朝刊:2019/03/28

ダウは一時230ドル以上下げるも前日比32ドル安。ゴールドも続落。オイルも反落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=110円45銭~55銭で取引を終えた。米長期金利の低下を受け日米金利差の縮小を見込む円買いが優勢となった。米長期債利回りの低下を懸念してロンドン市場で110円20銭台を付けた後、NY朝方に110円50銭超えまで回復。その後ダウ平均が230ドル超の下げとなるなど、午前中の米株の売りと、米債利回りの再びの低下に110円20銭台を再びトライという流れに。最もロンドン市場での安値に届かず値を戻すと、株、債券市場が落ち着いたこともあり、110円台半ばばさみでの推移に。ユーロは若干軟調地合い。欧州景況感の悪化懸念がじりじりとしたユーロ売りを誘っており、ポイントの1.1250をしっかり割り込む動きに。ロンドン市場で1.13 手前が重くなったことで、短期筋のユーロ売りを誘った面も。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前日比32ドル14セント(0.1%)安の25625ドル59セントで終えた。長短金利の逆転を受けて世界経済の警戒感から売りがやや優勢だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が48.14安の7643.38、S&P500が13.09安の2805.37。27日の米国株は、寄りつきこそプラス圏も、米長期債利回りの低下からくる逆イールド状況の悪化などを懸念したリスク警戒の動きに午前中に値を落とす展開となり、ダウ平均が一時230ドル超の下げを記録する展開となった。ハイテク株などを中心に幅広く売られる展開となったが、その後債券李真理の低下が収まったこともあり、買い戻しが優勢に。アップルなどの買い戻しに支えられる格好でダウ平均はプラス圏を一時回復。新興ハイテク株への売りが目立ったこともありナスダックはマイナス圏推移が続いたが、安値からは80ポイントほど戻すなど、こちらも下げは一服した。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が6.2~4.4ドル安、中心限月の6月限が4.5ドル安、銀が18.6~13.0セント安、中心限月の5月限が13.1セント安。金6月限は続落。時間外取引では、ドル高や株安一服を受けて軟調となったが、押し目は買われた。日中取引では、ユーロ安などを受けて売り優勢となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで買われた局面で、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。下値は堅かった。米長期金利の低下を受けて、金利が付かない金先物に資金流入が続くとみた買いも入った。銀5月限は、金軟調やユーロ安を受けて続落した。ニューヨーク金6月限は続落。時間外取引では1318.6~1325.2ドルのレンジで推移、前日比1.7ドル高の1323.1ドルとなった。6月限は、安寄りしたのち、ドル高や株安一服を受けて軟調となったが、景気減速懸念が強いなか、押し目を買われた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の5月物は前日比0.53ドル安の1バレル59.41ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.53~0.49ドル安。その他の限月は0.46~0.21ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が増加したことが嫌気された。米国はガソリンの需要期に入りつつあるが、米製油所稼働率はすんなりと上向いておらず、原油消費量が伸びなかったことが在庫増の背景。米製油所稼働率は前回の88.9%から86.6%まで低下した。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国による減産や、米国のイランやベネズエラに対する制裁もあって、米国の原油輸入量は日量654万バレルと引き続き低水準だった。EIA週報で、米原油生産量は日量1210万バレルと過去最高水準を維持した。シェールオイルを軸とした増産が続いている。ガソリン需要の4週間移動平均は日量918万4000バレルまで増加しているが、前年の936万3000バレルを下回って推移

シカゴコーン・大豆

コーンは軒並み続落。3.50~0.25セント安。中心限月の5月限は3.50セント安の373.75セント。大豆は総じて大幅続落。終値の前営業日比は13.25~7.75セント安。中心限月の5月限は13.25セント安の887.50セント。週末に発表される作付意向の発表を前に玉整理基調が強まるなか、大豆市場が軟調で運ばれたことが売りを誘った。ドル高、金・原油の下落も売りを刺激するなか5月限は3月21日以来の安値まで下落。370セント割れには抵抗を見せたものの、終値ベースでは19日以来の安い水準で終了。


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