朝刊:2019/06/14

ダウは3日ぶりの反発で101ドル高。ゴールドは続伸。オイルは大幅反発。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は上昇し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=108円35銭~45銭で取引を終えた。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小観測を背景にした円買いが優勢だった。午前中はドル高円安の動きが優勢で、一時108円54銭を付ける動きが見られたが、108円50銭超えでの買いに慎重な姿勢が見られNY午後は売りが優勢となった。ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃について、米国務長官がイランの責任と発言したこともありリスク警戒の動きが広がる展開に。NY原油の上昇などもあり、ドル円の頭を押さえた。米株が反発したにもかかわらず、米債利回りの低下が見られ、ドル売りに寄与した面も。ユーロドルは頭の重い展開に。イタリア20年債発行などの報道に財政問題に対する警戒感が広がりユーロの重石となった面も。ユーロ円の頭も重い。保守党党首選第1回投票が行われ、ボリスジョンソン前外相が差をつけて一位となったポンドは大きな方向性は見られず。二位に穏健派のハント外相が入り、今後の情勢次第との思惑が広がったことで動きが出にくかった面も。

NYダウ

米株式相場は3日ぶりに反発し、ダウ工業株30種平均は前日比101ドル94セント(0.4%)高の26106ドル77セントと5月6日以来、ほぼ1カ月ぶりの高値で終えた。原油先物相場の上昇で石油株が買われた。終値の前日比 、ナスダック総合指数が44.41高の7837.13、S&P500が11.80高の2891.64。 原油安の流れで値を落としていた原油関連株に買戻し。ホルムズ海峡沖の日本向けタンカーへの攻撃を受けてNY原油が上昇したことが背景に。米金融大手が動画配信サービスの成長見通しを上方修正したことで、ディズニーが4.44%高と大きく買われた。ダウ採用銘柄ではディズニー、原油関連だけでなく、消費関連もしっかり。薬局大手ウォルグリーン、ホームセンター大手ホームデポなどが堅調。一方メルク、ファイザーなど薬品関連が軟調。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は続伸。終値の前日比は、金が6.5~7.3ドル高、中心限月の8月限が6.9ドル高、銀が12.9~14.9セント高、中心限月の7月限が13.9セント高。金8月限は続伸。時間外取引では、ユーロが上げ一服となったが、オマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受けたことを受けて堅調となった。日中取引では、戻りを売られる場面も見られたが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を背景に押し目を買われて上値を伸ばし、7日以来の高値1347.0ドルを付けた。石油タンカーが攻撃されたのを受けて中東情勢を巡る警戒感が強まり、現物資産の裏付けがある金先物には逃避資金が流入した。ポンペオ氏の発言が伝わった通常取引の終了直後に一段高となった。銀7月限は、金堅調や株高を受けて買い優勢となった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は大幅に反発した。WTIで、期近の7月物は前日比1.14ドル(2.2%)高い1バレル52.28ドルで取引を終えた。石油輸送の要所の中東ホルムズ海峡近くで石油タンカーが攻撃されたのを受け、原油供給や中東情勢の緊迫に対する警戒感が強まり買いが優勢になった。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.14~1.17ドル高。その他の限月は0.54~1.18ドル高。ホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受けたことから、供給不安が高まった。ホルムズ海峡は石油輸送の要所で、世界の需要の2割近くの石油が日々通過しており、タンカーが航行できなくなった場合の影響は甚大。タンカー攻撃には機雷が用いられたとみられており、単なる武装組織の行動ではないという。ポンペオ米国務長官は具体的な証拠を示さなかったものの、攻撃の背後にイランがあるとの判断を示した。

シカゴコーン・大豆

コーンは大幅続伸。終値の前営業日比は0.25~12.00セント高。中心限月の7月限は12.00セント高の442.00セント。大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は2.25~10.00セント高。中心限月の7月限は10.00セント高の888.00セント。米コーンベルトでの降雨および低温予測を受けて、作付そして生育遅れに対する懸念が強まるなか買い優勢となった。米農務省(USDA)がメキシコ向けの大口成約を発表したことも買いを支援するなか7月限は昨年6月以来となる440セント台に達し、その後も値位置を落とすことなく高値圏で引けを迎えた。中心限月の7月限は429.75セントで取引を開始した後に値位置を切り上げ、アジアの時間帯中盤に436セント台に到達した後は、欧州の時間帯後半まで436. 00~437.50セントのレンジ内での高下となった。欧州の時間帯後半には地合いが軟化する場面も見られたが、再び430セント台後半の値位置を回復。


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