朝刊:2019/02/07

ダウ21ドル安の小幅安。ゴールドは下落でオイルは反発。米企業業績や景気悲観論の影響は限定的か

NY為替

今日はドル安の1ドル=109円80~90銭だった。円は午後に伸び悩んだ。NY為替市場はドル買いが優勢となった。特に材料はなかったが、ユーロ売りが続いておりドルを底堅くしていたようだ。きょうは東京時間にトランプ大統領の一般教書演説が行われていたが、メキシコ国境の壁建設や米中貿易問題に関して言及していたが、特に目新しい内容もなく無難な通過となった。ムニューシン米財務長官が、4日にホワイトハウスで開かれたパウエルFRB議長とトランプ大統領の夕食会について発言していたが、トランプ大統領は「非常に熱心だった」と述べていた。話し合いは多くの議題に渡ったようだが、パウエル議長のコメントは既に公に述べている内容と一致していたと語っていた。

NYダウ

米株式相場は4営業日ぶりに小反落した。ダウ工業株30種平均は前日比21ドル22セント(0.1%)安の25390ドル30セントで終えた。前日に約2カ月ぶりの高値を付けた後とあって、朝方は利益確定売りが先行した。売り一巡後は前日終値近くでもみ合い、小幅高に転じる場面もあった。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が21.22ドル安の25390.30ドル、ナスダック総合指数が26.80安の7375.28、S&P500が6.09安の2731.61。前日のトランプ大統領の一般教書演説ではメキシコ国境の壁建設の必要性を強調した。非常事態宣言の言及まではなかったものの、暫定予算の期限が来週に迫る中、市場は2回目の政府機関閉鎖の可能性を排除できないようだ。ただ、企業業績や米景気への悲観論は薄れており、相場の下値は堅かった。半導体株は先行きの市況回復への期待から総じて買われた。

NY貴金属

ニューヨーク金は下落、銀は続落。終値の前日比は、金が4.9~4.7ドル安、中心限月の4月限が4.8ドル安、銀が13.5~13.4セント安、中心限月の3月限が13.5セント安。金4月限は続落。時間外取引では、米大統領の一般教書演説を受けて押し目を買われる場面も見られたが、ドル高に上値を抑えられた。日中取引では、米貿易赤字の縮小などを受けて軟調となった。銀3月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドル建てで取引される金先物の重荷になった。 ニューヨーク金4月限は、続落。時間外取引では1315.5~1319.9ドルのレンジで推移、前日比1.9ドル安の1317.3ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、戻りを売られた。その後は、米大統領の一般教書演説を受けて押し目を買われる場面も見られたが、ドル高に上値を抑えられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTIで期近の3月物は前日比0.35ドル高の1バレル54.01ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.34~0.35ドル高。その他の限月は0.35ドル安~0.40ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、留出油の需要が堅調だったことが相場を押し上げた。ヒーティングオイルを含む留出油需要の4週間移動平均は日量447万8000バレルまで増加し、2008年以来の高水準を記録した。米原油生産量は日量1190万バレルと過去最高水準を維持。製油所稼働率は90.7%と、今冬はすでにピークアウトしている。石油輸出国機構(OPEC)の協調減産が進んでいることも相場を支えた。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国による協調減産やベネズエラの減産見通しも支援要因。OPECプラスは先月から日量120万バレルの減産を開始している。米国がベネズエラ国営石油会社(PDVSA)に対する制裁を開始したことで、経済危機のベネズエラの生産量は一段と減少する見通し。米国はベネズエラの主要な取引先。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反落。終値の前営業日比は1.00セント安~0.25セント高。 中心限月の3月限は0.75セント安の380.00セント。 大豆は概ね続伸。終値の前営業日比は0.50~4.00セント高。中心限月の3月限は1.50セント高の921.75セント。ドル高傾向が重石となって下落した。ただ、コーン独自の新規材料に乏しいことから3月限のこの日の値幅は1.75セントにとどまった。3月限は1月17日以降のレンジ内での往来相場が続いている。前日の帳入値を0.25セント下回る380.50セントで取引を開始した3月限は 取引開始直後に380.75セントの高値を付けた後に売られたが、その後のアジアの時間帯を通して380.00~380.50セントの狭いレンジ内での往来にとどまった。


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