朝刊:2019/05/27

メモリアルデーを前にダウは95ドル高で下げ一服。ゴールドは反落。オイルは反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=109円25銭~35銭で取引を終えた。トランプ大統領の発言もあって、前日に高まっていた米中貿易問題への懸念が一服しており、ドル円も109円70銭近辺まで上昇する場面が見られた。しかし、その後は戻り売りに押されている。円高よりもドル売りがドル円を圧迫。ドル売りを誘発するファンダメンタルズ的な材料はないが、米市場が明日から3連休に入ることもあり、ポジション調整が出ているものと見られる。目先は今月安値の109円ちょうど付近が下値サポートとして意識される。

NYダウ

米株式相場は3日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比95ドル22セント(0.4%)高の25585ドル69セントで終えた。トランプ米大統領の発言を受け、米中貿易摩擦への過度な懸念が和らいだ。終値の前日比は、ナスダック総合指数が8.72高の7637.01、S&P500が3.82高の2826.06。前日は米中貿易協議への警戒感をきっかけに先行き不安も加わり、一時400ドル超下落していたが、その動きが一服。トランプ大統領がきのう、米中貿易協議は早期に合意に至る可能性に言及したことで安心感が出ていたようだ。また、ファーウェイとの取引については、合意に至った場合には、何らかの形でその中に含めるかもしれないと述べていた。メイ首相が6月7日に退陣することを発表したが、特に市場はネガティブな反応を見せていない。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は、金が2.2~1.7ドル安、中心限月の8月限が1.8ドル安、銀が10.8~5.4セント安、中心限月の7月限が 5.8セント安。金8月限は小反落。金の代替資産とされるドルが軟調に推移したものの、金は売り優勢だった。前日の引け後にトランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展するとみている」との認識を示したことが、悪化する米中貿易摩擦に対する警戒感を後退させた。主要な米株価指数は反発して引けた。トランプ米大統領は来月末のG20首脳会議で習近平・中国国家主席と会談する見通し。米株式相場が上昇し、実物資産の裏付けがありリスク回避目的で買われやすい金先物に売りが出た。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が反発した。WTIで期近の7月物は前日比0.72ドル高の1バレル58.63ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.72ドル高。その他の限月は0.74~1.11ドル高。 トランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展するとみている」との認識を示したこともあり、前日に大幅安となった反動が現れた。トランプ米大統領は来月末のG20首脳会議で習近平・中国国家主席と会談する見通し。また、同大統領が中東に約1500人を追加派兵するよう指示したことは、対立するイランとの緊張感を高めたが、増派については主に防御の役割であり、様子を見守るとも述べている。

シカゴコーン・大豆

コーンは期近から急反発。終値の前営業日比は3.00セント安~14.50セント高。中心限月の7月限は14.50セント高の404.25セント。大豆は総じて反発。終値の前営業日比は1.50セント安~8.25セント高。中心限月の7月限は8.25セント高の829.75セント。米コーンベルトで荒天が続き、日に日に作付け遅れ懸念が深刻化しているうえ、ミシシッピ川の水位上昇で一部でバージの運航が停止して、荷動きの低調さから現物ベーシが上昇していることに支援された。加えて、デイリーでの大口輸出成約が報告されたことも好感された。大豆に比べて大口投機玉の売り越しが大きく、米メモリアルデーの3連休を控えて、ファンドが損失覚悟の買い戻しに動いたことで、上げ幅が大きくなった。7月限はこのところ4ドル目前の攻防が続いていたが、4ドルに達したことで、ストップロスの買いがヒットして上げ幅が最も大きくなった。


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