朝刊:2019/04/19

ダウは昨年の10月ぶりの高値を取る。ゴールドは約四ヶ月ぶりの安値。オイルは小幅反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=111円95銭~112円05銭で取引を終えた。欧州経済の先行きに対する警戒感が改めて意識され、対ユーロで円がドル以上に買われた。朝方発表になった米小売売上高が予想を上回る強い内容だったことや、ドイツの指標が弱かったことでユーロが売りに押されたことがドルをサポートした模様。3月の米小売売上高は自動車やガソリンの売上高が増え、2017年9月以来の大幅な伸びとなった。自動車やガソリンを除いたコア売上高も予想を上回る伸びを示した。底堅い米個人消費を示す心強い内容となったようだ。 ドル円は北朝鮮の金正恩委員長が「新型戦術誘導兵器」の発射試験に立ち会ったと報じられたことから、東京時間にはリスク回避から111.75円近辺まで下落していた。しかし、下押すこともなく111円後半の水準を維持する中、朝方の米小売売上高を受け、112円ちょうど付近まで戻す場面が見られている。

NYダウ

米株式相場は反発した。ダウ工業株30種平均は前日比110ドル00セント(0.4%)高の26559ドル54セントと2018年10月4日以来の高値で終えた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が110.00ドル高の2万6559.54ドル、ナスダック総合指数が1.98高の7998.06、S&P500が4.58高の2905.03。この日の米小売売上高が予想を上回る内容だったことや、好調な決算も一部見られたことで買いが優勢となった。ただ、きょうも薬品などヘルスケア株の下げが続き、それが重石となってダウ平均も前日付近まで伸び悩む場面も見られた。明日からのイースター休暇を前にしたポジション調整も出ていた模様。しかし、好決算銘柄や産業株、ハイテク株の上げがサポートしダウ平均はプラス圏を堅持。昨年10月に付けた史上最高値を目指す動きが続いている。後半になると下落していたヘルスケア株も下げ渋る動きとなった。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続落、銀は続伸。終値の前日比は、金が0.8~0.3ドル 安、中心限月の6月限が0.8ドル安、銀が1.6~2.1セント高、中心限月の5月限が1.6セント高。金6月限は小幅続落。時間外取引では、ユーロの上値の重さなどを受けて軟調となり、昨年12月以来の安値1273.0ドルを付けた。その後は低調な独製造業購買担当者景気指数(PMI)による景気減速懸念を受けて地合いを引き締めた。日中取引では、好調な米小売売上高によるドル高に上値を抑えられた。米外国為替市場でドルが欧州通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先とされる金が売られた。もっとも、下値を探るような勢いは乏しかった。聖金曜日の祝日を前に持ち高調整や利益確定を目的とした買い戻しが入り、下げ渋って終えた。銀5月限は、金の下げ一服につれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小反発した。WTIで期近の5月物は前日比0.24ドル高の1バレル64.00ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.20~0.24ドル高。その他の限月は0.25ドル安~0.18ドル高。米経済指標が堅調だったことで景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念が後退した。13日終了週の米新規失業保険申請件数は19万2000件までさらに低下し、1969年9月以来49年半ぶりとなる低水準を更新した。年始にかけては米雇用拡大ペースが鈍化したが、警戒感はほぼ払拭されている。3月の米小売売上高は前月比1.6%増と、一時的な減速を経て再び上向いた。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月は小幅上昇。0.75セント安~1.00セント高。中心限月の7月限は0.25セント高の367.25セント。 大豆は総じて小幅反発。終値の前営業日は変わらず~1.75セント高。中心限月の7月限は1.75セント高の894.25セント。 米農務省(USDA)発表の週間輸出成約高を好感した買いが見られたが、19日の休場を前にしていたことで様子見気分が強まっていたうえ、ドル高が上値抑制要因となったこともあり、僅かに上昇するにとどまった。この日の7月限の取引レンジは僅か2.25セントとなっている。


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