朝刊:2019/05/29

連休明けのNY市場、ダウは大幅安の237ドル安。ゴールドは続落。オイルは米西部の悪天候から続伸。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに小反落し、前週末24日と比べ05銭円安・ドル高の1ドル=109円30銭~40銭で取引を終えた。市場予想を上回る米経済指標を受けドル買いがやや優勢だった。ロンドン時間には株式市場が軟化していたこともあり、109円台前半まで値を落とす場面も見られた。しかし、米株が上昇して始まったことで買い戻しも見られている。ただ、その後は米株が失速したこともあり、値を落としたものの、全体的には109円台半ばでの推移となった。中国の報道で中国政府は米国の要求を受け入れるつもりはないと伝わる一方で、トランプ大統領はまだ合意の準備はできていないと語っていた。米中問題に一向に合意の出口が見えない中、市場には懸念も根強い。しかし、先週のようなリスク回避の雰囲気は強まっておらず、ドル円も下値をサポートされている模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。前週末比237ドル92セント(0.9%)安の25347ドル77セントとこの日の安値圏で終えた。前週までの下落を受けて値ごろ感からの買いが先行したが、米中貿易摩擦が長引くとの見方が根強く、午後は売り優勢となった。値の前日比は、ナスダック総合指数が29.66安の7607.35、S&P500が23.67安の2802.39。寄り付きはIT・ハイテク株などの買い戻しが先行し上昇して始まった。ダウ平均は131ドル高まで一時上昇したものの、買い一巡後は伸び悩む動きとなった。中国の報道で中国政府は米国の要求を受け入れるつもりはないと伝える一方、トランプ大統領はまだ合意の準備はできていないと語っていた。米中問題に一向に合意の出口が見えない中、市場には世界経済への悪影響への懸念も根強く、株式市場も積極的に買い戻しが入る気配もなく、次第に戻り売りが強まっている。引けには見切売りも出てダウ平均の下げ幅は237ドル安まで拡大。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は、金が6.8~6.3ドル安、中心限月の8月限が6.7ドル安、銀が23.9~23.4セント安、中心限月の7月限が23.5セント安。金8月限は続落。時間外取引では、欧州議会選挙で欧州連合(EU)懐疑派が議席を獲得し、ユーロ安に振れたことを受けて軟調となった。日中取引では、ドル高や堅調な消費者信頼感指数を受けて売り優勢となった。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替投資先とされる金は売りが優勢となった。銀7月限は、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となり、2018年11月以来の安値。1426.5セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は続伸した。WTIで、期近の7月物は前週末比0.51ドル高の1バレル59.14ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.51~0.64ドル高。その他の限月は0.46~0.87ドル高。パイプライン輸送の要であるオクラホマ州クッシングが豪雨による洪水に見舞われたことが手がかり。クッシングを経由する輸送が制限された。米中西部では悪天候が続いている。米国とイランの対立を背景とした中東情勢懸念や、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産を続ける可能性があることも支援要因。OPECなどの産油国は日量120万バレルの協調減産を行っており、一部の国はこの規模を縮小しつつ年後半も供給を抑制することを示唆している。

シカゴコーン・大豆

コーンは総じて大幅続伸。終値の前営業日比は2.50~17.25セント高。中心限月の7月限は16.00ント高の420.25セント。大豆は軒並み大幅続伸。終値の前営業日比は17.50~26.25セント高。中心限月の7月限は26.25セント高の856.00セント。米コーンベルトでは今週末にまとまった雨が降り続いたことを受け、5月末が目前に迫るなか作付遅れに対する懸念が深まったこと、さらにはこれまでの荒天の影響で川の水位が上昇し、一部でのバージの運航停止が続いているうえ、引き続き洪水リスクを抱えた状態にあるなか、作付面積の縮小観測が強まったことで買いの手が広がった。


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