朝刊:2019/03/05

ダウは206ドル安の大幅反落で一時は400ドル超の下げ。ゴールドも1月以来の安値を付ける。オイルは反発

NY為替

きょうのNY為替市場は米株式市場で株安が強まり、ドル円も伸び悩む動きが見られた。ユーロは対ドルで下落した。同16時時点に比べ0.0060ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1320~30ドルだった。米中貿易協議の進展期待からドルが主要通貨に対して買われ、ユーロは売りが優勢だった。ダウ平均が下げ幅を一時400ドル超に広げた中、米国債利回りの下げと伴にドル円も戻り売りが出た格好。週末の報道では米中が3月27日頃に首脳会談を開催し、正式に通商合意を結ぶ可能性があると報じられていた。米中協議への期待感が高める中、米株式市場も上げて始まったものの、この日発表の米建設支出が予想外の減少となったことをきっかけに戻り売りを強めた。もっとも、米建設支出は12月分のデータで全般的に12月分は弱い内容が相次いでおり予想外の減少も驚きではなかったものと思われる。

NYダウ

米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比206ドル67セント(0.8%)安の25819ドル65セントで終えた。米中が今月下旬にも貿易交渉で合意する見通しと伝わり、朝方は買いが先行した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が17.79安の7577.57、S&P500が10.88安の2792.81。週末の報道では米中が3月27日頃に首脳会談を開催し、正式に通商合意を結ぶ可能性があると報じられていた。米中協議への期待感が高まる中、米株式市場も上げて始 まったものの、この日発表の12月の米建設支出が予想外の減少となったことをきっかけに戻り売りを強めている。もっとも、米建設支出は12月のデータで、全般的に12月分は弱い内容が相次いでおり予想外の減少も驚きではなかったものと思われる。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が12.0~11.6ドル安、中心限月の4月限が11.7ドル安、銀が15.2~15.1セント安、中心限月の5月限が15.1セント安。金4月限は続落。時間外取引では、米大統領のドル高けん制発言によるドル安が下支えとなったが、ユーロの戻りが売られたことに上値を抑えられた。日中取引では、ドル高を受けて1月24日以来の安値1283.8ドルを付けた。その後は米建設支出が予想外に減少し、景気減速懸念から株安に振れたことが下支えとなった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替投資先とされる金が売られた。前週末に節目の1300ドルを割り込んだことが金市場からの資金流出を促したとの指摘もあった。一時は1283.8ドルと1月下旬以来の安値を付けた。銀5月限は、ドル高を受けて軟調となり、昨年12月以来の安値1507.5セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発。WTIで期近の4月物は前日比0.79ドル高の1バレル56.59ドルで取引を終えた。2月のロシアの原油生産が減ったと伝わった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.78~0.79ドル高。その他の限月は0.77~1.00ドル高。早ければ今月にも米中首脳会談が行われ、双方が課している敵対的な関税を後退させるための合意に近づいていると伝わったことが相場を押し上げた。米WSJによると、今月27日頃にトランプ米大統領と習近平・中国国家主席が会談する可能性があるという。米中通商協議の見通しが世界的な景気減速や石油需要の下振れ懸念を和らげている。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み続伸。終値の前営業日比は0.25~1.75セント高。中心限月の5月限は1.75セント高の374.75セント。大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は4.00~6.00セント高。中心限月の5月限は4.50セント高の916.00セント。大豆の堅調な足取りが買いを呼んだほか、前週の急落の後でテクニカル要因からの買い戻しが見られた。ただ、ドル高傾向、ブラジル産地の好天が弱材料視されるなか転売が入り、上げ幅を縮小して終えた。3月限は、373.50セントで取引を開始したが、これがこの日の安値となった。その後はアジアの時間帯の後半にかけて地合いを引き締めて376.00セントに到達した。


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