朝刊:2019/04/08

ダウは40ドル高で約半年ぶりの最高値更新。ゴールドは小幅高。オイルも年初来高値更新。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。前日と同じ1ドル=111円65~75銭で取引を終えた。3月の米雇用統計が強弱入り交じる内容となったのを受け、相場は方向感に乏しくもみ合った。3月の米雇用統計が発表となっていたが、非農業部門雇用者数(NFP)は19.6万人増となり予想を上回る内容となった。前回が大きく落ち込んでいたことからその反動も考えられるが、3月は天候に恵まれことで、建設業やレジャーで雇用が伸びほか、ヘルスケアも拡大した。一方、平均時給は前月比0.1%と予想を下回った。市場は平均時給の伸び鈍化から発表直後はドル売りの反応が見られドル円も売られたものの、労働市場の力強さが確認されていることから直ぐに切り返している。平均時給の伸び鈍化したものの、FRBは既に年内の金利据え置きの見通しを立てており、その見方を覆すほどの内容ではない。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸した。前日比40ドル36セント(0.2%)高の26424ドル99セントと2018年10月上旬以来ほぼ半年ぶりの高値で終えた。市場が注目していた3月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の前月比の増加幅が市場予想を上回り、米景気が勢いを保っていると好感された。終値の前日比は、ナスダック総合指数が46.91高の7938.69、S&P500が13.35高の2892.74。 朝方発表になった米雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)が19.6万人増となり予想を上回る内容となっていた。前回が大きく落ち込んでいたことからその反動も考えられるが、天候が良好だったこともあり建設業やレジャー産業などで雇用が伸びたほか、ヘルスケアの雇用も増加した。 一方、平均時給は前月比0.1%と予想を下回る伸びとなった。ただ、FRBは既に年内の金利据え置きの見通しを立てており、その見方を覆すほどの内容ではない。

NY貴金属

ニューヨーク金・銀は総じて小反発。終値の前日比は、金が1.2~1.9ドル高、中心限月の6月限が1.3ドル高、銀が0.3セント安~0.8セント高、中心限月の5月限が0.2セント高。金6月限は小反発。時間外取引では、中華圏が清明節で祝日となるなか、3月の米雇用統計の発表を控え、買い玉のポジション整理の動きが優勢となり、小安く推移した。日中取引は3月の米雇用統計発表直後は平均賃金の鈍化からドル安となったことに支援された。その後、非農業部門の雇用者数の増加を評価し、ドル高となり、いったん軟化したが、下値は堅い展開となった。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に対し、利下げと量的金融緩和の要望を出し、今後、米金融政策が緩和方向に向かうとの観測や、米10年債利回りの低下から買いが先行し、小高く引けた。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ見送りが長期化し、金市場への資金流入が続くとみた買いが優勢になった。米雇用統計の発表直後に金相場は下げる場面があった。市場予想を上回る雇用の伸びを受けて投資家心理が改善し、リスク回避目的で買われやすい金に一時的に売りが膨らんだ。銀5月限は、時間外取引で売り優勢となる場面があったが、1500セントの節目が支持線となり、プラスサイドに浮上。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が3日ぶりに反発した。WTIで期近の5月物は前日比0.98ドル高の1バレル63.08ドルで終えた。午後の時間外取引で一時63.30ドル台まで上昇し、期近物として約5カ月ぶりの高値を付けた。終値の前営業日比は、期近2限月が0.96~0.98ドル高。その他の限月は0.16~0.92ドル高。米雇用統計の発表までは比較的小幅な値動きとなったが、同発表で米株が上昇したことをきっかけに原油も騰勢を強めた。そのあと米株は上値が重くなったが、原油は3日に付けた年初来高値を抜けたこともあり、さらに上げ足を加速させた。後半に発表された米国の稼働中の原油リグは急増していたが、上昇中のため無視される形て、売り方の踏み(損失覚悟の手じまい)上げ相場の様相となった。リビアの内乱リスク増大で、ブレント原油期近が再び70ドル台に乗せたことも買 い意欲を強めた要因。

シカゴコーン・大豆

コーンは反落。終値の前営業日比は3.25~0.50セント安。中心限月の5月限は2.75セント安の362.50セント。 米中西部産地の雨勝ちの天気予報による作付け遅れ懸念は下値を支えたものの、9日の米農務省(USDA)の月例需給報告に関して、米国、世界ともに期末在庫が上方修正される事前予想が発表されたことで、上値の重い展開となった。米雇用統計後にドル高に振れたことも圧迫要因。


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