朝刊:2019/02/26

ダウは60ドル高で約三ヶ月ぶりの高値を更新。貴金属は小安い。オイルは反落。

NY為替

きょうのNY為替市場、ドル円は111円台を回復し200日線をうかがう展開が見られた。きょうの市場はトランプ大統領の発言で米中協議進展への期待感がさらに高まった。一方、欧州は、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、同国政府が離脱時期の延期を検討していると報じられ買いが優勢だった。米大統領は「貿易協議でかなりの前進があったとし、関税引き上げを延期する」と述べた。ただ、具体的な期間などについては言及していない。これを受けてきょうの市場はリスク選好の雰囲気に包まれており、円相場は円売りが優勢となった。米国債利回りの上昇と伴にドル円も買いが優勢となった。111円付近ではオプション絡みなどの売りも観測され111円手前でもみ合っていたが、売りを吸収して111円台を回復。一時111.25円付近まで上昇し、200日線を伺う展開が見られており上値期待を高めている。ユーロは対ドルで小反発した。同16時時点に比べ0.0010ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1340~50ドルだった。日中を通して狭い範囲で推移した。

NYダウ

ダウ工業株30種平均は前週末比60ドル14セント(0.2%)高の2万6091ドル95セントと昨年11月8日以来ほぼ3カ月半ぶりの高値で終えた。トランプ米大統領が24日に中国製品への関税引き上げの延期を表明し、米中の貿易協議が進展するとの期待が高まった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が26.92高の7554.46、S&P500が3.44高の2796.11。トランプ大統領の発言で米中貿易協議進展への期待感をさらに高めている。大統領は米中貿易協議でかなりの前進があったのを受けて、関税引き上げを延期すると述べた。具体的な期限などには言及しなかったが、知的財産権と技術移転、農業、サービス、通貨など重要な構造問題でかなり前進したとツイートした。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が3.5~3.2ドル安、中心限月の4月限が3.3ドル安、銀が8.5~7.5セント安、中心限月の3月限が8.4セント安。金4月限は反落。時間外取引では、米中の関税引き上げ延期を受けてドル安に振れたことが支援要因となった。日中取引では、ドル安一服や原油急落を受けて上げ一服となった。銀3月限は反落。時間外取引で、ドル安や株高を受けて堅調となったが、日中取引ではドル安一服や金反落を受けてマイナスサイドに転じた。 世界の主要な株価指数が上昇するなど、投資家が運用リスクを取る動きが広がった。実物資産の裏付けがあり、リスク回避の際に買われやすい金先物相場の重荷となった。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1329.3~1334.1ドルのレンジで推移、前日比0.4ドル安の1332.4ドルとなった。4月限は、安寄りしたのち、米中の関税引き上げ延期を受けてドル安に振れたことから、地合いを引き締めた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の4月物は前週末比1.78ドル安の1バレル55.48ドルで取引を終えた。トランプ米大統領が原油高に不満を表明。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.83~1.78ドル安。その他の限月は1.83~0.56ドル安。 原油価格が高すぎるとトランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)を批判したことが相場を圧迫した。「世界は価格上昇を受け入れることができない」と述べており、これまでと同様に原油高に神経質だった。昨年からトランプ米大統領の発言が相場の重しとなる場面が多々ある。来年の米大統領選に向けて原油価格を抑制する構え。昨年のトランプ米政権は、米国による対イランの石油制裁を一部緩和し、供給ひっ迫懸念を和らげた。対イランの石油制裁緩和が続けられる可能性も意識されている。米国は8カ国に対してイラン産原油の輸入継続を一時的に認めている。

シカゴコーン・大豆

コーンは軟調。終値の前営業日比は5.00セント~1.00セント安。中心限月の3月限は4.75セント安の370.50セント。大豆は小幅反発。終値の前営業日比は1.50セント安~1.50セント高。中心限月の3月限は1.50セント高の911.75セント。米農務省(USDA)発表の輸出検証高報告が弱気な内容だったことがを受けて売り優勢となった。また、原油安も弱材料視された。3月限は前日の安値を下抜いても下げ止まらず、2月20日以来の水準まで下落。安値からの買い戻しはわずかで、安値に近い水準で引けている。3月限は、377.75セントで取引を開始した後、序盤に378.25セントで上値を抑えられた。その後、やや地合いが軟化しながらも欧州の時間帯後半まで376. 75セントを下値支持線とする底意の強い足取りを演じていた。


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