朝刊:2019/02/15

ダウは反落の103ドル安。ゴールドも小幅安。オイルは三日連続続伸

NY為替

きょうのNY為替市場、朝方発表の12月の米小売売上高発表後にドル売りが強まった。米小売売上高は予想外の大幅な減少となりドル円も戻り売りが強まる展開。一時110円50銭近辺まで下落した。前日は111円台に上昇し、111円30銭近辺に来ている200日線を試す気配も見られていた。一方で上値での戻り売り圧力も根強く、200日線手前での売買交錯が続いていた中、きょうの弱い米小売売上高は利益確定売りの背中を押したようだ。終盤になって「トランプ大統領は予算案に署名した上で、非常事態宣言も行う」と伝わった。ドル円も売買が交錯したものの、110円台半ばで落ち着いている。政府機関閉鎖は回避されそうだが、ペロシ米下院議長は非常事態宣言なら法的異議申し立てを行う意向を示しており、なお動向は警戒される。

NYダウ

米株式市場ではダウ工業株30種平均が3日ぶりに反落した。前日比103ドル88セント(0.4%)安の25439ドル39セントで終えた。朝方発表の昨年12月の米小売売上高が市場予想に反して大幅に減少し、米景気の先行き不透明感が強まった。景気の影響を受けやすい銀行株や資本財株が幅広く売られた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が6.58高の7426.95、S&P500が7.30安の2745.73。朝方発表になった12月の米小売売上高が予想外の大幅な減少となったことで序盤は売りが強まった。取引開始前までに発表になっていた決算が弱い内容が多かったことも圧迫。米中協議に関してトランプ大統領が、関税引き上げ期限の60日間延長を検討しているとの報道も流れていたが、打ち消された格好。

NY貴金属

ニューヨーク金は小反落、銀は続落。終値の前日比は、金が1.4~1.0ドル安、中心限月の4月限が1.2ドル安、銀が12.7~12.1セント安、中心限月の3月限が12.4セント安。金4月限は小反落。時間外取引では、堅調となる場面も見られたが、ポンド主導でドル高に振れたことを受けて戻りを売られた。日中取引では、米小売売上高の急減を受けて下げ一服となった。米小売売上高を受けて米利上げ休止観測が強まると、金市場への資金流入が続くとみた買いが入り下げ幅を縮めた。銀3月限は続落。欧州時間からのドル高を受けて軟調となり、1月25日以来の安値1544.5セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続伸した。WTIで、期近の3月物は前日比0.51ドル高の1バレル54.41ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.48~0.51ドル高。その他の限月は横ばい~0.48ドル高。昨年12月の米小売売上高が大幅に落ち込んだことで、世界的な景気減速や石油需要の下振れ警戒感が強まったが、米株式市場が安値から切り返したことが原油相場を押し上げた。米政府機関の閉鎖によって米小売売上高に関するデータ収集などが影響を受けたとみられており、今回の急減を真に受けた動きは続かなかった。小売売上高を受けて安く始まった米株相場が下げ幅を縮めると、株と同様にリスク資産とされる原油が買い戻された。1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増の日量1007万バレルと堅調だったことも支援要因。米中貿易戦争が続くなかで、中国の景気は減速しているものの、原油需要は今のところ高水準を維持している。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は、出来高の少ない期先が0.50セント高となっている以外、4.00セント~1.00セント安。中心限月の3月限は4.00セントの374.75セント。 大豆は米中間の合意期待後退で大幅続落。終値の前営業日比は13.00~8.25セント安。中心限月の3月限は13.00セント安の903.50セント。大豆、小麦の軟調な足取りに加え、コーンの週間純輸出高が弱気な内容だったことが売りを呼んだ。3月限は前日の安値を割り込んだ後も下げ止まることが出来ずに今月12日以来の安値まで下落。安値を買い戻す動きも限られ低迷したまま引けを迎えた。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。