朝刊:2019/04/18

ダウは3ドル安のほぼ横ばい。ゴールドは続落。オイルも反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=112円00銭~112円10銭で取引を終えた。米中貿易交渉進展への期待から円が売られる場面もあったが、新興国通貨に対するドル売りが円にも波及して下値は堅かった。朝方発表になった2月の米貿易赤字は予想外に縮小し8ヵ月ぶりの低水準となっていた。航空機の輸出急増が赤字縮小に寄与したようだ。737MAXの影響があることから今後は未知数だが、今回の結果を受けて来週発表予定の米GDP速報値の見通しを上方修正する向きも出ているようだ。ただ、反応は限定的。なお、後半になってウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が米中は通商協議で早ければ5月下旬の合意書への署名を目指すと伝えていた。ドル円も若干買いの反応を見せたものの、ニュースの割には反応は鈍かった印象だ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は小反落し、前日比3ドル12セント安の2万6449ドル54セントで終えた。四半期決算が失望を誘ったIBMのほか、ヘルスケア株が売られ相場の重荷となった。終値の前日比は、ナスダック総合指数が4.15安の7996.08、S&P500が6.61安の2900.45。中国のGDPが予想外に堅調な内容だったことや、一部好決算も発表され、ダウ平均は上げて始まった。ただ、上げは続かず戻り売りに押されている。きのうに引き続きヘルスケア株の下げが圧迫しているほか、IBMが決算を受けて下落しておりダウ平均の上値を抑えこんだようだ。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続落、銀は反発。終値の前日比は、金が0.7ドル安~0.3ドル高、中心限月の6月限が0.4ドル安、銀が1.1~5.8セント高、中心限月の5月限が2.4セント高。金6月限は小幅続落。時間外取引では、予想以上の中国の国内総生産(GDP)を受けてリスク選好のユーロ高が支援要因となったが、ポンド主導のドル高を受けて上げ一服となった。日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高を受けて軟調となった。中国景気の底入れ期待が広がり、リスク回避目的で買われやすい金には売りを促した。経済危機に陥るベネズエラ政府が大量の金塊を売却したと16日に伝わり、需給の緩みを嫌気する売りも続いた。銀5月限は、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反落した。WTIで期近の5月物は前日比0.29ドル安の1バレル63.76ドルで終えた。相場が水準を切り上げていたため、目先の利益を確定する売りが優勢となった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.32~0.29ドル安。その他の限月は0.32~0.07ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米石油協会(API)の発表よりも原油在庫が減少しなかったことが重しとなった。季節的にガソリン消費が上向いているものの、原油消費量があまり増加せず、原油在庫の取り崩し圧力は強まっていない。先月、テキサス州ヒューストンで発生した石油化学ターミナルの事故によって、米メキシコ湾岸で最も重要な工業用運河であるヒューストン・シップ・チャネルの運航が引き続き制限されている影響で、周辺の製油所稼働率が上向いていない。製油所への原油投入量は4週間移動平均で日量1596万5000バレルと、前年同時期の1692万5000バレルを下回って推移。製油所稼働率は87.7%と引き続き低水準。

シカゴコーン・大豆

コーンは続落。1.00~0.25セント安。中心限月の7月限は0.75セント安の367.00セント。 大豆は続落。終値の前営業日は9.25~6.25セント安。中心限月の7月限は9.25セント安の892.50セント。米コーンベルトでの作付進行と、今週の気温上昇見通しを背景にした売りが見られた。また、大豆市場の軟調な足取り、ドル高も売りを呼ぶ要因となった。ただ、7月限は前日の安値366.25セントを割り込み365.50セントまで値を落としたが、その後は買い戻されており、下落に対する抵抗も窺わせた。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。