朝刊:2019/03/11

ダウは22ドル安で三週間ぶりの安値を付ける。オイルも反落。ゴールドはしっかり

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=111円15銭~25銭で取引を終えた。世界的な株安を受けてリスク回避の際に買われやすい円に買いが優勢になった。この日朝方発表になった米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下回ったことでドル売りが優勢となっている。予想外の結果がよく出る指標ではあるが、さすがに18万人増の予想に対して2万人増はネガティブ・サプライズとなった模様。ただ、このところNFPよりも注目度の高い、平均時給は前年比で3.4%と予想を上回る内容ではあった。前日のECB理事会が予想以上にハト派であったこともあって、市場には景気の先行きへの不安感が再び台頭している。しかし、現在の市場の値動きを見た限りでは、昨年終盤ほどの悲観的なムードまではなく、まだ、景気後退よりも景気減速を警戒している印象ではある。

NYダウ

米株式相場は5日続落した。ダウ工業株30種平均は前日比22ドル99セント(0.1%)安の25450ドル24セントと2月14日以来ほぼ3週ぶりの安値で終えた。2月の米雇用統計で雇用者数の伸びが小幅にとどまり、米景気の減速懸念から売りが先行した。ダウ工業株30種平均は前日比22ドル99セント(0.1%)安の25450ドル24セントと2月14日以来ほぼ3週ぶりの安値で終えた。2月の米雇用統計で雇用者数の伸びが小幅にとどまり、米景気の減速懸念から売りが先行した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が13.32安の7408.14、S&P500が5.86安の2743.07。朝方発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下回ったことで売りが優勢となった。最近はNFPへの反応は限定的なことが多く見受けられるが、さすがに18万人増の予想に対して2万人増はネガティブ・サプライズとなった模様。このところの市場は先行き不透明感を再び強めている。そのような雰囲気の中でのネガティブな数字に敏感な反応を見せたようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が13.2~13.6ドル高、中心限月の4月限が13.2ドル高、銀が30.9~31.2セント高、中心限月の5月限が30.9セント高。金4月限は反発。2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが2万人増と大幅に鈍化したことで、米経済の減速が警戒され、金には逃避的な買いが入った。ドルの代替投資先とされる金先物に買いが入った。景気の先行き不透明感から市場でリスク回避ムードが広がり、実物の裏付けがあり安全資産とされる金先物の支えになった面もあった。建設や小売などの業種で雇用者数は減少するなど、世界的な景気減速の波が米国に迫っており、1-3月期の米国内総生産(GDP)の下振れ警戒感が強まっている。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の4月物は前日比0.59ドル安の1バレル56.07ドルで取引を終えた。一時54.52ドルと、2月中旬以来およそ3週ぶりの安値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.60~0.59ドル安。その他の限月は0.68~0.28ドル安。2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが2万人増と大幅に鈍化したことが嫌気された。世界的な景気減速の波が米経済にも迫っており、石油需要の下振れが警戒されている。建設や小売などの業種で雇用者数は減少した。前日に欧州中央銀行(ECB)が景気見通しを下方修正し、新たな貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)の実施を発表するなど、景気に配慮する対応を打ち出していることも景気減速懸念を強めている。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続落。終値の前営業日比は2.50セント安~1.50セント高。出来高の薄い先限が上昇。中心限月の5月限は1.00セント安の364.25セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は7.00セント~1.75セント安。中心限月の5月限は6.75セント安の895.75セント。USDA発表の需給報告で18/19年度のエタノール生産用需要が下方修正されたことが弱材料視されたことに加え、大豆安が手掛かりとなって売られた。5月限は昨年9月18日に付けた363.25セントを下回って一代の安値を更新し、その後、買い戻されたものの、365セント台までの回復には至らないまま終了。


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