朝刊:2019/03/26

ダウは14ドル高の小幅高も上下大きく振幅を見せる。ゴールドも一時、約一ヶ月ぶりの高値を付ける。オイルは続落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばい。前週末と同じ1ドル=109円90銭~110円00銭で終えた。前週末に急落した米株式相場がひとまず下げ止まり、投資家のリスク回避姿勢がやや和らいだ。米債利回りの低下傾向が続き、10年債利回りが一時2017年12月以来の低水準を付ける中で、109円70銭台までドル売り円買いが進む場面が見られたが、その後110円台を回復するなど、ドル売りの動きが続かず。米株式市場もダウ平均が前営業日終値比で上下200ドル以上の振幅を見せて、結局前営業日終値比とそれほど変わらない水準で引けるなど、動きはみられるが全般に方向性に欠ける展開が続いた。前週末に見られた世界的なリスク警戒感の流れへの警戒は続いたが、新規の材料に欠ける面も。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小反発した。前週末比14ドル51セント(0.1%)高の25516ドル83セントで終えた。前週末22日に大幅安となった反動で押し目買いが入った。他銘柄の終値の前日比は、ナスダック総合指数が5.12安の7637.54、S&P500が2.35安の2798.36。25日の米国株は、振幅が目立つ展開となった。マイナス圏で寄り付いたダウ平均は、先週末の大幅安からの買い戻しにいったんプラス圏に。しかし、米債利回りの低下傾向が目立つ中、収益悪化懸念が出ている金融株を中心とした売りに押され、前日比約130ドル安まで売り込まれる展開に、食品やホームセンターなど景気の影響を受けにくいディフェンシブ株が上昇し、相場を支えた面もあった。

NY貴金属

ニューヨーク金は総じて続伸。銀は反発。終値の前日比は、金が6.8ドル安~10.3ドル高、中心限月の6月限が10.3ドル高、銀が12.7~16.2セント高、中心限月の5月限が16.0セント高。金6月限は続伸。時間外取引では、株安を受けて堅調となった。日中取引では、ドルの上値の重さなどを受けて上昇し、2月28日以来の高値1330.8ドルを付けた。銀5月限は、金堅調やドルの上値の重さを受けて買い優勢となった。ニューヨーク金6月限は続伸。時間外取引では1317.0~1325.2ドルのレンジで推移、前日比5.1ドル高の1323.8ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、株安などを受けて堅調となった。世界景気の減速懸念が強まり、現物資産の裏付けがある金先物にリスク回避目的の買いが続いた。景気減速で米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げに動くとの見方が強まり、金市場への資金流入が継続するとみた買いも誘った。立会時間は、景気減速懸念やドルの上値の重さを受けて時間外取引の高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って上値を伸ばし、2月28日以来の高値1330.8ドルを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の5月物は前週末比0.22ドル安の1バレル58.82ドルで終えた。世界景気の減速懸念から、原油需要が細るとみた売りが優勢だった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.22~0.21ドル安。その他の限月は0.20ドル安~0.07ドル高。欧米株式市場の下値が限定的だったことから、世界的な景気減速に伴う石油需要の下振れを懸念した売りは先週末と比較して和らいだ。主要な欧州株価指数は下げて引けたものの、米株価指数は高安まちまちだった。3月のドイツifo景況感指数が 99.6と、前回よりも上昇したことが警戒感を後退させた。ドイツは世界的な景気減速懸念の中心にあり、主要国のなかでも不透明感が強い。

シカゴコーン・大豆

コーンは続伸。終値の前営業日比は出来高の薄い期先限月が1.25セント安となっているが、それ以外が変わらず~2.00セント高。中心限月の5月限は1.50セント高の379.75セント。大豆は反発。終値の前営業日比は1.75~2.75セント高。中心限月の5月限は2.75セント高の906.75セント。引き続きコーンベルト西部を中心とした洪水被害が懸念されると同時に、過剰な土壌水分による作付け遅れに対する警戒感が手掛かりとなって買われた。週末には今春の作付意向が発表されるが、コーンは前年比で作付拡大が見込まれていることが重石となったため、前日の高値を上抜くことは無かった。5月限は、378.75セントで取引を開始した直後に高下したが、その後のアジアの時間帯は379.00~379.25セントの狭いレンジ内でこう着した。


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