朝刊:2019/03/15

ダウは、ほぼ横ばいの小幅高。ゴールドは大きく反落。オイルは四日連続続伸

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=111円65銭~75銭で終えた。先行した海外市場で円安・ドル高に振れた流れを引き続き、円は安く始まった。NY時間に入る前に米中首脳会談が4月以降に延期されるとの報道が伝わっていた。この日発表の米住宅指標も弱い内容だったが、市場はさほどネガティブな反応を見せず、米株や米国債も落ち着いた反応を示している。また、きょうはポンドが利益確定売りに押されていることもドルをサポートした模様。 きょうの上げでドル円は200日線を回復しており上値期待を再び高めている。目先は112円台を回復し、今月の高値112円15銭を突破できるかが注目となる。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比7ドル05セント高の2万5709ドル94セントで終えた。アナリストの前向きな評価が相次いだアップルが上げたほか、金融株への買いも相場を支えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が12.50安の7630.91、S&P500が2.44安の2808.48。 米中首脳会談が月内には実現せず、実現しても4月下旬になるとの報道が伝わっていた。株式市場もネガティブな反応を示したほか、この日の米住宅指標が予想を下回ったこともあり序盤は売りが先行した。しかし、下値では押し目買いの動きも見られ下押す動きまでは出ていない。米中貿易協議に関してはトランプ大統領は急いで合意する必要は無いとの姿勢を強調しており、3月27日と見られていた米中首脳会談に延期の可能性が出てきたことに、市場もさほど違和感がないのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が19.0~14.0ドル安、中心限月の4月限が14.2ドル安、銀が29.0~28.0セント安、中心限月の5月限が28.5セント安。金4月限は反落。時間外取引では、ポンド反落でドル安が一服したことや、中国経済に対する懸念から人民元が下落したことを受けて軟調となった。日中取引では、ドル高などを受けて1292.5ドルまで下落したのち、ポンド安一服を受けて下げ一服となった。ドルが主要通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。英議会が14日に欧州連合(EU)からの離脱延期を可決するとの見方から、合意なき離脱への警戒感が後退した。安全資産とされる金の売りにつながった面もあった。銀5月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1295.7~1310.3ドルのレンジで推移、前日比12.1ドル安の1297.2ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、ドル安一服を受けて戻りを売られた。英下院が欧州連合(EU)離脱で合意なき離脱を否決したが、ポンドの戻りが売られた。また中国経済に対する懸念から人民元が下落し、ドル高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は4日続伸した。WTIで期近の4月物は前日比0.35ドル高の1バレル58.61ドルで取引を終えた。一時58.74ドルと期近物として4カ月ぶりの高値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.32~0.35ドル高。その他の限月は0.20ドル安~0.27ドル高。米国は季節的にガソリン需要が高まり始める時期を迎えており、石油輸出国機構(OPEC)が需要期を通じて協調減産を続ける可能性があることも影響して、供給ひっ迫懸念が相場を押し上げた。1月以降、米国の原油と石油製品を合計した石油在庫は引き締まる傾向にある。OPECを中心とした産油国は日量120万バレルの減産を6月まで続ける見通しで、その後も継続する可能性がある。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の中心限月は続伸。終値の前営業日比は、0.75セント安~4.25セント高。中心限月の5月限は3.75セント高の370.25セント。大豆は反落。終値の前営業日比は3.25セント安~0.50セント高。納会を迎えた当限のみが小幅高。中心限月の5月限は2.50セント安の898.50セント。英国のEU離脱延期可決を受けて小麦市場が上昇したことに追随した。また、米国中西部では作付の時期が続いているにもかかわらず、寒波に見舞われていることで作付開始時期が遅れるとの懸念が浮上していることも買いを支援した。5月限は3月7日以来の高値まで上昇。その後は転売が入り上げ幅を縮小したが、終値ベースでも370セント台を維持した。なお、当限3月限はこの日、納会を迎えた。


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