朝刊:2019/02/06

ダウは三日続伸の172ドル高。ゴールドはまちまち。オイルは反落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=109円90銭~110円00銭で取引を終えた。米株式相場の上昇で投資家心理が上向き、低金利で投資資金の調達通貨とされる円は売り優勢だった。きのうに引き続き一時110円台に上昇する場面も見られたが、110円台にはなお慎重なようだ。先週の強い米雇用統計やISM指数の発表以降、ドル買いが復活している。米株式市場も底堅い展開が続く中でドル円は買い戻しが続いている状況。もう一段の上値を目指すか注目される展開となっているが、FRBがハト派スタンスに変更した中では、110円台はプレッシャーが強いと見られている。

NYダウ

米株式市場ではダウ工業株30種平均が3日続伸した。前日比172ドル15セント(0.7%)高の25411ドル52セントと昨年12月上旬以来、約2カ月ぶりの高値で終えた。米景気の先行き不透明感が後退し、終盤を迎えている主要企業の決算発表でも業績の底堅さがみられ、投資家心理が好転している。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が172.15ドル高の25411.52ドル、ナスダック総合指数が54.55高の7402.09、S&P500が12.83高の2737.70。取引開始前までに発表になった消費関連の決算が好調だったことで買いが先行して始まった。前日引け後にアルファベットが決算を発表していたが、売上高、利益とも予想を上回ったものの、営業利益が予想を大きく下回ったことが嫌気された。しかし、影響は広がらずにアルファベットも後半はプラスに転じた。そのほかのIT株もしっかり。5日夜にはトランプ米大統領が一般教書演説に臨む。大統領が米中貿易協議の進展状況やインフラ投資に言及すれば、6日の市場で買い材料視されるとの思惑も相場を支えた。

NY貴金属

ニューヨーク金はまちまち、銀は続落。終値の前日比は、金が0.1ドル安~0.4ドル高、中心限月の4月限が0.1ドル安、銀が5.0~4.5セント安、中心限月の3月限が5.0セント安。金4月限は小幅続落。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、押し目買いが入ると、米ISM非製造業景況数の低下などを受けて底堅く推移した。銀3月限は、ドル高を受けて軟調となった。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を急がないとの見方を後押しし、金市場への資金流入が続くとみた買いも入った。ニューヨーク金4月限は、小幅続落。時間外取引では1314.8~1319.5ドルのレンジで推移、前日比1.6ドル安の1317.7ドルとなった。4月限は、安寄りしたのち、押し目買いが入ったが、ドル高に上値を抑えられた。立会時間は、押し目買いが入ると、1321.0ドルまで上昇したが、ドル高を受けて上げ一服となった。その後は、米ISM非製造業景況指数の低下などが下支えとなり、底堅く推移した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の3月物は前日比0.90ドル安の1バレル53.66ドルで取引を終えた。特段の売買材料は見当たらなかったが、前日早朝に昨年11月以来の高値を付けた後とあって、利益確定売りが優勢だった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.90~0.89ドル安。その他の限月は0.85~0.12ドル安。世界的な景気減速懸念が上値を抑えた。米中通商協議に対するぼんやりとした楽観論のなかで米株式市場は戻りを続けているものの、原油市場は石油需要の下振れに対して引き続き神経質で、上値を追う動きは限られた。石油の大量消費国である米国や中国の需要動向に今のところ変化は見られないものの、景気は減速しつつあり、相場の重しとなっている。米中の石油需要は世界全体の約3割を占める。相場は下げ渋る場面もあった。米政府の経済制裁に伴うベネズエラの供給減石油輸出国機構(OPEC)とロシアによる協調減産で供給が減るとの見方が相場を支えた。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み続伸。終値の前営業日比は0.25~1.50セント高。中心限月の3月限は1.50セント高の380.75セント。大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は1.25~2.50セント高。中心限月の3月限は1.75セント高の920.25セント。世界経済減速懸念、ドル高を背景とした売りに値を沈める場面も見られたが、大豆の上昇を手掛かりにした買いが入り前日の高値379.75セントを上抜き380セント台を回復した。そのまま値を落とすことなく、ほぼ高値で取引を終了している。ただ、引き続き最近のレンジ内での往来相場にとどまっている。379.50セントで取引を開始した3月限はアジアの時間帯の序盤に378セント台に値を落とした、すぐに買い戻された。ただ、その後はこう着状態となり、欧州の時間を終えるまで379.25~380.00セントと狭いレンジ内で高下した。


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