朝刊:2019/04/16

ダウは27ドル安の小幅安。ゴールドは反落。オイルも反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、前週末比05銭円安・ドル高の1ドル=112円00~10銭で取引を終えた。15日発表の米景気指標の改善が円売り・ドル買いを誘った。朝方発表のNY連銀景況感指数が予想を上回ったことからドル円も112円台に再び上昇したものの上値抵抗が強い。きょうはゴールドマンの決算を受けて米株が軟調に推移しており、ドル円の上値を抑えていたようだ。米国債利回りも低下していた。先週末に200日線を上抜け112円台を回復したことから上値期待が高まっている。ただ、ドル自体の上値が重くなっていることもあり、3月に上値を抑えた112.15円水準にはなお慎重なようだ。ユーロドルはNY時間にかけて戻り売りに押され、一時1.12ドル台に値を落とす場面が見られた。ただ、いまのところ1.13ドル台はかろうじて維持されている。特に売り材料は見られず、1.13ドル台前半で上値が重かった中、利益確定売りが入っているものと思われる。先週末の上げで21日線を上回って来ており、目先は1.1350ドル付近に来ている100日線が意識される。

NYダウ

米株式相場は反落した。ダウ工業株30種平均は前週末比27ドル53セント(0.1%)安の26384ドル77セントで終えた。ゴールドマン・サックス株が大幅安となり、ダウ平均を押し下げた。半年ぶりの高値圏とあって、利益確定売りも出やすかった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が8.15安の7976.01、S&P500が1.83安の2905.58。ゴールドマンが取引開始前に発表した決算を嫌気し下落したことがダウ平均を圧迫。経費削減が奏功し1株利益は予想を上回ったものの、株式トレーディング部門の収入が前年比で18%減少し予想も下回ったほか、投資銀行部門の収入は予想を上回ったものの、昨年末に比べて取引残が減少したことを明らかにしており嫌気されている。この動きを受け、決算を発表したシティグループなど他の金融株も軟調。産業株にも軟調な動きが目立った。決算を控えたIT・ハイテク株にも前半は売りが広がっていたが、後半になると買い戻しも見られプラス圏に浮上する銘柄も増えた。

NY貴金属

ニューヨーク金は反落、銀は小幅続伸。終値の前日比は、金が4.0~3.7ドル安、中心限月の6月限が3.9ドル安、銀が0.9~2.8セント高、中心限月の5月限が1.2セント高。金6月限は反落。時間外取引では、株高などを受けて軟調となった。日中取引では、売り優勢で始まったのち、株安を受けて下げ一服となった。外国為替市場でドルが対円などで買われた局面で、ドルの代替投資先とされる金先物の売りを誘った。 銀5月限は、昨年12月以来の安値1479.5セントを付けたのち、金の下げ一服を受けて小幅高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の5月物は前週末比0.49ドル安の1バレル63.40ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.49~0.46ドル安。その他の限月は0.43ドル安~0.50ドル高。週末にシルアノフ露財務相が、石油輸出国機構(OPEC)は増産を決定する可能性があるとの認識を示したことが売りを誘った。同財務相は「米国が市場で優位になるなか、シェアを失うべきか、それとも減産合意をやめるべきかジレンマがある」と述べた。OPECやロシアを中心とした産油国は6月まで日量120万バレルの協調減産を続けるが、それ以降に関しては未定。OPECの舵取り役であるサウジアラビアは減産継続を主張している反面、ロシアは減産に消極的。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は軒並み続伸。期先限月も買い先行となり、総じて堅調だった。終値の前営業日比は0.25セント~2.00セント高。中心限月の7月限は2.00セント高の371.50セント。 大豆は堅調。終値の前営業日は1.25セント~3.75セント高。中心限月の7月限は3.75セント高の912.50セント。米コーンベルトでの降雪を受けて作付遅延に対する懸念が強まったことが買いを支援した。また、今週は気温の上昇が予測されているが、これで雪解け水が増加すれば土壌水分過剰となり、さらに作付が遅れるリスクが高まっていることも強材料。7月限は4月5日以来の高値まで上昇した後に転売に頭押されたが、370セント台を維持して取引を終えた。中心限月の7月限は、369.75セントで寄り付いた後は米コーンベルトの天候懸念から買われたが、371セント台に到達した後は様子見気分が強まり、欧州の時間帯終盤まで371.25~372.00セントのレンジ内での高下にとどまった。


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