となり、377.75~378.75セントのレンジでの高下にとどまった。


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