朝刊:2019/03/29

ダウは91ドル高でしっかり。ゴールドは大幅続落の21.6ドル安。オイルも軟調

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反落し、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=110円60銭~70銭で取引を終えた。米長期金利の低下がひとまず一服し、日米の金利差縮小の見方がやや薄れ、円売り・ドル買いが優勢となった。28日のNY市場で、ドル円は一時110円80銭を付けるなど、しっかりの展開となった。米債利回りの低下が一服し、ロンドン市場からドル買いの動きが強まっていた流れがNY市場でも継続したもの。ロンドン朝に110円ちょうど近くまで値を落としていた流れから、買い戻しが広がる展開に。 NY市場午前に高値を付けた後はもみ合いが続いた。米株市場なども比較的落ち着いた動きとなっており、リスク警戒の動きが後退。ドル円は高値から若干の調整も110円台半ばを付けずという展開で、高値圏もみ合いが続いた。ダウ平均30種のうち、26種がプラス圏、3種はマイナス圏も0.1%未満という堅調な株式市場動向が、ドル円クロス円を支える格好となった。ドル円同様にロンドン朝方に下げていたユーロ円は123円60銭台から一時124円43銭近辺まで上昇。その後も124円台前半でしっかりとした動きに。

NYダウ

米株式相場は反発し、ダウ工業株30種平均は前日比91ドル高の25717ドルで終えた。1~3月期末を目前に控え、機関投資家が運用の参考にするS&P500種株価指数は四半期ベースで12%強の上昇と2009年9月期以来の高い伸びが見込まれる。終値の前日比は、ナスダック総合指数が25.79高の7669.16、S&P500が10.07高の2815.44。28日の米国株は、こじっかりとした展開になった。ダウ平均、ナスダックともにプラス圏でスタート。通信関連の売りが目立ち、ダウ採用銘柄ではベライゾンが大きく下げるなどの動きが見られる中で、ダウ、ナスダックとも一時マイナスに転じるも、その後買い戻しが入ってプラス圏を回復する展開となっている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は大幅続落。終値の前日比は、金が21.6ドル安~変わらず、中心限月の6月限が21.6ドル安、銀が36.0セント安~変わらず、中心限月の5月限が32.5セント安。 外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金が売られた。米株式相場が反発し、実物資産の裏付けがあってリスク回避の際に買われやすい金相場の重荷となった面もあった。金6月限は大幅続落。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて売り優勢となった。日中取引では、ポンド安などドル高を受けて下げ幅を拡大し、8日以来の安値1293.3ドルを付けた。銀5月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となり、昨年12月以来の安値1495.5セントを付けた。ニューヨーク金6月限は大幅続落。時間外取引では1307.3~1317.6ドルのレンジで推移、前日比8.7ドル安の1308.2ドルとなった。6月限は、安寄りしたのち、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて戻りを売られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の5月物は前日比0.11ドル安の1バレル59.30ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.13~0.11ドル安。その他の限月は0.15ドル安~0.28ドル高。トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に対して原油価格は高すぎるとし、増産を呼びかけたことから一時的に売りが強まった。トランプ氏はツイッターで「OPECが増産することは極めて重要だ。世界市場は脆弱で、原油は高くなり過ぎている。感謝する!」と述べた。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて小反発。終値の前営業比は0.25~5.25セント高。中心限月の5月限は0.25セント高の374.00セント。大豆は期近が小反発。終値の前営業日比は1.25セント安~2.00セント高。中心限月の5月限は2.00セント高の889.50セント。中西部での洪水被害に対する根強い懸念に加え、純輸出成約高が安定した内容となっていることが買いを支援する要因となった。ただ週末には作付け意向面積、四半期在庫が発表されるため様子ムードが強まっており、小幅な上げにとどまった。373.50セントで取引を開始した5月限は、アジアの時間帯の地合いはやや軟化し、372.50~373.50セントのレンジ内での往来となった。


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