朝刊:2019/04/10

ダウは本日190ドル安で上昇に一服感ありか。ゴールドは続伸。オイルは反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=111円10~20銭で取引を終えた。世界景気の減速懸念や欧米の貿易摩擦への警戒感から投資家心理が悪化し、低金利で運用資金の調達通貨とされる円に買いが入った。きょうは円高の動きも加わっている。米株式市場が下落したほか、米国債利回りも下げており、ドル円を圧迫。景気の先行きや貿易問題が重石となった。トランプ政権がEUによるエアバスへの助成金に関連して110億ドル相当のEUからの輸入品に関税賦課を検討していることが伝わったほか、IMFが今年の世界経済の見通しを3.3%に下方修正し、金融危機以来の低水準に修正した。また、市場では今週から始まる米企業決算への警戒感も高まっている模様。2016年第2四半期以来の減益決算が見込まれている。また、明日は4つの重要イベントが重なるビック・ウェンズデーとなる。欧州ではEU首脳会談とECB理事会、そして、米国では米消費者物価指数(CPI)とFOMC議事録の発表が予定されており、ポジション調整も活発に出ていたようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比190ドル安の26150ドルで終えた。欧米の貿易摩擦が激化するとの警戒感や世界経済の減速懸念から売りが優勢になった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が44.61安の7909.28、S&P500が17.57安の2878.20。景気の先行きや貿易問題が重石となった模様。トランプ政権がエアバスへの助成金に関連して110億ドル相当のEUからの輸入品への関税賦課を検討と伝わったほか、IMFが今年の世界経済の見通しを3.3%に下方修正しており、金融危機以来の低水準にしたことも圧迫した。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は小反落。終値の前日比は、金が6.3~6.5ドル高、中心限月の6月限が6.4ドル高、銀が0.7~0.4セント安、中心限月の5月限が0.05セント安。外国為替市場でドルが円など主要通貨に対して下落し、ドルの代替投資先とされる金先物の買いにつながった。米株式相場が下落し、実物資産の裏付けがありリスク回避の際に買われやすい金先物に資金が流入しやすい面もあった。金6月限は続伸。時間外取引では、リビア情勢の緊張からの地政学的リスクやドル安、国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しが弱気となり、株安に対する警戒感から買い優勢となった。日中取引開始後もニューヨークダウが大幅安となるなど株安に対するリスクヘッジの買いが強く、堅調に推移した。前日の高値1307.9ドルを上抜き、日中取引の序盤で先月28日以来の高値となる1310.4ドルまで上昇した。10日に米連邦公開市場委員会(FOMC)から議事録の公表を控え、利食い売りを含めた手じまい売りが出やすい環境であるが、米10年債利回りの低下も支援材料とな り、日足は2日連続で陽線引け。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3営業日ぶりに反落した。WTIで期近の5月物は前日比0.42ドル安の1バレル63.98ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.42~0.37ドル安。その他の限月は0.31ドル安~0.36ドル高。米国と欧州連合(EU)の通商協議が本格化することを控えて、トランプ米大統領がEUからの輸入品110億ドルに報復関税を課すことを改めて表明したことが重しとなった。欧州委員会の関係筋によると、EUは米国からの輸入品に報復関税を課す準備を進めており、通商面での対立拡大や景気減速局面の長期化、石油需要の下振れが警戒されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は変わらず。終値の前営業日比は変わらず~1.50セント高。中心限月の5月限は変わらずの360.00セント。19年5、7、9月限が一代安値を更新。大豆は期近の中心限月は変わらず。終値の前営業日比は 0.50セント安~0.75セント高。中心限月の5月限は変わらずの898.75セント。米農務省(USDA)発表の月例需給報告を控えるなか期末在庫量の上方修正観測を手掛かりにした売りが膨らみ、5月限は一代の安値となる355.25セントまで売られたが、18/19年度の米国の総需要が2億Buもの大幅下方修正となったにもかかわらず材料織り込みから買い戻されて浮上。米コーンベルトでは今週金曜日を期限として寒波到来の可能性が発表されていることが支援要因となり、前日と同水準まで戻して終えた。


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