朝刊:2019/06/13

ダウは小幅続落の43ドル安。ゴールドは続伸。オイルは大幅反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばい。前日と同じ1ドル=108円45銭~55銭で取引を終えた。5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、円買い・ドル売りが先行した。ドル円に関しては値を戻したという格好で、108円台半ばへ戻したあとはもみ合いに。米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る弱さとなったことで、一時ドル売りも動きも限定的。早期利下げ期待が若干上昇する格好でドル売りが入ったものの、ロンドン市場での安値にも届かず値を戻した。ユーロはトランプ発言などが重石となり、1.12台へ値を落とす展が見られた。トランプ大統領は、ノルドストリーム2へのけん制姿勢を強めている。ドイツがロシア産原油をバルト海経由のパイプラインで調達するノルドストリーム2計画については、かねてから米国が警戒感を示しているほか、北欧、東欧などからも警戒感が出ている。トランプ大統領は制裁検討を発表し、ユーロ売りに。

NYダウ

米株式相場は続落した。ダウ工業株30種平均は、前日比43ドル68セント(0.2%)安の26004ドル83セントで終えた。半導体関連株など個別に売り材料が出た銘柄が下げ、ゴールドマン・サックスなど金融株の下落も相場の重荷となった。昨日7営業日ぶりに小反落を見せたダウ平均は、本日も下げ幅は小さいものの軟調、終値の前日比は、ナスダック総合指数が29.85安の7792.72、S&P500が5.88安の2879.84。一昨日までの6営業日続伸の調整が見られる展開に。トランプ大統領がドイツのパイプラインプロジェクトに関する懸念を表明したことが、米欧の通商問題を含めた対立につながる可能性が意識されて、やや警戒感出た面も。香港での容疑者の本土への引き渡しなどを巡った抗議行動の活発化なども懸念材料として意識されていた。米中通商問題の進展がまるで見られず、今月のG20サミットへ向けた期待感が後退していることも株安の流れを誘っている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が4.8~5.6ドル高、中心限月の8月限が5.6ドル高、銀が0.1~1.6セント高、中心限月の7月限が1.3セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議に対する懸念などを受けて堅調となったが、欧州時間のユーロ高一服を受けて上げ一服となった。日中取引では、利食い売りが圧迫要因となったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測などを受けて押し目を買われた。米株式相場が下落し、現物資産の裏付けのある金先物にリスク回避目的の買いが入った。早期の米利下げ観測が根強く、金市場への資金流入が続くとの見方も相場を下支えした。銀7月限は、金堅調につれ高となったが、ユーロ安に上値を抑えられた。

NY原油

NYMEXで原油先物相場が大幅に反落した。WTIで期近の7月物は前日比2.13ドル(4.0%)安の1バレル51.14ドルで終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.15~2.13ドル安。その他の限月は2.14~1.10ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が増加したことが重しとなった。在庫増加によって石油需要の弱さが連想され、売りが加速した。米原油在庫は2017年7月以来の高水準を塗り替えており、過去5年平均を8%ほど上回っている。EIA週報で、製油所への原油投入量は日量1706万4000バレルまで拡大し、製油所稼働率は93.2%まで上向いているものの、昨年ほど活発に原油は消費されていない。米国はガソリンの需要期に入っているが消費はやや弱く、ガソリン在庫が潤沢であることもあってガソリン生産は前年割れを続けており、原油消費の伸びが抑制されている。

シカゴコーン・大豆

コーンは続伸。終値の前営業日比は2.50セント安~2.25セント高。中心限月の7月限は2.25セント高の430.00セント。大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は1.00~18.75セント高。中心限月の7月限は18.75セント高の878.00セントUSDA月例需給報告を受けて大幅高となった前日の流れを引き継いだ。大豆の確りとした足取りも買い支援材料となったが、前日に急伸した後で修正の動きが強まり、上げ幅は限られた。427.75セントで取引を開始した7月限は寄り付き直後に値を落としたが、その後はアジアの時間帯終盤まで426.00~427.75セントのレンジ内での高下となった。


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