朝刊:2019/03/19

ダウは65ドル高で四日連続続伸。原油も反発し、一時約四ヶ月ぶりの高値を付ける。ゴールドは小幅安

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸し、前週末比05銭円高・ドル安の1ドル=111円40銭~50銭で取引を終えた。ドル円は111円台半ば前後での揉み合いから、111円30銭近辺を付けるなど、ドル売り円買いの動きが一時優勢となった。安値を付けた後の戻りは111円45銭近辺までと、ロンドン市場での安値付近で抑えられたことで、その後短期筋の投げを誘う場面も見られた。ユーロドルではユーロ売りドル買いが優勢となるなど、ドル安主導ではなく円買いが主導した動き。それほど目立った材料が出たわけではなく、朝方の米株の軟調な動きや、米長期債利回りの2.61%近いところからの下げに押される形で、ドル売りが入り、ポジション調整なども交えて売りが出た形。クロス円の下げも目立ち、ユーロ円は126円60銭台から126円15銭近辺まで値を落とす場面も見られた。もっとも、その後値を戻すなど、勢いのある下げにはならなかった。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前週末比65ドル23セント(0.3%)高の25914ドル10セントで終えた。石油株や金融株が買われ、指数を押し上げた。先週末に買戻しが入ったボーイング株が、週末のエチオピア運輸省の3月10日の墜落は昨年10月の墜落と明白な類似性との公表を嫌気した売りに、朝から大きく下げて始まったこともあり、寄り付きはマイナス圏。その後プラス圏を回復も、はっきりとした買いにはならずと、さえない動きが続いたが、午後に入って少し買いが優勢に。朝からしっかりの米金融大手ゴールドマンサックスが終値ベースでも2%超の上昇となったほか、OPECプラスの減産継続姿勢を受けてエクソンモービルなど資源株が上昇。ウォルトディズニーやP&Gなど軟調な株も見られたが、総じてしっかりの展開に。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が1.5~1.2ドル安、中心限月の4月限が1.4ドル安、銀が0.3~0.2セント安、中心限月の5月限が0.2セント安。金4月限は反落。時間外取引では、中国株上昇などを背景に押し目を買われて堅調となった。日中取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)がハト派の内容になるとの見方から買いが先行したが、ドル安一服を受けて上げ一服となった。銀5月限は、金堅調を受けて買い優勢となったが、買い一巡後はドル安一服を受けて小幅安となった。外国為替市場でドルが対英ポンドなどで上昇すると、ドルの代替投資先とされる金は売りに押された。ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では1298.0~1306.0ドルのレンジで推移、前日比1.4ドル高の1304.3ドルとなった。4月限は、安寄りしたのち、軟調となったが、欧州時間に入ると、ユーロ高を受けて押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反発した。WTIで、期近の4月物は前週末比0.57ドル高の1バレル59.09ドルで取引を終えた。一時59.23ドルと期近物として約4カ月ぶりの高値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.56~0.57ドル高。その他の限月は0.08~0.53ドル高。アゼルバイジャンのバクーで会合を行った石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC加盟国が来月17-18日に予定していた臨時総会を取りやめ、6月の定時総会で減産の延長についての判断を決定すると発表したことが手がかり。4月の臨時総会では減産を点検する予定だった。トランプ米大統領はOPECなどの行動をけん制し、原油高を抑制しようとしているものの、サウジやロシアを中心とした産油国は従来の予定通り減産を継続する。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が反落。終値の前営業日比は、1.75セント安~0.25セント高。中心限月の5月限は1.75セント安の371.50セント。大豆は総じて反落。終値の前営業日比は4.25~1.75セント安。中心限月の5月限は3.50セント安の906.75セント。米中西部の土壌水分過剰とこれに伴う作付遅れ懸念を手掛かりにした買いが見られて序盤は堅調で運ばれたが、今春の作付拡大見通しが重石となったことに加え、米農務省(USDA)発表の輸出検証高の弱気な内容を受けて終盤にかけて売り優勢となった。ただ370セント割れには抵抗を見せるなど、底意の強さも窺わせた。


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