朝刊:2019/04/24

ダウは145ドル高の大幅上昇。ゴールドは反落。オイルは上昇で、一時は半年ぶりの高値を更新する。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=111円80~90銭で取引を終えた。イースター休暇明けで市場参加者も 戻って来ているが、ドル買いから入っているようだ。このところの米経済指標が好調で、次のFRBの行動は利上げとの見方も再び浮上し始めている模様。そのような中で、ユーロ圏の指標は依然として弱く、ECBはハト派色を強めている状況。英中銀もEU離脱の行方が依然として混沌とする中で、年内の利上げ期待は後退している。ドルのバリュエーションは高過ぎるとの見方も多いが、市場はFRBと他中銀の金融政策の方向感の格差に改めて注目しているとの指摘も聞かれる。今週は1-3月期のGDP速報値の発表が控えているが、4月に入ってからの米経済指標は好調なものが多く、予想を上方修正する動きが相次いでいる。現段階の予想のコンセンサスは2.2%に上昇しており、予想通りであれば、ここ数年弱い内容が多い第1四半期の米GDPとしてはまずまずの内容。

NYダウ

米株式市場で主要株価指数がそろって上昇した。S&P500種株価指数とハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は過去最高値を更新。ダウ工業株30種平均は反発し、前日比145ドル34セント高の26656ドル39セントと2018年10月に付けた最高値に迫った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が105.55高の8120.82、S&P500が25.71高の2933.68。この日の決算が好調だったことから買い優勢の展開となった。今回は減益決算が見込まれているものの、現段階では予想を上回る内容が多く市場では、これまで強まっていた先行き不安が後退している模様。今週はIT・ハイテク株の決算も始まるが、そのIT・ハイテク株が上げを先導し、ナスダックは8100ポイント台を回復。昨年8月に付けた最高値をうかがう展開が見られた。S&P500は終値ベースで最高値を更新している。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が5.5~4.1ドル安、中心限月の6月限が4.4ドル安、銀が19.3~18.4セント安、中心限月の7月限が19.3セント安。金6月限は反落。時間外取引では、リスク回避の動きを受けて上昇する場面も見られたが、戻りは売られて軟調となった。日中取引では、ドル高や株高を受けて一段安となり、昨年12月以来の安値1267.9ドルを付けたが、売り一巡後は買い戻しなどが入って下げ一服となった。米株式相場の上昇で投資家心理が改善し、リスク回避目的で買われやすい金の重荷になった。銀7月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となり、昨年12月以来の安値1477.5セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が上昇した。WTIでこの日から期近となった6月物は前日比0.75ドル高の1バレル66.30ドルで終えた。一時は66.60ドルと期近物として約半年ぶりの高値を更新した。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.73~0.75ドル高。その他の限月は0.11~0.69ドル高。米国がイラン制裁の一時的な免除を来月で終了し、各国にイラン産原油の輸入を完全に停止するよう要求していることで、供給ひっ迫が警戒されている。イランの原油輸出は米国の制裁で日量100万バレルを下回る程度まで減少しているが、規模としては大きい。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続落。終値の前営業日比は3.50セント安~変わらず。中心限月の7月限3.25セント安の360.25セント。大豆は揃って続落。終値の前営業日は15.25~0.25セント安。中心限月の7月限は15.25セント安の875.50セント。米コーンベルトでの天候回復見通しと、これに伴う作付進展見通し、大豆の軟調な足取りにドル高が加わったことで売り優勢で運ばれた。19年、5、7、9月限は前日に続いて一代の安値を更新。期近7月限は安値から買い戻されて360セント台は回復したが、安値に近い水準での取引終了となった。


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