朝刊:2019/03/20

ダウは一時200ドル近く上げるも大引けに売られ小幅安。ゴールドは反発。リスクオンのドル買い入るもまちまち。FOMCの結果を最後まで見届けたいという心境か

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。前日と同じ1ドル=111円40銭~50銭で取引を終えた。19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)がハト派姿勢を強めるとの見方があり、円買い・ドル売りが先行した。リスク選好での円売りもあり、ドル円は両面からしっかりも、111円台半ば手前の売りを崩せず。その後も高値圏でもみ合ったが、米通信社が米中通商協議の難航を報じると、米株の売りが強まり、ドル円、クロス円も軟調な動きに。一時200ドル近く上昇したダウ平均がマイナス圏で引けを迎えるなど、株高の流れが一変したことで、ドル円も111円台前半からの買いに慎重な姿勢が見られた。

NYダウ

ダウ工業株30種平均は前日比26ドル安の25887ドルで終えた。20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が明らかになるのを前に5営業日ぶりに下げたが、前日までの4日間の上昇幅である360ドル近くに比べると下げは小さい。朝は堅調な動きで始まり、一時は200ドル近い上昇を見せる場面が見られた。しかし、米中通商協議の難航が通信社報道で報じられると雰囲気が一変。リスク警戒の動きが広がる展開となって上げ幅を一気に縮めた。その後は小幅高圏での推移が続いたが、引けにかけてもう一段の売りが入る格好でマイナス圏での推移。ダウ平均は数銘柄を除いたプラス圏推移となっていたが、その後の下げに上昇銘柄と下降銘柄が拮抗する展開となった。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が4.7~5.3ドル高、中心限月の4月限が5.0ドル高、銀が4.9~5.0セント高、中心限月の5月限が5.0セント高。金4月限は反発。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル安に振れたことなどを受けて堅調となった。日中取引では、序盤の買いが一巡すると、次の材料待ちで上げ一服となった。米連邦準備理事会(FRB)が19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送る姿勢を強めるとの観測が広がり、金市場への資金流入が続くとみる買いが優勢となった。銀5月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1302.1~1308.8ドルのレンジで推移、前日比6.5ドル高の1308.0ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル安に振れたことなどを受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が小反落した。WTIで期近の4月物は前日比0.06ドル安の1バレル59.03ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.09~0.06ドル安。その他の限月は0.07ドル安~0.12ドル高。石油輸出国機構(OPEC)やロシアを中心とした産油国が6月の総会以降も減産を続ける可能性があるなかで、年初来高値の水準を維持した。OPECは少なくとも6月まで日量120万バレルの協調減産を継続し、それ以降は総会で決定するが、舵取り役であるサウジアラビアは減産継続を示唆している。米国のガソリン需要が最も拡大する夏場を通じてOPECが減産を継続すると、供給が不足するリスクがある。

シカゴコーン・大豆

コーンは小幅まちまち。終値の前営業日比は、1.50セント安~0.50セント高。中心限月の5月限は0.25セント安の371.25セント。大豆は総じて小幅続落。終値の前営業日比は1.75セント安~0.50セント高。中心限月の5月限は1.75セント安の904.00セント。大豆市場の軟調な足取りが弱材料視された。5月限は14日以来の安値となる367.75セントまで値を落とした後に買い戻されたことで目先の安値に確認感が強まったが、僅かに前日の終値には届かずに終了。シカゴコーンの取組高は引き続き増加し、18日時点で180万枚台に達している。5月限は、372.00セントで取引を開始した後は、欧州の時間帯終盤まで371.00~372.25セントのレンジ内でのこう着状態となった。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。