朝刊:2019/05/13

ダウは悪材料出つくしか?前日比114ドル高の大幅反発。ゴールドは続伸。オイルは反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は6営業日ぶりに反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=109円90銭~110円00銭で取引を終えた。米中貿易摩擦への警戒感からリスク回避目的の円買いが先行した。トランプ政権は2000億ドルの中国輸入品に対する関税を10%から25%への引き上げを発動した。トランプ大統領は「慌てる必要はない」と述べていた。中国がどのような対応を取ってくるのか見極めたい雰囲気もある中、米中貿易協議が長引くのではとの懸念から、きょうもリスク回避の雰囲気が強まった。米株式市場でダウ平均が一時358ドル安まで下げ幅を広げる中、ドル円はきのうに引き続き109円50銭を割り込む場面も見られた。ただ、金曜日の昼過ぎになってドル円は買い戻されている。2日目の米中貿易協議が午前で終了し、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、一旦悪材料出尽し感が出ているのかもしれない。中国の環球時報は、米中は北京で、次の協議を継続することで合意したと伝えていた。米株も買い戻しが強まる中、ドル円は110円台に戻す場面も見られた。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比114ドル01セント(0.4%)高の25942ドル37セントで終えた。米中貿易交渉の先行き警戒感から売りが先行したが、10日まで開かれた米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領などの発言が伝わると上昇に転じた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が6.35高の7916.94、S&P500が10.68高の2881.40。トランプ政権は2000億ドルの中国輸入品に対する関税を10%から25%への引き上げを発動し、トランプ大統領は「慌てる必要はない」と述べていた。市場では何を期待したらよいのかわからず、中国がどのような対応を取ってくるのか見極めたい雰囲気のようだ。そのような中、米中貿易協議が長引くのではとの懸念から、きょうも売りが優勢となり、ダウ平均は一時358ドル安まで下げ幅を広げる場面も見られた。ただ、昼過ぎから買い戻しが見られている。2日目の米中貿易協議が午前で終了し、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調にいった」と述べていた。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反発。終値の前日比は、金が2.0~2.2ドル高、中心限月の6月限が2.2ドル高、銀が1.6~1.9セント高、中心限月の7月限が1.7セント高。 金6月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議の1日目が終了し、リスク回避の動きが一服する場面も見られたが、米国の対中関税引き上げによる株安再開を受けて堅調となった。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数を受けて買い優勢となった。その後は米中の通商協議が建設的とされ、株高に振れたことを受けて上げ一服となった。米中の貿易摩擦への警戒がくすぶり、実物資産の裏付けがある金先物に買いが入った。米株式相場が下げ幅を縮小すると金先物は伸び悩んだ。銀7月限は、予想以下の米消費者物価指数や株高を受けて小幅高となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に続落した。WTIで期近の6月物は前日比0.04ドル安の1バレル61.66ドルで取引を終えた。期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.04~0.01ドル安。その他の限月は0.10ドル安~0.01ドル高。期近6月限は時間外取引は小高く推移し、今月6日以来の高値となる62.49ドルまで上昇。日中取引も序盤から中盤は小高く推移したが、日本時間の10日午後1時1分に、米国が中国からの輸入品2000億ドル分についての関税を10%から25%に引き上げられ、世界景気減速に伴う石油需要の減少が警戒された。米株が一時、大幅下落からリスク回避の動きも強く、上げ幅を削り、61.42ドルまで弱含みとなったが下値堅く推移。米国・イラン間の緊張による地政学的リスクが下支え要因となったものの、方向性を欠く展開となった。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近の主要限月が続落。終値の前営業日比は2.00セント安~2.75セント高。中心限月の7月限は1.50セント安の351.75セント。大豆は期近の主要限月が続落。終値の前営業日比は3.75セント安~1.50セント高。中心限月の7月限は3.50セント安の809.25セント。需給報告の発表まではこう着状態にあったが、需給報告において18/19年度の期末在庫量が引き上げられたことに加え、19/20年度の期末在庫率が事前予想を大幅に上回っていたことが弱材料視されて一気に地合いが軟化。7月限は350セントを割り込み一代の安値を更新したが、前日に2けたの下げ幅を記録した後に続いての続伸だったため売り警戒感が強まって買い戻され、終値ベースでは350セント台を回復した。


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