朝刊:2019/02/25

ダウは大幅反発の181ドル高。ゴールド、オイルもしっかり。市場は米中協議を楽観視か

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。前日と同じ1ドル=110円65~75銭で終えた。アジアや欧州の株高などを手掛かりに円は小安く始まった。経済指標の発表もない中で米国債利回りが低下しており、ドル円も戻り売りに押されたようだ。ただ、米株が堅調に推移しており、リスク選好の雰囲気もあることから、ドル円の下値は支えられている。下にも行けず、上にも行けない状況が継続。ムニューシン米財務長官の発言が伝わり、米中が通貨に関して最終合意したと述べた。これを受けて人民元がオフショア市場で買われており、ドル/人民元は6.70元台前半に下落。対円では16円台半ばに上昇している。ただ、ドル円やユーロドルの反応は限定的。市場は米中貿易協議の行方に注目している。トランプ大統領は「習近平国家主席と会談が3月に実施される」と述べていた。ただ、中国との覚書は短くなるという。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比181ドル18セント(0.7%)高の26031ドル81セントと昨年11月8日以来、約3カ月半ぶりに26000ドル台を回復した。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が、ナスダック総合指数が67.84高の7527.55、S&P500が17.79高の2792.67。前日は弱い経済指標が相次ぎ利益確定売りが強まったが、きょうは再び焦点を米中貿易協議に戻した模様。市場は米中協議を楽観視している。主な株価指数は9週連続で上昇し、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数が心理的な節目となっている2800台回復を目前にしている。週末を控えていたこともあり、利益確定売りも出やすかった。トランプ大統領とムニューシン米財務長官の発言が伝わっており、大統領は「習近平国家主席と会談が3月に実施される」と述べていたほか、長官は「米中は通商協議の一環として通貨に関する最終合意に達した」と述べていた。米中協議の進展を期待できそうな内容が伝わっていたが、大統領は「中国との覚書は短くなると述べていた。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.0~5.7ドル高、中心限月の4月限が5.0ドル高、銀が10.5~11.7セント高、中心限月の3月限が11.3セント高。金4月限は反発。時間外取引では、前日の修正安の流れを引き継ぎ、小幅続落で推移したが、前日の安値1323.3ドルが支持線となり、1323.8ドルで下げ渋り、下値は堅く推移した。米中貿易交渉が順調に進んでいるとの観測から銅など非鉄金属相場が上昇し、金にも買いが波及した。外国為替市場でドルがユーロに対して下落した場面で、ドルの代替投資先とされる金に買いが入った面もあった。日中取引は、ドル安から押し目買いが優勢となり、プラスサイドに浮上。1330ドル台を回復し、中盤から終盤にかけて緩やかに上昇し、前日の中間水準に当たる1335.6ドルまで上昇。引け前に幾分、上げ幅を縮小したが、堅調に引けた。主要な米経済指標の発表はなかったが、米10年債利回りが低下、ドルインデックス指数が約半月ぶりの安値をつけるなど、ドル安ムードに支援された。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反発した。WTIで期近の4月物は前日比0.30ドル高の1バレル57.26ドルで終えた。朝方の時間外取引で一時57.81ドルと期近物として昨年11月中旬以来約3カ月ぶりの高値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.29~0.30ドル高。その他の限月は0.11ドル安~0.27ドル高。時間外取引から米中通商協議に対して楽観視する見方が多いことや、中国、欧州株の上昇を背景に57ドル台半ばで堅調に推移。石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産が需給改善につながるとの観測も引き続き相場を支えた。日中取引開始後は、米株の上昇、ドル安に支援され、57ドル台後半にジリ高となった。終盤に週末を控えた利食い売りで上げ幅を縮小したが、小高く引けた。

シカゴコーン・大豆

コーンはまちまち。終値の前営業日比は0.75セント安~0.75セント高。中心限月の3月限は0.25セント安の375.25セント。大豆は米中貿易協議待ちのなか小幅反落。終値の前営業日比は1.75セント安~0.50セント高。中心限月の3月限は0.75セント安の910.25セント。米中貿易協議待ちのため様子見ムードが強まった。米農務省(USDA)のアウトルックフォーラムでは、19/20年度の期末在庫量減少予測が示されたものの、市 場の反応は薄く3月限は3.25セントのレンジ内での高下に留まった。


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