朝刊:2019/04/26

ダウは134ドル安の続落。ゴールドは小幅続伸。オイルは反落。ドル買いも小休止の一服感あり

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=111円55銭~65銭で取引を終えた。世界景気の減速懸念が根強く、リスク回避の際に買われやすい円に買いが優勢になった。朝方発表された米経済指標は、新規失業保険申請件数は弱かったものの、3月の耐久財受注が予想を上回った。特にドル売りを誘発するような材料は見られなかったものの、明日のGDPを控えてポジション調整が出ていたのかもしれない。ドル円は111円50銭近辺に200日線が来ているが、その水準を下回る場面が見られた。今月半ば以降、112円ちょうど付近の狭い範囲での振幅が続いていたが、下向きの流れが出るか警戒される。東京勢は今週末から10連休に入る。1月の正月休みの時にフラッシュクラッシュが発生し、ドル円は短時間に104円台まで急落したことがあった。それらのリスクを警戒して売りヘッジも出ていたようだ。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比134ドル97セント(0.5%)安の26462ドル08セントで終えた。四半期決算が失望を誘った工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が急落し、ダウ平均を押し下げた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が16.67高の8118.68、S&P500が1.08安の2926.17。この日発表した決算を受け3Mが大幅安となっており、ダウ平均を190ポイント超押し下げている。これを受け他の産業株や銀行株などにも売りが広がった。ただ、ダウ平均は一時286安まで下げ幅を拡大したものの、後半にかけて下げ幅を縮小している。前日引け後に決算を発表したマイクロソフトやフェイスブックが買われており、IT株は底堅い動きを見せ相場全体をサポート。

NY貴金属

ニューヨーク金は小幅続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が0.2ドル安~0.3ドル高、中心限月の6月限が0.3ドル高、銀が4.3~3.6セント安、中心限月の7月限が3.6セント安。金6月限は小幅続伸。時間外取引では、押し目買いが入って堅調となった。日中取引では、株安を受けて買い優勢で始まったが、序盤の買いが一巡すると、上げ一服となった。週前半に約4カ月ぶりの安値を付けていたため、値ごろ感に着目した買いが入った。外国為替市場で対ユーロなどでドル買いが続いたため、ドルの代替投資先として逆の値動きになりやすい金の上値は重かった。銀7月限は、日中取引で金の上げ一服を受けて小幅安となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続落した。WTIで期近の6月物は前日比0.68ドル安の1バレル65.21ドルで取引を終えた。米原油在庫の増加や世界景気の減速で需給が緩むとの観測が相場の重荷だった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が 0.68~0.61ドル安。その他の限月は0.54~0.20ドル安。米国の制裁によってイランの生産量が一段と減少する見通しである一方で、イランの減産を穴埋めするためサウジアラビアやロシアを中心とした産油国が増産に動く可能性が意識されるなか、利益確定の売りが優勢となった。米国は各国にイランから原油を輸入しないように要求している。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は直ちに増産はしないものの、顧客の要求には応えると述べている。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて反発。終値の前営業日比は0.25~2.50セント高。中心限月の7月限1.25セント高の357.25セント。期近の7本が一代安値を更新したが、自律修正高となった。大豆は揃って反発。終値の前営業日は3.25~4.25セント高。中心限月の7月限は4.00セント高の872.75セント。米コーンベルトでは今週後半から翌週半ばにかけて雨がちな天気が続くとの予報を受けて作付遅延懸念が再燃するなか買い優勢で運ばれた。7月限は351.50セントまで下押されて一代の安値を更新したが、売り修正のための買戻しが入ったことも価格を押し上げた。


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