朝刊:2019/06/03

ダウは大幅に反落し355ドル安で、約四ヶ月ぶりの安値を付ける。ゴールドは続伸。オイルは三日続落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比1円35銭円高・ドル安の1ドル=108円25銭~35銭で取引を終えた。一時は108円28銭と1月中旬以来4カ月半ぶりの円高水準を付けた。米政府が30日、メキシコに追加関税を課すと発表した。きのうは一服していたものの、きょうの市場は再びリスク回避が強まっている。為替市場は円高の動きが強まった。トランプ大統領がメキシコが米国への不法移民流入を止めるまでは、同国に対する関税を最高25%まで引き上げていく方針を打ち出した。市場にとっては寝耳に水だったかもしれない。NAFTAに代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を脅かす行為でもあり、米中合意の可能性にも影響するとの声も出ている。米中対立の長期化に備えて企業はサプライチェーンを中国からメキシコにシフトするのではとの期待感もあっただけにネガティブ・サプライズとなっているようだ。 この日発表の中国の企業景況感指標が弱い内容となったことや、中国政府がレアアース輸出規制導入を示唆していることも警戒感に繋がっている模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、前日比355ドル11セント安の24814ドル77セント(速報値)と1月29日以来ほぼ4カ月ぶりの安値で終えた。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が354.84ドル安の24815.04ドル、ナスダック総合指数が114.57安の7453.15、S&P500が36.80安の2752.06。きのうは一服していたものの、きょうの市場は再びリスク回避の動きが強まった。トランプ大統領がメキシコが米国への不法移民流入を止めるまでは、同国に対する関税を最高25%まで引き上げていく方針を打ち出した。市場にとっては寝耳に水だったかもしれない。NAFTAに代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を脅かす行為でもあり、米中合意の可能性にも影響するとの声も出ている。米中対立の長期化に備えて企業はサプライチェーンを中国からメキシコにシフトするのではとの期待感もあっただけにネガティブ・サプライズとなった模様。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が8.8~18.7ドル高、中心限月の8月限が18.7ドル高、銀が4.2~7.7セント高、中心限月の7月限が7.6セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、米大統領のメキシコに対する関税発表や中国の製造業購買担当者指数(PMI)悪化などを受けて堅調となった。日中取引では、株安やドル安を受けて堅調となり、4月11日以来の高値1311.9ドルを付けた。貿易摩擦の激化への懸念から現物資産の裏付けがあり、リスク回避時に買われやすい金先物が上昇した。外国為替市場でドルが対円やユーロなどで下落したため、ドルの代替投資先とされる金を買う動きも出た。銀7月限は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となり、5月16日以来の高値1467.0セントを付けた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に3日続落した。WTIで、期近の7月物は前日比3.09ドル(5.5%)安の1バレル53.50ドルで取引を終えた。米政権がメキシコ製品に追加関税を課すと発表。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が3.10~3.09ドル安。その他の限月は3.08~1.03ドル安。米大統領のメキシコに対する関税発表で貿易摩擦が懸念されたことや、中国の製造業購買担当者指数(PMI)悪化で景気減速懸念が高まったことを受け、リスク回避の動きが広がったことが圧迫要因になった。トランプ米大統領はメキシコが米国への不法移民流入を止めるまで米国はメキシコからの輸入品に関税を課すと表明した。6月10日に5%の関税を課し、問題が解決しなければ10月1日に最高25%まで引き上げるとした。また5月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は49.4、事前予想49.9を下回る。活動拡大・縮小の節目となる50を再び下回り、景気減速懸念が高まった。

シカゴコーン・大豆

コーン軒並み大幅反落。終値の前営業日比は9.25セント~4.50セント安。中心限月の7月限は9.25セント安の427.00セント。大豆は総じて大幅反落。終値の前営業日比は11.50~8.00セント安。中心限月の7月限は11.25セント安の877.75セント。米コーンベルトでの深刻な作付遅延を手掛かりにした買いが見られ、取引序盤には437.50セントに達する動きも見られたうえ、強気な純輸出成約高報告も買いを支援する要因になったが、トランプ大統領によるメキシコへの制裁関税の発表を受けて世界経済減速懸念が強まるなかリスク回避の動きが見られたこと、米コーンベルトでの天候回復が弱材料視されたうえ、これまで続伸した後に週末を迎えたことで修正のための売りが入り軟調で取引を終えた


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。