朝刊:20190404

ダウは39ドル高の小幅続伸。ゴールドは小反落。オイルも反落。週末の雇用統計を睨み様子見か。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=111円45~55銭で取引を終えた。米中の貿易協議の合意期待や中国の景気懸念の後退を背景に、低金利で調達資金になりやすい円は売り優勢だった。この日のISM非製造業景気指数が弱い内容となったことで、ドル円も111.35円付近に値を落としたものの、それ以上下押す動きもなく水準は維持。200日線が111.50円付近に来ていたが、その付近での攻防が繰り広げられている。 きょうは中国の劉鶴副首相がワシントンを訪問しており、米中閣僚級協議が再開した。先週は北京で行われていたが、両国は90%合意しているとの報道も伝わっており、市場も合意への期待感を高めている。株式市場もポジティブな反応を示す中、ドル円も底堅い展開が続いたものの、200日線より上にはなお慎重なようだ。米中協議の進展もさることながら、市場が最も求めているのが強い米経済指標。今週末には米雇用統計の発表が控えているが、目先はその結果を待ちたい雰囲気もあったようだ。

NYダウ

米株式市場ではダウ工業株30種平均が反発し、前日比39ドル00セント(0.1%)高の26218ドル13セントで終えた。米中貿易協議が合意に近づいているとの期待感が買いを誘った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が46.87高の7895.56、S&P500が6.16高の2873.40。アジア時間に米中貿易協議が大方合意しているとの報道が流れ、各国の株式市場が上昇する中、米株式市場も上昇して始まった。ただ、朝方発表のADP雇用統計が予想を下回ったことや、ISM非製造業景気指数も弱い内容となったことで、ダウ平均は上値を抑えられ下げに転じる場面も見られた。米中協議の進展は追い風だが、市場は強い米経済指標を求めており、きょうの指標は先行きに安心感を満たすものではなかったようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は期近が小反落、銀は反発。終値の前日比は、金が0.2ドル安~0.3ドル高、中心限月の6月限が0.1ドル安、銀が3.9~4.2セント高、中心限月の5月限が4.1セント高。 金6月限は小反落。時間外取引では、米中の通商協議に対する期待感を背景にユーロ高に振れたことを受けて堅調となった。日中取引では、ユーロ高一服や株高を受けて戻りを売られた。また、米中貿易交渉の合意が近いとの報道や、英の欧州連合(EU)離脱の不透明感が和らいだことで投資家心理が改善。運用リスクを回避する目的で買われやすい金の重荷になった。 銀5月限は、日中取引の金反落が圧迫要因となったが、株高などを受けて押し目を買われた。 ニューヨーク金6月限は小反落。時間外取引では1294.5~1299.0ドルのレンジで推移、前日比2.0ドル高の1297.4ドルとなった。6月限は、高寄りしたのち、ユーロ高を受けて堅調となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が4営業日ぶりに反落した。WTIで期近の5月物は前日比0.12ドル安の1バレル62.46ドルで終えた。米国の在庫増を嫌気した売りが出た。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.12~0.09ドル安。その他の限月は0.05ドル安~0.29ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が市場予想に反して増加したことが重しとなった。ガソリンの需要期に向けて製油所は稼働率を高める時期に入っているものの、本格的な増産体制にはまだ入っておらず、原油消費量は増えていない。米製油所稼働率は86.4%と低水準だった。米原油生産量が日量1220万バレルと過去最高水準を更新したことも重し。シェールオイルを軸とした増産が続いている。

シカゴコーン・大豆

コーンは出来高の薄い期先以外が反発。終値の前営業比は期先が0.50セント安だが、それ以外は1.00~3.00セント高。中心限月の5月限は1.25セント高の362.75セント。大豆は総じて小幅反落。終値の前営業日比は1.25セント安~0.75セント高。 中心限月の5月限は1.25セント安の898.75セント。 米コーンベルトで雨となったことで作付遅延懸念が強まり買い優勢となった。小麦市場の堅調な足取りも買いを支援。ただ、作付拡大見通しが引き続き重石となったことで上げ幅は限られた。 361.25セントで取引を開始した5月限は序盤に上昇したが362セント台に到達すると伸び悩み、アジアの時間帯を終えるまで362.00~363.25セントのレンジ内での往来にとどまった。


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