朝刊:2019/05/14

ダウは大幅反落。約三ヶ月ぶりの安値を付ける。ゴールドは一時、約一ヶ月ぶりの高値を付ける。オイルは反落

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比65銭円高・ドル安の1ドル=109円25銭~35銭で取引を終えた。米中貿易摩擦への警戒感から低リスク通貨とされる円は買われ、朝方に一時109円02銭と2月1日以来ほぼ3カ月半ぶりの円高水準を付けた。ドル円は先週に強いサポートとなっていた109円50銭をブレイクし、ストップを巻き込んで109円00銭付近まで下落する場面も見られた。ただ、米株の下げも一服したことから109円台は維持されている状況。トランプ大統領の関税引き上げに対して、中国が報復関税を発表したことで問題のエスカレート化に対する懸念が再び強まっている。中国は米国からの一部輸入品の関税を6月1日から25%に引き上げると発表した。規模は600億ドルで2493品目。また、中国の有識者が中国が保有する米国債の売却について協議しているとの報道も嫌気されている。ただ、これに関しては現実味が乏しく、有識者はきょうに限らず、常に議論しているとの見解も聞かれた。

NYダウ

米株式相場は大幅に反落した。ダウ工業株30種平均は、前週末比617ドル38セント(2.4%)安の25324ドル99セントと2月11日以来ほぼ3カ月ぶりの安値で終えた。中国が13日に600億ドル分の米国製品について追加関税の引き上げを発表し、米中の対立激化への懸念が増した。前日比は、ダウ工業株30種平均が614.39ドル安の25327.98ドル、ナスダック総合指数が267.96安の7648.98。トランプ大統領の関税引き上げに対して、中国が報復関税を発表したことで問題のエスカレート化に対する懸念が再び強まっている。中国は米国からの一部輸入品の関税を6月1日から25%に引き上げると発表した。規模は600億ドルで2493品目。また、中国の有識者が中国が保有する米国債の売却について協議しているとの報道も嫌気されている。ただ、これに関しては現実味が乏しく、有識者はきょうに限らず、常に議論しているとの見解も聞かれた。

NY貴金属

ニューヨーク金は続伸、銀は反落。終値の前日比は、金が13.0~14.5ドル高、中心限月の6月限が14.4ドル高、銀が1.9~1.1セント安、中心限月の7月限が1.3セント安。金6月限は続伸。時間外取引では、米中の貿易摩擦による株安を受けて上昇する場面も見られたが、戻りは売られて軟調となった。日中取引では、押し目を買われると、中国の報復関税発表を受けて急伸した。貿易摩擦の懸念から、実物資産の裏付けがあり安全資産とされる金先物が買われた。銀7月限は、時間外取引で株安を受けて軟調となったが、日中取引では金反発を受けて安値から戻した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は3日続落した。WTIで、期近の6月物は前週末比0.62ドル安の1バレル61.04ドルで取引を終えた。米中貿易摩擦の激化で米株式相場が大きく下落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.62~0.59ドル安。その他の限月は0.56~0.27ドル安。先週行われた米中通商協議が不調に終わり、両国が敵対的な関税の引き上げを再開することが金融市場全体を圧迫し、株安に連動して原油価格も下げた。世界経済が景気減速にとどまらず、景気後退に陥るとの懸念が高まっている。米中の石油需要は世界全体の約3割を占める。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて上昇。終値の前営業日比は0.50セント安~5.00セント高。中心限月の7月限は4.75セント高の356.50セント。大豆は期近の主要限月は続落。終値の前営業日比は6.75セント安~0.75セント高。中心限月の7月限は6.75セント安の802.50セント。米中通商協議が物別れで終わったことが弱材料となり7月限は一代の安値を更新。ただ、米コーンベルトでは雨は止んだものの、土壌水分の過剰や低温のため作付作業、発芽が洪水が発生する悪天となっていることで、作付け停滞した状態となっていることが買いを支援するなか切り返し、プラスサイドに浮上して引けた。


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