朝刊:2019/03/13

ダウは96ドル安で反落。ゴールドは反発。オイルも小幅続伸。米株はボーイングの下げがダウを押し下げたが、他業種は比較的しっかり

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は下落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=111円30銭~40銭で取引を終えた。米株式市場でナスダック総合株価指数やS&P500種株価指数が続伸し、低金利で投資資金の調達通貨とされる円の売りを誘った。ただ、111円台はしっかりと維持されている。きょうの為替市場は英議会の動向とポンドに意識が集中した。東京時間にはメイ首相とユンケル欧州委員長がバックストップの法的拘束力を伴う修正で合意が成立したことで、ポンドと伴にドル円も買いが見られた。しかし、メイ首相の合意案が否決される可能性が高まり、ドル円は111円ちょうど付近まで下落していた。しかし、111円台は堅持している格好。結局、英下院はメイ首相の合意案を否決した。今度は明日13日に「合意なき離脱」の投票を実施する予定。メイ首相はこの投票は自由投票にすると述べた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前日比96ドル22セント(0.4%)安の25554ドル66セントで終えた。主力機の墜落事故が嫌気され、ボーイングが大幅に7日続落してダウ平均を押し下げた。しかし、そのほかの株価指数は上昇。終値の前日比は、ナスダック総合指数が32.97高の7591.03、S&P500が8.22高の2791.52。前日に引き続きボーイングの下げがダウ平均を圧迫した。ボーイングだけでダウ平均を166ポイント超押し下げている。ボーイングについては、きのうの中国やインドネシアに引き続き、英国もボーイング737MAXの運航停止を命令した。そのほか、ドイツやフランス、イタリアなどEU航空当局も運航停止を指示した。発注を見直す動きも出ており、業績への懸念が警戒されているようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.6~7.5ドル高、中心限月の4月限が7.0ドル高、銀が13.9~14.1セント高、中心限月の5月限が13.9セント高。金4月限は反発。時間外取引では、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて堅調となった。日中取引では、2月の米消費者物価指数(CPI)でコア指数が予想以下となったことを受けて上値を伸ばした。以上の指数発表で米利上げ見送り観測が強まった。金市場への資金流入が続くとみた買いが入った。銀5月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1292.0~1297.9ドルのレンジで推移、前日比5.2ドル高の1296.3ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、ポンド主導でドル安に振れたことを受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が小幅続伸した。WTIで期近の4月物は前日比0.08ドル高の1バレル56.87ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.08ドル高。その他の限月は0.05ドル安~0.12ドル高。関係筋の話として、サウジアラビアが4月の輸出量を削減する計画であると伝わったことが相場を押し上げた。来月のサウジの輸出量は日量700万バレルを下回るという。生産量は日量1000万バレル未満で維持する公算。石油輸出国機構(OPEC)が少なくとも6月まで協調減産を続ける見通しのなかで、舵取り役であるサウジは相場の下支えを続ける見通し。

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み反発。終値の前営業日比は、出来高の少ない期先が0.75セント安だが、それ以外が3.00~5.00セント高。中心限月の5月限は3.75セント高の365.75セント。大豆は反発。終値の前営業日比は変わらず~7.50セント高。中心限月の5月限は7.00セント高の897.00セント。続落が続いていた小麦市場が売られ過ぎ懸念から反動高となったことがけん引役となった。大豆高も買いを促したことで前日高値を僅かに上回る程度まで上昇。高値では転売が見られたものの大きな値崩れは無く、高値に近い水準で終えた。5月限は前日に続いて361セント割れに抵抗を見せており、下値を固めつつある様子を窺わせている。


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