朝刊:2019/04/25

本日ダウは59ドル安の小幅安。ゴールドは反発。オイルは反落。ドル買いが進む。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=112円15~25銭で取引を終えた。一時は112円40銭と2018年12月下旬以来ほぼ4カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。ドル買いというよりもイースター休暇明けから欧州通貨の売りが強まっており、消去法的にドルが買われているといった雰囲気。ロンドン時間にドイツの企業景況感指標が発表になっていたが、予想外の弱い内容であった。その一方で4月に入ってからの米経済指標は好調なものが多く見受けられ、FRBの次の行動は利上げとの見方も再び台頭している。このような中、FRBとECBなど他国の中銀との格差がドル買いを呼び込んでいる模様。市場は今週末の米GDP速報値に注目。好調な米経済指標の発表もあり、予想を上方修正する動きが相次いでいる。現段階の予想のコンセンサスは2.2%まで上昇しており、予想通りであれば、ここ数年弱い内容が多い第1四半期の米GDPとしてはまずまずの内容。

NYダウ

米株式市場ではダウ工業株30種平均が反落し、前日比59ドル34セント(0.2%)安の26597ドル05セントで終えた。欧州の経済指標が弱く、世界景気の減速懸念が改めて意識され、資本財や素材株の売りを誘った。終値の前日比は、ナスダック総合指数が18.81安の8102.02、S&P500が6.43安の2927.25。この日発表の決算に対する反応がまちまちで方向感のない展開の中、利益確定売りが優勢となった。寄り付き前にボーイングとキャタピラーが決算を発表している。ボーイングは737MAXの墜落事故の影響で1株利益が予想を下回ったほか、通期の見通しの公表を中止した。キャタピラーは利益、売上高とも予想を上回った。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.8~6.2ドル高、中心限月の6月限が6.2ドル高、銀が12.0~13.1セント高、中心限月の7月限が13.1セント高。金6月限は反発。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となったが、予想以下の独IFO業況指数をきっかけに下げ一服となった。日中取引では、米企業決算がまちまちの内容となったことや、カナダ中銀の経済成長率見通し下方修正を受けて堅調となった。ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比6.2ドル高の1トロイオンス1279.4ドルで取引を終えた。銀7月限は、金反発につれ高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は反落した。WTIで期近の6月物は前日比0.41ドル安の1バレル65.89ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.41~0.35ドル安。その他の限月は0.29ドル安~0.02ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加したことが利益確定の売りを誘った。輸入量の増加が背景。製油所稼働率は90.1%まで上昇し、低水準だった原油消費量が上向く兆候はあるが、米原油生産量が日量1220万バレルと過去最高水準で推移していることもあって、取り崩しにはつながらなかった。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて続落。終値の前営業日比は4.50セント安~変わらず。中心限月の7月限は4.25セント安の356.00セント。大豆は揃って続落。終値の前営業日は7.75~0.75セント安。中心限月の7月限は15.25セント安の875.50セント。米コーンベルトでの作付進展見通しと世界的な増産観測を受けた小麦市場の軟調な足取りで売り優勢となるなか、買い方の手仕舞い急ぎの売りが促された。さらに、エタノール生産量は増加したものの、同時に在庫が増加したことが弱材料となった。シカゴ日中取引の引けにかけて下値を探る展開となり7月限は一代の安値を更新した後、安値に近い水準で終了。5月限、9月限も一代の安値を更新した。


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