朝刊:2019/04/03

ダウは本日上げ一服の79ドル安。ゴールドは反発。オイルは年初来高値更新。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小反発し。前日比5銭円高・ドル安の1ドル=111円25~35銭で取引を終えた。米長期金利の低下で日米金利差の縮小を見込む円買いが優勢となった。きのうは米中の製造業の景況感指標の改善を材料に景気の先行き不安が後退し、株高、米国債利回り上昇と伴にドル円にも買戻しが入った。ただ、その動きもきょうは一服といったところのようだ。ドル円は111円台を回復し200日線が控える111円台半ばまで上昇したものの、さすがに200日線を突破して行こうという力強さまではまだない。下押しする動きもないが、ここからの上値追いには更なる材料が欲しいといったところなのかもしれない。 NY時間に入ってポンドの買い戻しが強まった。ポンド円はストップを巻き込んで146円台、ポンドドルは1.31ドル台を回復。午後になってメイ首相の声明が伝わり、「英国に必要なのは短期のEU離脱延期だ」と述べた。また、超党派のアプローチを提案するとしており、5月22日以前のEU離脱を目指すという。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比79ドル安で終えた。前日にほぼ半年ぶりの高値を付け、市場参加者の一部に達成感が出ていたため利益確定の売りが優勢だった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が19.78高の7848.69、S&P500が0.05高の2867.24。前日は300ドル超上昇するなど、ここ数日上昇が続いていたことから、きょうは上げ一服といったところのようだ。ただ、ダウ平均は反落したものの、ナスダックは横ばいで推移するなど売りを強める気配まではない。 ダウ平均の下げについては、決算を発表したウォルグリーンが大幅安となり指数を圧迫。12-2月期決算で1株利益が予想を大きく下回ったほか、通期の利益見通しを大幅に下方修正した。従来は通期1株利益を7%から12%の増加を見込んでいたが、概ね横ばいに修正。

NY貴金属

ニューヨーク金は反発、銀は続落。終値の前日比は、金が1.0~1.6ドル高、中心限月の6月限が1.2ドル高、銀が4.1~2.4セント安、中心限月の5月限が3.8セント安。金6月限は反発。時間外取引では、ユーロ安を受けて軟調となり、7日以来の安値1289.5ドルを付けた。日中取引では、米耐久財受注の減少や株安などを受けて地合いを引き締めた。英議会が前日に欧州連合(EU)離脱を巡る議員提案をすべて否決し、EU離脱を巡る不透明感が強まっている。運用リスクを回避する際に買われやすい金に資金が向かったようだ。ただ、ドル高が進んだため、ドルの代替資産とされる金には売りも出て上値は限定的だった。 銀5月限は、ユーロ安などを受けて昨年12月以来の安値1490.5セントを付けたのち、金反発を受けて下げ一服となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで期近の5月物は前日比0.99ドル高の1バレル62.58ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.90~0.99ドル高。その他の限月は0.33ドル安~0.80ドル高。 今週の米国や中国の経済指標で、世界的な景気減速懸念に伴う石油需要の下振れ懸念が後退しているほか、米国が制裁を行っているイランやベネズエラの減産見通しが相場を一段と押し上げた。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国は少なくとも6月まで減産を実施し、その後も継続するとみられており、夏場の需要最盛期の供給不足が警戒されている。 改質ガソリンとヒーティングオイルは続伸。原油高に連動した。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の中心限月が小反落。終値の前営業比は0.75セント安~4.00セント高。中心限月の5月限は0.25セント安の361.50セント。 大豆は総じて続伸。終値の前営業日比は4.50~7.25セント高。中心限月の5月限は4.50セント高の900.00セント。米農務省(USDA)が発表した作柄報告で予想よりも作柄が良好だったことを受けて小麦が下落したことが弱材料となった。ただ、3月の洪水によるコーンの作付への懸念が根強く安値では買い戻されており、下げ幅を縮小して取引を終えるなど、下落への抵抗の強さを窺わせる足取りとなっている。


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