朝刊:2019/03/22

ダウは三日ぶりの大幅反発。ゴールドもしっかり。オイルは高値付けるも下落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=110円75銭~85銭で取引を終えた。米経済指標の改善などを手かがりに円売り・ドル買いがやや優勢となった。午前中はドル高が目立つ展開となったが、午後に入って動きが落ち着いた。ドル円はロンドン市場で110円30銭台を付けた後、NY午前に110円92銭までの上昇。米株高、ロンドン市場で低下した債券利回りの回復などがドル買いを誘った。昨日のFOMC後に進んだドル全面高の流れに対する調整の動きも見られた。 午後に入ってドル円は110円80銭前後での揉み合いに。目立った材料に欠ける展開で、次の動きが出なかった。ユーロドルは1.1340台まで値を落とした後、少し買い戻されて揉み合い。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均が3日ぶりに反発し、ナスダック総合株価指数は5日続伸した。米連邦準備理事会(FRB)が年内の利上げを見送る公算が大きくなり、米国株などのリスク資産にマネーの流入は続くとの観測が改めて広がった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が109.99高の7838.96、S&P500が30.65高の2854.88。22日の米国株は、朝方やや冴えない動きを見せたが、その後買い戻しが優勢となった。新興ハイテク関連の買いが目立ち、アップル株が3.68%高となり、ダウ平均・ナスダック双方を支えた。アナリストの強気見通しなどが支えとなっている。新興ハイテク関連ではエヌビディアが5.47%高とこちらも相当な強さを見せた。売りが出てマイナス圏推移が見られたテスラ、ツイッターがともに引けではプラス圏を回復するなど、全般的な買いが目立つ展開に。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.0~5.9ドル高、中心限月の4月限が5.6ドル高、銀が11.5~12.7セント高、中心限月の5月限が11.9セント高。金4月限は反発。時間外取引では、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で年内の利上げ休止が示されたことを受けて堅調となった。日中取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。米金利が低下し、金利の付かない資産である金の相対的な魅力が高まるとの思惑につながった。ただ、21日は安く始まった米株式相場が上昇に転じ、金利低下やドル安が一服。金先物は伸び悩んで終えた。 銀5月限は、金堅調につれ高となったが、日中取引ではドル高を受けて上げ一服となった。 ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では1314.1~1320.2ドルのレンジで推移、前日比13.5ドル高の1315.2ドルとなった。4月限は、高寄りしたのち、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は下落した。WTIで、この日から期近となった5月物は前日比0.25ドル安の1バレル59.98ドルで取引を終えた。原油需給の引き締まり観測から、一時60.39ドルと期近物として昨年11月中旬以来の高値を付けた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.28~0.25ドル安。その他の限月は0.41~0.28ドル安。米国の石油需要が最も高まる時期に向けて石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産を続ける見通しであることから、供給不足が懸念されているものの、60ドルの節目を超える水準は重かった。サウジアラビアやロシアを中心としたOPECプラスは少なくとも6月まで日量120万バレルの協調減産を続ける見通し。サウジは6月以降も減産を続けることを示唆している。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続伸。終値の前営業日比は、0.25~4.75セント高。中心限月の5月限は4.75セント高の376.25セント。大豆は期先以外が続伸。終値の前営業日比は出来高の薄い期先限月が0.25セント安となったが、それ以外は2.50~4.75セント高。中心限月の5月限は4.50セント高の910.50セント。引き続き米中西部の過剰な土壌水分に対する懸念が見られるなか、通常は4月1日から開始されるコーンの作付が遅延するのではないか、との懸念が強まったことで買い優勢となった。5月限は3月4日以来の水準まで上昇し、その後、転売が入ったにもかかわらず強い足取りを維持し、376セント台を維持して終えた。


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